自分の心のなかを丁寧に見つめて
「絞り込む」ということが、この下半期の天秤座のキーワード。人間関係は「友達100人」よりもひとりの親友がいることが大切に思えますし、仕事もあれこれ手を広げるのはもっと先のつもりで行動したほうがよいでしょう。今の自分のキャリアで成し遂げるべきことだけに目標を絞り、そこに全力投球することになるでしょう。
なかには断ることが惜しい話もあるでしょうし、人間関係が勝手に広がっていくこともあるでしょうか。その場合も、数が増えればその分、エネルギーは散漫になりがちで、本当に大切なことに力を尽くせなくなります。優先順位をつけて、頑張りたいことを守れると安心です。
「絞り込む」というのは人間関係でも同様で、家族や親族など、クローズドなコミュニティで話し合うべきテーマが持ち上がる人もいそうです。たとえば遺産相続、住宅ローン、金銭的な支援の依頼などは、前向きな話ができるでしょう。既婚カップルの場合は、パートナーの収入が増えたり、それに伴って家事の負担が少し増えたりするのかもしれません。こうした話はともすればギスギスしがちな部分もありますが、「あなただから話せるよ」などと、信頼と感謝をもって臨んでみるといいのかもしれません。といっても、あなたなら普段から、そうしたコミュニケーションをなさっているでしょうね。
拡散ではなく集中する時期ですから、悩みが深くなったり、我慢に我慢を重ねてフラストレーションがたまったりする傾向もあります。必要であればカウンセリングやコーチングを受けてみるといいでしょう。また、神社仏閣やパワースポットとの相性もいい時期に当たっています。
運は人づてにもたらされるかも
仕事では、ひとつのことを深く掘り下げることで成果を出せる時期です。研究職、専門職の人は、難しい状況にあっても諦めずにいたいところ。というのも、2024年5月末までは、こだわり抜いてこそいい結果につながる、「究めがいのある時期」だからです。トライ&エラーで次々とやり方を変えるよりも、じっくりと時間をかけて実験やリサーチをするといいでしょう。また、星回り的に「常識から考えればこう」という思い込みにとらわれがちでもあります。ただ、「何が常識で、自分がどの程度偏っているのか」は自分ではなかなか気づきませんし、仮に気づけたとしても意志の力でどうにかできたりはしないもの。ほかの人の意見を聞いたり、まったく違うジャンルの発想を真似したりと、意図的に発想を飛躍させるアクションを取ってみるとよさそうです。
引き立て運にも恵まれるときで、目上の人の推薦で重要なプロジェクトに抜擢されたり、特別扱いのようにして直接レクチャーを受けたりする機会に恵まれます。なかには「自分には荷が重すぎる」と感じてしまうようなオファーもあるかもしれませんが、ここであなたにもたらされるものは、決して「誰でもいい」お話ではありません。あなたが粘り強く頑張ってきた姿を見て「あなただから、お願いしたい」という思いがこもっているはずですから、できる限り引き受けてみたいところです。
人によっては事業継承など、親の会社や仕事を引き継ぐ話も出てくるかもしれません。
愛が深いからこそため込まない工夫を
愛はこの下半期を通して、重みを増します。あなたのなかで重要度が高まるのですが、それを態度や表情に出しすぎたり、察してもらおうとしたりすれば、いやな言い方ですが「重い」と言われるような状況になりやすいのです。もともと、あなたは人とのベストな距離感を見極めるのはお得意ですし、相手の気持ちをくむことにも長けています。きっと険悪になったりはしないだろうと思うのですが、自分でも気づかないうちに気持ちが強くなりすぎることもあるかもしれません。それを「うれしい」と思ってくれる相手ならいいのですが、往々にして差があるものなのですよね。
カップルはふたりきりで過ごす時間を多めに取るのがおすすめ。おうちデートのほか、ドライブデートや内風呂つき温泉への旅行なども愛が深まります。一方、結婚したいけれど相手が乗り気でない場合は、確約を得ようと頑張りすぎると険悪に。この時期は、安心したいという気持ちがとても強まるとき。ただ、前述のように愛情というより重さとして受け取られやすい時期なので、かえって気まずくなりやすいのです。特に夏は我慢に我慢を重ねたことが限界に達し、突然爆発してしまいやすい予感。結果、すべてをリセットするかのように別れに至ることも。せっかくのご縁ですから、せめて話し合えるといいですね。
恋を探している人は妙にモテる時期ではあるものの、相手に正式なパートナーがいるなどインモラルな関係になりやすい傾向も。つき合うならば順番は守る、それが笑顔でいられる未来につながると覚えておいてください。また、6月上旬から10月上旬にかけて、友達が恋人に発展するような展開がありそう。「酔った勢いで」「ノリでなんとなく」といったスタートは曖昧な関係になりやすいのでご注意を。