三人の先読み賢者が予測。2019年後半から2020年はどうなる?

令和・新時代の過ごし方をアドバイスしてくれた、3人の先読み賢者たち

木原誠太郎さん
電通やミクシィでマーケティングを担当し、様々な企業のコンサルティングに関わる。2013年、「ディグラム・ラボ」を設立。現在は、心理学×統計学で人間の本質を分析し、カウンセリングする「ディグラム」の研究を進めている。京都造形芸術大学客員教授。最新著書に『もしアナタが食べものだったら性格診断』(ポプラ社)がある。フジテレビ系バラエティ番組「ホンマでっか!?TV」に出演中。
https://www.poplar.co.jp/pr/moshitabe/

イヴルルド遙華さん
西洋占星術、算命学、姓名判断、タロットなど多くの占いを研究し、オリジナルのフォーチュンサイクル表、「ネイチャーフォーチュン占い」を考案。『幸せを呼び込む! ネイチャーフォーチュン占い』(宝島社)など多数の著書を持ち、雑誌、WEBサイトにも占いコンテンツを提供。東京・代官山に鑑定ルームを持つ。
https://www.ineori.com

橋本京明さん
神官の家系に生まれ、陰陽師の祖父を持つ。幼い頃から念視や予知をするなど不思議な力を持ち、8歳から四柱推命、紫微斗数など、数々の占いを学び始める。2008年に、地元である福島県にて「橋本京明オフィス」を開業。著書に『神さまに愛される 本当に願いが叶うお参り』(辰巳出版)などがある。
https://www.last-onmyoji.jp

統計学的に見ると、ちょっと“幸せ度”が落ちている状態(木原)

三人の先読み賢者が予測。2019年後半かの画像_1

木原誠太郎さん(以下K)僕は統計や心理が専門なので、マクロな視点で日本全体がどのような考えを持っているのかを常にウォッチしています。この1年間のデータ上の大きな変化は、“やや幸せ度が落ちている”。その原因は、経済的なものではなく、心が窮屈になっていたり、今に飽きていたりするせいで、その結果、“次の動きを考えなくてはいけない”と焦りや危機感を感じている人が増えているためです。

イヴルルド遙華さん(以下E)それはよくないですね〜。

K といっても、ジャンプする前に膝を曲げて、力を蓄えているような感じに近い。次に行くための準備のときなのかなとも思えます。

橋本京明さん(以下H)経済や物事の流れも停滞してしまうのでしょうか?

K 逆に流れが速すぎて、多くの人が何が起こっているか気づいていない感じかもしれません。その流れに付いていけている人と、そうでない人がいて、付いていけていない人が大多数です。世の中のムードを決めるのがその大多数の人なので、このような結果になっているのでしょう。

今、日本に「チャンス期」が到来中! でも来年8月には……(イヴルルド遙華)

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E 「フォーチュン運命占い」は、マインドナンバーとエレメントを使い、占う対象を90パターンのタイプに分けることができます。人だけでなく国の運勢も占うことができるので、日本を占ってみたところ、「太陽のキング」という運を持っていました! 日本にぴったりですよね。さらに日本は今、「チャンス期」というサイクルに入っていて、20年に一度の幸運期を迎えています。令和という新年号を迎える年にマッチしていますね。

K とうことは、アンラッキーな期間もあるということですか?

E そうなんです。2020年の8月から5年間、アンラッキーな時期に入るんですよ。今、大企業にトラブルがあったりして、社会の闇みたいなものが浮き彫りになっていますよね。でも、実は私たちにも同じようなことが起きていて、その変化を、2020年8月までにどうチャンスに変えるかということを考え、行動していくことが課題なのだと思います。

H 東京オリンピックもあり、世の中も変わりますしね。

K やはりその辺りがターニングポイントになるのかな。

我慢する人が多い時期。来年もこの状況は続きそう(橋本京明)

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H 「陰陽道」の考え方のベースは「陰陽五行説」です。世の中全ての現象は、「陰」と「陽」の2つの側面を持ち、「木・火・土・金・水」の五つの要素に分けられるというものです。それで今年を占うと、今年は「己亥」の年で、「己」は土の要素、「亥」は水の要素で、土が上から水を攻撃している状態に。上から圧力をかけられるという運気を持つ年なので、我慢をしなくてはならない人が多く、そのことで迷いが出て、余裕もなくなってきている。

E 最近、「まさか、そんなことが!?」というような事件も多いですよね。2020年もその流れは続くんですか?

H 2020年は「庚子」の年で、「庚」は金の要素、「子」は水の要素なのですが、いい面と悪い面の両方を持っているので、どう出るか読みにくい年ですね。また、僕は毎年、さまざまな運気を考慮して暦を作っているのですが、来年はイレギュラーな動きがあり、暦が作れないんです。

K そんなことってよくあるんですか?

H 基本的にはありません。因みに、同じように暦が作れなかったのは1582年で、武田勝頼らが自害し武田家が滅亡することになった甲州征伐(天目山の戦い)、本能寺の変が起こった年でした。

K それは怖い! 今の世の中を見ても、大きな流れの中で少しずつズレができて、構造上おかしなことが起きている気がします。

E となると、この不安定なムードはこれからもっと増えていくかもしれませんね。

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