【6/30夏越の祓え】で心身を清めて、2024年下半期の無病息災を願おう【今週の占い便り 6/25〜】

6月30日は、神道の伝統行事「夏越の祓え(なごしのはらえ)」が行われます。この行事は、半年の節目となる6月末日に、半年の間に身に溜まった罪や穢(けが)れを落とし、残り半年の無病息災や厄除けを祈願するもの。京都の貴船神社や東京の日枝神社など、全国各地の神社で行われる神事です。

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「夏越の祓え」は「水無月祓(みなづきのはらえ)」とも呼ばれており、古くから特定のお菓子を食べる風習がありました。その名も「水無月」といって、ういろうの生地に小豆を散らして三角に切ったもの。この時期に和菓子屋さんに行くと見かけることが多いかと思いますが、それです。古代の宮中行事に由来し、小豆が魔除けの意味を持つことから、食べることで厄除けを願います。

シンプルなお菓子ですが、米粉や小麦粉ではなく葛粉でつくられたものや、やわらかいまたは歯ごたえのあるものなど、お店によって味わいが異なるので、食べ比べするのも楽しそう。ついつい買いすぎてしまいそうですが、行事食としていただくのなら、「夏越の祓え」の当日である6月30日に食べるのがおすすめです。

「夏越の祓え」には、神社の境内や鳥居の下に、茅(ちがや)で作られた大きな輪が設けられます。この茅の輪をくぐることで、半年間の厄を落とし、身を清めることができるとされています。この「茅の輪くぐり」は、日本全国の神社で行われておりますが、特に人気の神社では混雑が予想されます。かくいうわたしも、神社に入るまで数時間並んだこともありますから、事前に情報収集をしてから出かけたほうがよさそう。

また、人形(ひとがた)を奉納する儀式も行われます。人形とは、紙や布で作られた人の形をしたもので、自分の名前や年齢を書き、自分の体を撫でて穢れを移します。神社では、その人形をお焚き上げするなどで、半年の罪や穢れを祓い除くのです。ここ半年の、知らず知らずのうちに付いてしまった罪穢れなど良くないものを祓う事で、心身のリセットと、新たなスタートにつながります。

今年の6月末はちょうど週末にあたるため、家族や友人と一緒に、「夏越の祓え」の行事を行う神社を訪れてみてはいかがでしょうか。自宅から近い神社を探してみたり、少し遠出して、吉方位にある神社を訪れるのもご利益がありそう。お祓いを受けることで、心身がリフレッシュされ、後半のスタートを切るためのエネルギーを得ることがきっとできますよ!(編集R)