皇后ジョゼフィーヌのティアラに由来する高貴な佇まい

愛や人生を謳歌し、18世紀の美学を築き上げた、初代皇帝ナポレオン一世の妻ジョゼフィーヌ。1780年に創業したショーメは、ナポレオン一世と皇后ジョゼフィーヌの御用達ジュエラーであり、数々の歴史的ティアラも手がけてきた。芸術と文化に深い造詣を持ち、洗練された感性を備えたメゾンの初代ミューズである皇后に、オマージュを捧げ、2010年に誕生したのが「ジョゼフィーヌ」コレクションだ。

1919年制作。ジョゼフ・ショーメによるティアラ「ブルボン=パルム」
1919年制作。ジョゼフ・ショーメによるティアラ「ブルボン=パルム」
 

1919年にはジョゼフ・ショーメがプラチナとダイヤモンドのティアラ「ブルボン=パルム」を制作。このティアラを想起させるのが、トロンプ ルイユと言われるショーメのシグネチャーである技法。2つのブリリアントカットダイヤモンドで、大粒のペアシェイプパターンを構成することで、華やかな雰囲気を演出している。

ダイヤモンドとプレシャスジェムストーンとの組み合わせも「ジョゼフィーヌ」コレクションの大きな魅力のひとつ。色と輝きのコントラストは、洗練されたエレガンスを体現している。200年以上もの昔から、ショーメで脈々と受け継がれてきたエレガントなジュエリーを愛でて。

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