【ポメラート】【リニエ】海のように透き通る“ブルー”の色石ジュエリー4選

さんさんと降り注ぐ太陽の光にきらめく海。夏に恋い焦がれる美しい“海”をまとえるとしたら? SPURの人気連載「寝ても覚めてもきらめきたいの」から、清涼感たっぷり、まるで海のようにきらめく色石ジュエリーを紹介。ノスタルジックな夏の思い出がよみがえる、そんなエッセイとともにお気に入りを見つけて。

さんさんと降り注ぐ太陽の光にきらめく海。夏に恋い焦がれる美しい“海”をまとえるとしたら? SPURの人気連載「寝ても覚めてもきらめきたいの」から、清涼感たっぷり、まるで海のようにきらめく色石ジュエリーを紹介。ノスタルジックな夏の思い出がよみがえる、そんなエッセイとともにお気に入りを見つけて。

【リニエ】アマゾナイトが描く、息をのむほど美しい景色

リニエのアマゾナイト イン クォーツを用いたリング。ブルーと水晶の美しいマリアージュ

DEEP SEA RING〈K18YG、アマゾナイト イン クォーツ〉¥253,000

波打つようなアームを添えて、海に差し込む光をイメージしたLiniE(リニエ)の「DEEP SEA」リング。幼少期から父に連れられてよく海に行っていたというデザイナーの新美文栄さんが、自身の記憶のかけらにインスピレーションを得て作り出した一点ものだ。

アマゾナイトがクォーツ(水晶)と混ざり合ったその石は、アマゾナイト イン クォーツ。透き通った部分と鮮やかな部分、ほんの少し褐色に濁った部分が混在し、まるで移りゆく心模様を映し出しているかのよう。

「希望の石」と呼ばれているアマゾナイト。海に差し込むひと筋の光のように、暗闇を照らす光明のように、希望の道しるべになってくれるはず。

【ポメラート】耳もとに涼を運ぶ“ヌード”スカイブルートパーズ

ポメラート「ヌード」イヤリング。スカイブルートパーズと、パヴェセッティングされたダイヤモンドとのアンサンブル

「ヌード」イヤリング〈K18RG、WG、スカイブルートパーズ、ダイヤモンド〉¥1,870,000

スカイブルートパーズと、パヴェセッティングされたダイヤモンドとのアンサンブル。耳もとに涼を運ぶその耳飾りは、ポメラートを象徴する「ヌード」コレクションから。

みずみずしいスカイブルートパーズには、57面の不規則なファセットがほどこされている。一見ランダムなようで、じつは計算されたもの。57といえば、ダイヤモンドが最も理想的に輝くとされるブリリアントカットも57面体。同じファセット数を、あえてダイヤモンドではないストーンに採用する。大胆で型破りなデザインに、イタリアンジュエラーらしい遊び心と茶目っけがうかがえる。

ころんとボリュームのある大粒のジェムストーンのやさしい色彩ときらめきが夏の日差しによく似合い、横顔を鮮やかに彩って。

【モナカ ジュエリー】アクアマリンと海の夢

サンタマリア アクアマリンの淀みない青に魅了されるリング

ツイスト リング〈K18YG、アクアマリン〉¥176,000

モナカ ジュエリーの「ツイスト リング」が魅せるのは、アクアマリンの中でも極めて発色が美しいとされる、サンタマリア アクアマリンの青。

海面に反射する陽の光のような、やさしさと奥行きを湛えた1.18カラットを、イエローゴールドの装飾がそっとすくい上げるように繊細に縁取る。

異質なもの同士の可憐なたわむれに耳を傾ければ、色石が奏でる異国の海の唄が聴こえてきそうだ。

リングを身に着けた女性のイラスト

【Last Dance】一点の濁りもない鮮烈な青

Last Danceのブルークオーツのリング。

リング〈18KYG、ブルークォーツ〉¥107,800

カップケーキみたいなギザギザの台に小高く鎮座する、ウソのように真っ青な色石。一点の濁りもない鮮烈な青、透明度の高いこの石は、ブルークオーツと呼ばれる人造石。

人の手によって生み出された石でありながら、天然の水晶と同じ組成構造を持つ。人工とはいえここまでムラなく均一な発色を実現するのは至難のわざだそうで、これこそまさに努力の結晶。色石の「Matt(マット)化」とでも言いましょうか、出自はどうであれ、底知れぬパワーが宿っている。

ブルーのリングを付けた手もとのイラスト

美しすぎる色もさることながら、「ジュエリーとはこうあるべき」みたいな固定観念を華麗に打ち砕く、型にはまらない発想にも心惹かれた。キラキラと装飾するのではなく、ミニマルに、シルエットを誇張させて。その佇まいはどことなくバレンシアガ的なアティチュードを思わせる。
ジュエリーを主役に、モードなケミストリーに挑戦したくなる。そんなLast Danceのリングに注目して。

*リンク先記事内の商品価格はオリジナル記事の公開当時のものです