【ピアジェ】のジュエリー、「ポセション」​​|人生を彩る名品図鑑

メゾンの卓越したクラフツマンシップ、比類なき完璧なデザイン、素材への飽くなき追求……。時代を超えタイムレスな輝きを放つ名品には必ず、“愛され続ける理由”がある。連載「人生を彩る名品図鑑」では、そんな名品が名品たる所以を徹底解剖。

今回紹介するのは、ピアジェの「ポセション」。

メゾンの遊び心とサヴォアフェールを宿した、アイコンジュエリー

ピアジェが手がけた初のファインジュエリーコレクション

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標高1000メートルを超えるスイス・ジュラ山脈の小さな村、ラ・コート・オ・フェの地で、ジョルジュ=エドワール・ピアジェによって1874年に誕生したピアジェ。創業時わずか19歳だったジョルジュは、一族がラ・コート・オ・フェに所有していた農場内に最初の工房を構え、高性能ムーブメントの制作をスタート。瞬く間に一流の時計職人として頭角を現し、ピアジェを最高峰のウォッチマニュファクチュールメゾンへと導いていった。

ウォッチメイキングに情熱を注ぐジョルジュがモットーに掲げていたのは、“常に必要以上に良いものをつくる”ということ。卓越性を追い求めるこのジョルジュのパイオニア精神は、メゾンの長い歴史の中で常に指針となり、ピアジェ家の代々の当主や、デザイナー、そして職人たちに受け継がれることに。その後ピアジェは、ウォッチメイキングのみならず、そこで培った技術力とノウハウを生かしてジュエリー製作にも挑み、世界で愛される“ラグジュアリー ウォッチ&ジュエリーメゾン”へと飛躍を遂げていった。

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さて今回フィーチャーするのは、そんな“ジュエリーメゾン”としてのピアジェの魅力。多彩なラインナップを誇るピアジェのジュエリーコレクションの中でも、アイコニックな存在感で人気を集めるのが、1990年に誕生した名作「ポセション」だ。“究極の着け心地を持つジュエリー”をコンセプトに生まれたピアジェ初のファインジュエリーコレクションであり、リング状のパーツが回転するという、驚きの仕掛けを備えたデザインが特徴。

ジェムセッティングから金細工、設計技術まで、あらゆる面において卓越性を極めた「ポセション」は、まさに“常に必要以上に良いものをつくる”というメゾンのモットーが息づく逸品。ピアジェの優れたデザイン力、技術力、そして類稀なる創造力を余すところなく堪能できるプレシャスなコレクションとして、発売から30年以上たった今も愛され続けている。

「物事が好転しますように」—そんな願いを込める、お守りジュエリー

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フランス語で「所有」を意味する「ポセション」は、そのエレガントでリッチなデザインを通して、途切れることのない「愛」と「絆」を表現。さらに“特別な未来を切り開くジュエリー”をコンセプトに掲げ、回転するリングの動きには、「幸運」や「幸福」「成功」といった前向きなエネルギーが込められている。

「好転」という言葉があるように、リングパーツをくるくると回転させる行為は、それ自体が幸運を祈るおまじないのよう。「ポセション」は単なるジュエリーではなく、まるでタリスマン(お守り)のように寄り添い、装う人の新たな可能性と魅力を引き出してくれるのだ。

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またボリュームのあるフォルムで存在感がありつつも、悪目立ちすることなく、日々の装いをさりげなく格上げしてくれる上品なデザインも魅力のひとつ。日常のあらゆるシーンを輝かせ、一つひとつの仕草を美しく見せるデイリージュエリーとしての万能さも人気を支えている。

毎日、肌身離さず身につけたくなるような、“人生をエナジャイズするジュエリー”。それこそが「ポセション」の真価といえるだろう。

コレクションの芸術性を高める、随所に秘められたサヴォアフェール

ピアジェのジュエリーの卓越性を支えているのは、金細工職人やジェムセッターなど、メゾンが誇る各分野の職人たち。「ポセション」コレクションにおいても、彼らの特別な技巧が随所に秘められている。

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ダイヤモンドを半球状のゴールドの溝で囲むことで、ドラマティックな存在感を生む“ハーフムーンセッティング”。エレガントで華やかなパヴェセッティングとともに、ポセションのデザインのシグニチャーとなっている。

例えば、「ポセション」のデザインのシグネチャーともいえる“ハーフムーンセッティング”は、センターダイヤモンドを2つの半球状のゴールドの溝で囲むことでストーンを強調し、輝きを際立たせるユニークなセッティング方法。この大胆で繊細なセッティングは、アトリエでジェムセッターたちが手作業で一つひとつ丁寧に行っているというから、なんとも贅沢だ。

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デコ パレスは不規則な縞模様の切り込みが特徴。

また「ポセション」のコレクションの中には、ウォッチメイキングで伝統的に用いられるギョーシェ彫りからインスピレーションを得た、“デコ パレス”と呼ばれるピアジェ独自の金細工技巧を採用したアイテムも。ゴールドに刻まれた不規則な縞模様の彫り込みは、クリエイションに豊かな表情をプラス。その精巧さと眩い輝き、そしてゴールドとは思えないほどなめらかな肌触りにも職人技が光っている。

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彫刻的な美しさを放つ、チェーンを形どった装飾。

そのほかにも、創業150周年を祝い2024年5月に誕生したばかりの「ポセション」の新作では、ピアジェのチェーン職人たちの高度な専門技術を讃えるアイテムが登場。芸術品のように繊細なゴールドのチェーンにダイヤモンドを敷き詰めた壮麗な装飾は、金細工職人やジェムセッターたちの鍛錬の結晶だ。

このように、常に高みを目指す職人たちのサヴォアフェールが、随所に発揮された「ポセション」コレクション。この最高峰のクリエイションが唯一無二の感動を生み、「ポセション」をプレシャスジュエリーとして輝かせている。

SPUR.JP厳選! 「ポセション」カタログ8選

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リングからスタートした「ポセション」コレクションは、現在ブレスレット、ペンダント、イヤリングなどバリエーションも豊富にアイテム数を拡大し続けている。エレガンスを纏ったアイテムはどれも、時代を超えてエターナルに愛せる名品ばかり。今回はその多彩なラインナップの中から、SPUR.JPが注目したアイテムを厳選紹介!

流行に左右されないクラシカルなデザイン

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Possession リング〈K18PG、ダイヤモンド〉¥638,000 ※サイズにより価格が変動

ダイヤモンドをセットした中央のリングがくるりと回る、「ポセション」らしさを体感できるリング。シンプルなムードの中にデコ パレスが、華やかなアクセントを添えている。

圧倒的な存在感。職人技が光るラグジュアリーな逸品

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Possession リング〈K18PG、K18WG、ダイヤモンド〉¥4,928,000

創業150周年を祝して今年登場した、チェーンの装飾を取り入れた芸術的なリング。丸みのあるホワイトゴールドのチェーン、細かく編まれたパームチェーン、そして螺旋型のチェーンの3タイプのチェーンが調和することで、よりリュクスなムードを生み出している。

ポジティブなエネルギーに満ちた多彩な色石に注目

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Possession リング〈K18PG、ダイヤモンド、サファイア、ルビー、ツァボライトガーネット〉¥1,971,200

こちらも創業150周年を祝って誕生した、カプセルコレクションの新作。世界トップクラスのピアジェのジェモロジストが厳選した色とりどりのストーンを、高度な専門技術を持つ職人が巧みにセット。サファイア、ルビー、ツァボライトが虹色に輝く、色石好きにはたまらないリング。

カラフルで遊び心あふれる個性派リング

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Possession リング〈K18PG、ダイヤモンド、ターコイズ〉¥572,000 ※サイズにより価格が変動

パヴェセッティングされたダイヤモンドと、リングの先端に配置された鮮やかなターコイズのコンビネーションが、個性あふれる手もとを演出。ターコイズのほか、マラカイトやカーネリアンなどカラーストーンのバリエーションも豊富にラインナップしている。

ノーブルな表情を生む華やかなペンダント

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Possession ペンダント〈K18WG、ダイヤモンド〉¥1,883,200

ホワイトゴールドとダイヤモンドが上品な煌めきを放つ、知的なムード漂うペンダント。華やかなドレスアップスタイルから、ワーキングスタイル、デイリースタイルまで幅広くマッチする一品。

好みに合わせて選べる、リバーシブル仕様

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Possession ペンダント〈K18PG、ダイヤモンド、カーネリアン〉¥730,400

カボションカットのカーネリアンの裏面はピンクゴールドで仕上げられており、くるりと回すことで2通りのデザインが楽しめる。裏面には記念日やイニシャルを刻印することも可能。

コーディネートの幅が広がる万能さが魅力

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Possession バングル〈K18WG、ダイヤモンド〉¥1,064,800 ※サイズにより価格が変動

さりげなくダイヤモンドをあしらった、スタイリッシュなホワイトゴールドのバングルは、単体使いはもちろん、ほかの「ポセション」のアイテムや手持ちのジュエリーとの相性も抜群。

アイコニックなピアスで耳もとに遊び心を添えて

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Possession イヤリング〈K18PG、ダイヤモンド〉¥664,400

球体パーツがついたチェーンを取り外しできる、ユニークなピアス。ダイヤモンドをあしらった半球のスタッドのみでシンプルに着用したり、チェーンを垂らして華やかさを演出したりと、使い方はさまざま。片方はスタッドピアス、もう片方はチェーン付きピアスと、アシンメトリーな装着もおすすめ。

「ポセション」を愛するセレブリティたち

世界中のジュエリーラバーはもちろんのこと、各国のセレブリティたちも虜にする、「ポセション」コレクション。ここからは「ポセション」のアイテムを華麗につけこなす、注目のセレブリティを紹介!

エラ・リチャーズ(2024)

エラ・リチャーズ ピアジェ ポセション
Photo by Piaget

ザ・ローリング・ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズを祖父に持ち、大叔母はイヴ・サンローランの伝説的ミューズ、ルル・ドゥ・ラ・ファレーズ、さらに母はモデルのルーシー・ドゥ・ラ・ファレーズという、ロック界とファッション界のサラブレッドとして知られる、英国人モデルのエラ・リチャーズ。

世界が注目するトップモデル・エラを、ピアジェでは「フェイス・オブ・メゾン」に大抜擢。創業150周年を記念したキャンペーンビジュアルでは、チェーンの装飾が麗しいラグジュアリーなリングを着用。エラのノーブルでグラマラスなルックスに、先進性を秘めた「ポセション」の世界観がよくマッチしている。

イ・ジュノ(2024)

イ・ジュノ 2PM ピアジェ ポセション
Photo by Piaget

2PMのメンバーで、俳優・ソロアーティストとしても活躍するイ・ジュノは、2024年よりピアジェの「グローバルアンバサダー」に就任。同年4月にスイスで開催された、時計業界最高峰の見本市「Watches & Wonders」に参加した際には、イエローゴールド製の「ピアジェ ポロ 79」の腕時計と、同じくイエローゴールド製の、チェーンの装飾やパレス装飾を取り入れたリングをコーディネート。眩いほどのゴールドの輝きが、トップスター、ジュノの魅力をさらに引き出している。

ピアジェ コンタクトセンター
http://www.piaget.jp/
0120-73-1874

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