【TASAKI】の「バランス」、【レポシ】の「ベルベル」etc. グラフィカルな魅力の名品ジュエリー3選

名だたるメゾンのタイムレスな輝きを放つジュエリーは、長く愛される名品ばかり。今回はミニマルで普遍的な美しさを放つ、TASAKIの「バランス」、レポシの「ベルベル」 、シハラの「3D」にフォーカス。グラフィカルで凛とした佇まいの中にクラフツマンシップが光る、今改めて手にしたい3つの名品ジュエリーを厳選してご紹介。

名だたるメゾンのタイムレスな輝きを放つジュエリーは、長く愛される名品ばかり。今回はミニマルで普遍的な美しさを放つ、TASAKIの「バランス」、レポシの「ベルベル」 、シハラの「3D」にフォーカス。グラフィカルで凛とした佇まいの中にクラフツマンシップが光る、今改めて手にしたい3つの名品ジュエリーを厳選してご紹介。

【TASAKI】のジュエリー、「バランス」​​

パールジュエリーの概念を変えた、TASAKIのアイコン

パールジュエリーの概念を変えた、TASAKIのアイコン バランス

パールを一直線に並べたミニマルモダンなデザインで知られる、TASAKIのアイコンジュエリー、「バランス」。バランスボールにインスピレーションを受けて2010年に誕生したこのコレクションは、斬新でありながらも普遍的な美しさを備え、指の上でパールがバランスをとっているかのような、不思議な浮遊感を漂わせるデザインが特徴。

NYを拠点に活躍するファッションデザイナー、タクーン・パニクガルが生み出した「バランス」は、これまでパールジュエリー=「コンサバティブ」「クラシカル」といった印象が強かった中で、独創的でコンテンポラリーな世界観を打ち出した。ジュエリー好きはもとより、ファッション感度の高いモードラバーもたちまち虜に。現在では“いつかは手に入れたい名品ジュエリー”の代表格として、高い人気を誇っている。

2009〜2017年の期間にTASAKIのクリエイティブ ディレクターとして活動し、現在は「TASAKI COLLECTION LINE」のデザイナーを務めるタクーンは、パールについて、カットすることで美しさを最大限に引き出す宝石と違い、採取された自然のままの姿で美しさが完成されている、貴重な素材であると分析。「『バランス』が世代問わず支持されているのは、ピュアなデザインとモダンな手法の組み合わせが功を奏したのだと思います。『バランス』とは、クラシックな美しさと時代を超えた魅力の融合です」と語っている。

個性が際立つグラフィカルなデザインに視線集中

TASAKI 「バランス ビルド ペンダント」 タサキ ジュエリー ネックレス

「バランス ビルド ペンダント」〈K18YG、あこや真珠〉¥715,000

「バランス」は、人生の節目ごとに買い足すコレクターが多いのも特徴。モダンでスタイリッシュなデザインゆえ、デイリーからオケージョンまで幅広いシーンにマッチする使い勝手の良さも人気の理由だ。

あこや真珠3珠を縦に3列連ねてスクエアフォルムに仕立てた新感覚の「バランス ビルド」は、「バランス」の中でも個性が際立つシリーズ。思わず目を奪われるボリューミーなペンダントは、1つ身につけるだけで完璧なスタイリングを完成させる。

【レポシ】のジュエリー、「ベルベル」

アヴァンギャルドな感性が光る、レポシを象徴するモダンジュエリー

【TASAKI】の「バランス」、【レポシの画像_3

工業デザインを学び、アールデコを愛したコンスタンティーノ・レポシが、1957年に最初のブティックをイタリア・トリノにオープンしたことから歴史が始まった、ジュエリーメゾン、レポシ。その後、息子のアルベルトが1970年代後半にモナコ公国モンテカルロへ。1986年にはフランス・パリのヴァンドーム広場に拠点を移動。モナコ時代のグラマラスなジュエリーを発展させ、パリらしいエレガンスを宿したジュエリーを提案することで、新たなる歴史を築き上げてきた。

そして2007年、アルベルトの娘であるガイア・レポシがわずか21歳でアーティスティック・ディレクターに就任し、メゾンのビジョンを再び一新することに。パリのエコール・デ・ボザールで絵画と考古学を学んだガイアは、ジュエリーの伝統的なデザインコードを再解釈して、アートや建築からインスパイアされたコンテンポラリーな作品を次々に発表。中でも現在の世界観を決定づけるアイコニックなジュエリーとなったのが、「ベルベル」コレクションだ。

ミニマムなラインを繰り返した建築的でユニークなコレクションは、アフリカ北部の砂漠に住む遊牧民、ベルベル人系トゥアレグ族の特徴的なマルチラインのタトゥーや、アメリカの伝説的アーティスト、ドナルド・ジャッドの作品からインスパイアされているという。その独創的なジュエリーは「アール・ア・ポルテ(身につけるアート)」と称され、目の肥えたジュエリーラバーやファッショニスタに高く評価されている。

ミニマルなラインが視線を奪う、建築的なデザイン

レポシ、ベルベル 3連リング

ベルベル 3連リング〈K18PG〉¥470,800

レポシのジュエリーは全て、イタリアとフランスのアトリエで一点一点、熟練の職人たちの手で丁寧に作られており、その卓越性も「ベルベル」を名品として輝かせている。

建築的なラインで魅せるアイコニックなリングは、ひとつ身につけるだけで主役級の存在感を放つ。グラフィカルな佇まいとは裏腹に、第二の肌(セカンドスキン)をまとっているかのように心地よく身につけられるのも、「ベルベル」の魅力。毎日の装いに“自信とセンス”を授けてくれる、相棒ジュエリーだ。

【シハラ】のジュエリー、「3D」​​

構築的なデザインで魅せる、唯一無二のアイコンピアス

【TASAKI】の「バランス」、【レポシの画像_5

2010年にデザイナー、石原勇太が設立したファインジュエリーブランド・SHIHARA(シハラ)。形而上学的な観点からジュエリーの身につけ方を定義し、デザインされたジュエリーは、あえて装飾要素を削ぎ落としたミニマルな世界観が特徴。構築的なフォルムが際立つシンプルでモダンなジュエリーは、時代を問わず、身につける人の年齢や性別に左右されないエターナルなアイテムとして、モードラバーを中心に愛されてきた。また、上質なゴールドやダイヤモンドなど、選び抜かれた素材使いや、ジュエリー職人たちの卓越した技術で仕上げる精緻なクリエーションも、人気の秘密。細部にまでこだわって作られた繊細な美しさが、一過性のトレンドではなく、ジュエリーに“本物の価値”を求める人々の間で支持されている。

2010年に誕生した「3D」コレクションは、立体を構成する直線の一辺が開閉し、ピアスホールを貫入するユニークなピアスコレクション。中空状の立体を描くピアスはあえて正面を決めず、どの角度から見てもフォルムが美しく見えるようにデザインされている。
さらに、整然とした美しさを放つ立方体から、ワイドを長く設定した個性的な直方体、エッジな表情を醸す三角錐など、立体の形も多様に展開。そのほか、耳もとにさりげなく寄り添うミニサイズから、スタイリングにダイナミックなアクセントを添える特大サイズ、ダイヤモンドの装飾の有り・無しなど、豊富なバリエーションを用意することで、「3D」コレクションのユニークな世界を作り上げている。

流れるようにセットされたダイヤモンドに視線集中

シハラ「ダイヤモンド トライアングル ピアス 15mm

「ダイヤモンド トライアングル ピアス 15mm」〈K18YG、ダイヤモンド〉¥104,500

幾何学的なルックスの「3D」のピアスは、それひとつで確かな存在感がありつつも、シンプルなデザインなので他のジュエリーとのレイヤードがしやすいのも魅力のひとつ。三角錐の一辺のみに、流れるようにダイヤモンドをセットした壮麗なピアスは知性を感じさせる佇まいで、カジュアルからオケージョンまでマッチする万能な一品。

ノーブルな美しさを堪能できる使い勝手の良い逸品として、ワードローブの強い味方になってくれるはずだ。

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