Rie Omoto(リエ オオモト) job メイクアップアーティストprofile 岡山県出身。20代の頃に渡仏し、ロンドンやパリで活躍。その後ニューヨークに拠点を移し、現在はTHREEのグローバルクリエイティブディレクターも務める。 1 オフィススペースには多くのグリーンが。棚にずらりと並んだのはジェイドプランツの鉢。「友人からもらった鉢からの挿し木により、どんどん増えています。私が別の友人に贈ることも」2 キャビネットの上には香水の数々。「その日の気分に合った香りに包まれてたい」と、コレクションはどんどん増えている。最近のお気に入りは、FIVEISM × THREEのフレグランス。下に飾ったデヴィッド・ボウイを描いたボードは友人からのプレゼント 住まいがあるのはアーティストが多く集まるブルックリンのウィリアムズバーグ。 「ブルックリンはいろいろな顔や個性があって好きだけど、トレンディなヒップスターが集まる場所は得意ではなくて」と、繁華街からは少し離れたエリアを選んだリエ・オオモトさん。瀟洒な住宅が立ち並ぶ一角で、2匹の愛犬と暮らしている。2年前から暮らすアパートは「元の住人がアーティストですでにアトリエのスペースがあったこと、メゾネットタイプなのでオフィスと住宅のスペースを区切ることができる点に惹かれた」と話す。さらに大きな決め手となったのはテラスの存在。ニューヨークではテラスつきの物件は珍しく、素敵な巡り合わせに感謝している。 上階にはオフィス兼アトリエとキッチン、バスルーム、下階にはガラス戸越しにテラスに臨むリビングエリアが広がる。「インテリアのインスピレーション源は、安藤忠雄さんやピエール・ジャンヌレ。彼らが手がける作品のように、カントリーではないけど自然を感じる空間を目指しています」。 白を基調とした部屋には木製の棚やテーブルを配置。気に入ったものが見つからず自らデザインして職人に作ってもらった棚には、ロケ先のヴィンテージショップやフリーマーケットで見つけた思い出の品々を飾っている。部屋のいたるところに飾られているのはリエさんが敬愛するデヴィッド・ボウイの写真や肖像画。すっきりとスタイリッシュな空間の中に木の温もりやリエさんの愛着のあるものが差し込まれ、心落ち着くムードを演出している。 3 一緒に暮らすアフェンピンシャーの兄妹、JackとBowieを抱くリエさん4 ニューヨークでは貴重なテラスつきの物件だったことが、この家に住む決め手に。愛犬とくつろいだり、仕事の合間に気分転換をするお気に入りの場所5 リエさんのデザイン画をもとに職人が制作したという木製のシンプルな棚は、既製品にはない趣が心に残る。赤い小鳥のオブジェのほかこちらにも愛するデヴィッド・ボウイの写真が飾られている 6 食卓での出番が多いのは、東京で見つけたという木製のお皿。自然に割れた木をそのまま生かして作られているところが気に入っている7 料理が大好きで、最近のマイブームとなっている2冊のレシピ本。右のペルシャ料理に関する本はイランにルーツを持つ友人からのプレゼント8 レトロ感のある真空管のアンプ。「音にすごくこだわるほうではないけれど、好きな曲はいい音で聴きたい」と専門店で購入して以来、大切な存在9 オンとオフの切り替えに重要な役割を果たす階段。仕事場へは階段を登って、 降りればテラスが見える広々としたリビングルームへ10 階下にはお気に入りの本やオブジェが飾られた棚が。ピンクのラグは仕事でペルーを訪れたときに見つけたもの