感動ポイント1:絶景&デザイン道の駅『雨晴』
富山・JR氷見線沿線のマストGO! と断言させていただきます。それが、こちらの「道の駅・雨晴」。雨晴は「あまはらし」と読みます。氷見線雨晴駅から徒歩5分ほど。
道の駅の目の前の雨晴海岸から見た、道の駅「雨晴」です。しゃれとるーーー! “デザイン道の駅”ってあるんですねえ。ほかにもあるのかもしれませんが、ひとりっPは初めてでした。
すぐ前が雨晴海岸というロケーションを無駄にはしません。道の駅2階には、富山湾を見下ろす絶景イートインスペースがあるんですよ〜〜!
ランチはここでとりました。オーダーしたのは、土日祝限定メニューの「射水産マスバーガー」と、「氷見イワシ&チップス」(イワシフライとオニオンリング、ポテトチップスのセット)、ドリンクはノンアルコールの「サラトガクーラー(気嵐ver.)」。地産地消ご当地メニューで攻めてみましたー!
道の駅「雨晴」で見つけたこちらのお土産。なんと富山名物・ます寿しをモチーフにした「富山のます寿しそっくす」! 爆笑! 思わず買ってしまいました。パッケージを開封してみて、「こう来たかー!!」とさらに爆笑! →ネタバレになるので、ここでは詳細は明かしません。でも、ます寿しラバーならゼヒ! 買って後悔はしませんよ〜〜! 物販コーナーは大きくはなく、品数大量とはいえませんが、言ったら、“意識感じられる系な品揃え”。セレクションにこだわりが感じられて、物色が楽しい〜〜! ひとりっP、爆バイイングとまではいきませんでしたが、ちょいショッピングでも、かなり満足〜〜〜!
人生初のマンホールカードをゲット!
じつはマンホール好きのひとりっP。 マンホールのふたって、ご当地柄で作られていることが多い&デザイン性もバツグン!!と思っているので、ついついチェック&撮影しちゃうんですよねえ。たまにカラー版のふたがあるのも楽しい〜〜〜! そんなひとりっP、道の駅「雨晴」に、「マンホールカードは2階にてお渡ししています」との案内があることに気づき、「マ、マンホールカードってナニ!??」。 調べたら、日本各地のデザインマンホールをカード化、下水道関連施設や観光案内所などで無料配布しているものと判明! すべての自治体が参加しているわけではないそうで、出会ったからにはもらわねば!! というわけで、ゲットしたのがこちら。富山湾越しの立山連峰がデザインされています。同じ柄のマンホールを道の駅近くで発見し、ソッコー記念撮影ですよ。 いや〜〜、旅の新たな楽しみが見つかったなあ〜〜〜!!(←ひとりっPにはコレクター癖があります)
こちらは、道の駅の目の前にある、JR氷見線の線路&踏切。ここを渡って雨晴海岸にアクセスできるんですが、上り下り合わせると1時間に2本程度、氷見線の電車が通過します。道の駅には展望テラスがあって、この氷見線+富山湾+立山連峰の撮影スポットになっています。道の駅内に電車通過時間の案内表示もありました。というわけでひとりっPも、ランチのマスバーガーを食べている最中に列車がやってくるのがわかり、慌てて外のテラスに走り、列車撮影、ということが2回。は〜〜、忙しかった!←ばか?
霞んでいて見づらいですが、富山湾越しに、立山連峰が! 富山湾はかなーり大きな湾なんですねえ。で、この日は波もほぼなく、びっくりするくらい穏やか〜〜〜。なのに、どどーーーん!!と3000m級の立山連峰! というダイナミックさに、「すごいーーーーー!!!」。みなさん、よーーーく考えてみてください。3000m級の山々が海=海抜ゼロから見えるって、もんのすごい迫力ですよ! 通常、標高の高い山を見上げるときって、その場所がすでにある程度の標高なことがほとんどです。が、こちらはまんまの3000mですから! 「感覚的には、ペルーやボリビアで5000m級のアンデス山脈を見上げるときとどっこいかそれ以上に山がでかい!(なぜなら、標高3000m以上から見上げる5000m級だ から)」 と南米リピーターひとりっPは思いました。
道の駅からは国道と氷見線の線路をはさんで、雨晴海岸の砂浜が見えます。雨晴海岸は一帯に延びているので、砂浜伝いに雨晴駅(向かって左方向)と行き来することも可能です。
湾の左側には、能登半島が延びています。途中からは石川県です(ん??と思ったかたは、ぜひGoogleマップにて、能登半島近辺の地理をご確認ください)。富山湾て、大きな湾なだけじゃなく、水深もあって、最大水深はなんと1200m! しかもしかも、岸からわりとすぐに深くなるのが特徴だそう。たしかに、深そうな雰囲気あるわ〜〜〜〜。
こちら、JR氷見線・雨晴駅です。道の駅「雨晴」には、JR高岡駅から氷見線、もしくは、路線バスにてアクセスできるのも、うれしいところ(どちらも道の駅まで徒歩5分ほど)。道の駅って、その名のとおり、車じゃないとアクセスしづらいところも多いなか、公共交通機関でらくらくアクセスできるのがすばらしい〜〜〜!
しかも、鉄道ファンに人気の氷見線を使って行ける! ひとりっP、鉄オタではありませんが、乗り物好き&希少な路線は大好物なので、“にわか鉄っP” と化して、コーフン&激写です! バックに立山連峰も見えてます〜〜!!
雨晴駅駅舎です。想像してたよりも大きいーー!
すぐ近くにはバス停も。
バス通りはこんな感じで、のーーんびり。 そもそも、「雨晴」っていう地名がいいですよねえ!! ひとりっPの出身地・石川県金沢市あたりでは、日本海のイメージは、どちらかというと波がざっぱらぱーん!! 海をはさんだ向こう側に壮大な山々(標高高い!)が見えるなんてこともありません。同じ日本海、しかもすぐお隣県なのに、海の表情が全然違う! ところ変われば、、、ってことなんだなあ、とホント、初「雨晴」にはびっくりしっぱなしでした。
感動ポイント②:すんごいお寺=勝興寺(GO FOR KOGEIが開催中でした←すでに終了)
じつはこの旅のいちばんの目的地が、高岡市にある勝興寺。氷見線伏木駅から徒歩5分です。こちらのお寺が、富山、石川、福井の北陸3県を舞台に繰り広げられる、北陸工芸の祭典「GO FOR KOGEI」(2021年10月24日で終了)の特別展会場になっていて、展示も素晴らしいけれど、お寺自体もとても立派な造りで一見の価値ありと聞き、このデイトリップに出かけることにしたんです。
到着してみて、びっくり! 「えええーーーっ! 立派すぎる! 京都にある有名寺院みたいな!」。敷地も広大! 建物も立派! 門から、本堂から、とにかく荘厳! 剛健! 解説によると、こちらのお寺、なんと加賀前田藩ゆかりの寺院! だから立派なのか! というか、そもそもこのエリアも加賀藩だったとは、全然知りませんでした、、、不勉強、大変失礼しました、、、(※ひとりっPの出身地・石川県はかつての加賀藩です)。
境内面積は約30000㎡! 寺の歴史は約500年。現在の建造物も200〜300年前に建てられたもので、国指定の重要文化財になっているものが12棟も! 「ひゃあ〜〜〜〜! 高岡にこんな立派なお寺があったなんて、ぜんっぜん知らんかったよ〜〜〜! こりゃ、たしかに一見の、いや、百見の価値ありだわ」と、ほんとびっくり&感動。地元の隣の県のことって、ちょっとは知ってる気でいたけど、じつは全然知らないんだなーてことを、認識いたしました。
この勝興寺の広大な敷地&文化財と工芸アートが、まさに絶妙にコラボレート! GO FOR KOGEI特別展のコンセプト=⽂化財空間に呼応した⼯芸の概念を超えるスケールの⼤きな展⽰、にナットクです。
エイリアンの巣!? と思ってしまったこちらの作品は、竹を編んで作成したもので、バンブーアーティスト四代田辺竹雲斎氏の大作『WORMHOLE』。
大広間に縦横無尽に繰り広げられた作品は、トンネル状になっている部分が順路に組み込まれていたり。
大胆で自由自在な造形に、竹ってこんなにいろいろに表現できるのかー! これは実際に見て体験してこその作品だなーと、感嘆。
圧巻だった、本堂と大広間をつなぐ渡り廊下の天井一面に展示されていた、テキスタイルデザイナー須藤玲子氏の作品『扇の舞』。一枚一枚すべて違う布がグラデーションで展開されています。風が吹くと、風の動きに合わせてさらさらとゆらいでいくのが、見ていてほんと気持ちがいいというか、晴れ晴れするというか、惚れ惚れするというか。もうずっと見ていられるーーー! と感激!
長〜〜い回廊を曲がるたびにカラーグラデーションが変わるので、そのたびに「おおーーっ!」と、ひとりどよめきです。
回廊から見ると、本堂のスケールがより理解できます。立派! 境内に複数あるいちょうの木もかなりの巨木です。境内の作品は、テキスタイルデザイナー須藤玲子氏・増井岳氏による『89.319%』。
本堂に入ってみて、さらに圧倒。この柱とか、どんな立派な木から作ったんだー!??
回廊から見た書院。渋い。武家文化を感じます。勝興寺は、典型的な書院造が全体で残されている希少な建造物との説明を聞き、へええーーーと、また感心するひとりっP。
さらに感激したのが、こちらのふすまの柄! 伝統的なのにモダン! 現代のもの?と思ったら、もちろん新しく貼り直してはいるのだけれど、柄自体は元からのものと聞き、めちゃ感心! 江戸時代?もっと前??にこんなシャレたふすま!?? すごいな勝興寺!! この柄の日本手ぬぐいとかグッズであったらいいのにー! と思って、売店で聞いたのですが、ありませんでした。残念!
こちらの屏風は約300年前のもの。当時の京都の光景が描かれていて、清水寺や京都御所など、現在も存在している有名スポットが大量に。今と同じ外観続出に、めちゃ感動&ガン見。「すごいなー、京都って!!」と、富山・高岡で、今更ながら京都に大感心してしまいました。
感動ポイント③:ます寿し王国・富山の絶品!
「ます寿し」といえば、あのおなじみのパッケージ、『源』の「ますのすし」ですよね。ひとりっP、『源』がます寿しのワン&オンリーだとずーーーっと思っていたのですが、じつは、そうじゃないって、みなさんご存じでしたか!? ます寿しって、言ったらさば寿しと同じで、あくまでもスシの1ジャンルなんですね。でもって、本場富山ではいくつものメーカーがます寿しを作っているらしいよー と、旅の前日に友人から聞いて、「ええーーーっ!! 」。知らんかった、、、!!ます寿しラバーのひとりっPとしたことが、、、え?? もしかして常識です?? となれば! そうです! くいしん坊ひとりっPの目が光る! 「いちばんおいしいます寿しはどこのなのーーーーっ!??」→ ます寿しバイイング&食べ比べが、この旅のミッションのひとつだったわけです。 とはいえ、点在しているはずの店を1軒1軒訪ね歩く時間的余裕はない! 「どこで買うのがいいでしょうか?」と、ワラをもすがるひとりっP、地元のことはジモティに聞け!と、勝興寺の案内所で、「お寺と全然関係ない質問で、ホントすみません」と謝りつつ聞いてみました。推薦されたのが、高岡市のお隣、氷見市にある道の駅「氷見」内の「氷見漁港場外市場 ひみ番屋街」。 検索したら、氷見線の終点=氷見駅から路線バスに乗り換えて約15分、タクシーなら駅から5分ほど。氷見漁港に隣接していて、魚介系が大充実と! 「これなら行ける!」と向かってみたらば。たしかに、あるある! いろんなメーカーのます寿し! 鼻息荒くコーフンしながら、4種類を購入! で、食べ比べた結果のマイベストがこちらの、『 平ら寿し』のます寿し です!
立派な竹の器は正方形! めずらしい! ふた(“鱒ます感謝”のシールに、思わずにっこり)を取り、笹の葉を開くと、、、「をををーーーっ!!!」。昆布です!! ますの上に昆布がオンしているんです。ます寿しを選んでいるときに、道の駅の売り場のかたから、「昆布入りですよ」と言われて、「は?? なんですってーーー!!??(うまそうな予感しかない!)」と即買いしたんですが、ソッコーで富山出身の社内の先輩にLINEしたら、「そうよー! 富山はなんでも昆布で〆るのよー!」 。な、なんでも!? まじすか!? 隣の石川県にはない文化(お刺身の昆布〆くらいです)に「へええ〜〜〜〜!!!」。食文化って、ほんと、ところ変われば! 面白いですねええーーー!
わーーい!と食べてみたら、「うっ、、、まーーーい!!!」。ます寿し×昆布の旨味が、こりゃもーサイコーハーモニーーー!! ちなみに、こちらの平ら寿し、化学調味料不使用。無添加です! すばらしい! ←ひとりっPは添加物にうるさいので(市販のお寿司って、じつは添加物入りが多いんですよねえ、、、)、ここ大事! それでこんなにおいしいなんて! 平ら寿しさんの誠実なものづくりに大拍手ですよ〜〜〜! そして、なんでも昆布で〆るという富山の、その他の昆布〆ものも食べてみたいぞう〜〜〜!!!
というわけで、富山へのワンデイショートトリップは、予想外に発見が多くて、もんのすごーーーく勉強になった旅でした! 国内旅って、ひとりっP的には、めちゃくちゃ「大人の社会科見学」! どこへ出かけても、ささいなことからでっかいことまで、いちいち感動&大満喫!大充実! とりま、現在、富山の昆布〆食を体験しまくるという新たな野望に燃えていますーーー!