ひとりっP、パンデミック前の最後の中国旅は、2017年の四川省・成都でした(もちろんそのときもパンダちゃんに会いに行きましたよ〜〜!)。
それ以来、6年ちょっとぶりの中国! 6年ちょっとぶりの四川省・成都!
2023年11月現在、中国渡航にはビザ取得が必要です。ツアーへのお声がけをいただいた10月時点では、観光用中国ビザを個人で取得する場合、必要な書類を揃えること自体がなかなか大変な感じで、「こりゃ、中国に行けるのは、とうぶん先だなあ、、、」(←ひとりっPのアタマの中のデフォルトでは、ツアーに参加するという選択肢がない)と思っていました。なので、関係者限定シャンシャンツアーへのお誘いをいただいたときは、「こ、これは、、、運命!! だよね!! 中国が、四川省が、パンダちゃんが呼んでいる〜〜!!」と、仕事の都合でめちゃ弾丸でしか行けない状況でしたが、参加を決意したのでした。
というわけで、「申請方法を失敗して中国ビザを発行してもらえず、成都行きがNGになるとか最悪でしょ!」と思い、ビザ申請はツアーを主催する旅行会社さんに代行取得をお願いしました。
確実なだけではなく、申請&ビザ発行済みパスポート受け取りの2回、中国ビサ申請センターにでかける手間ヒマが『ひとりっぷ6』の入稿校了作業真っ最中のいまナイなう&もしもビザが降りなかった場合はおそらくツアー代金も払い戻してもらえるだろうし、と考え、代行には価値あり! と判断して依頼。価値あった! と思っています。
ちなみに、中国ビサでは(どこの国のビザでもそうですが)写真の規定が厳格です。写真のサイズ、背景の余白サイズなど以外に旅行会社からアドバイスされたのは、
*前髪が額にかかってはいけない
*耳は出す
*ピアス、ネックレスなどはすべてはずす
*白いトップスは不可
*レタッチは絶っっ対にしないこと
*口角は上げない
最初の4つはオフィシャルサイトにも明記されていますが、最後の2つはサイトには書かれていない、旅行会社独自のアドバイス。な、なるほど、と緊張しながら、前髪はパッチン留めでとめ、ダンゴはやめて(←なんとなく)ひとつ結びに、口角はむしろ下げて、各種ビザ用写真撮影に慣れているカメラ店にて撮影してもらいました。
出来上がった写真は、案の定、「いったい何が気に入らないの!? 」って感じのかなりの不機嫌顔!←お察し!
顔写真は電子申請になるため、データが必要です(むしろプリント版は不要でした)。撮影したカメラ店で、中国ビザ規定に合った規格サイズに調整もしてもらいました。
以上はひとりっPがビザ申請した10月下旬での状況です。ビザ取得の条件は頻繁に変更になりますので、必要のあるかたは最新情報を必ずオフィシャルサイトにて(←ここ大事!)ご確認ください。
成田から四川省・成都へ
今回のツアーの出発は成田空港。なんと、パンデミックで運行休止になっていた成田〜四川省の省都=成都間の直行便が復活していたんですね!
そのおかげで、四川省の山奥まで行くにもかかわらず、弾丸無茶旅ができたという。ありがたや〜〜!
搭乗便は、2023年11月現在、成田〜成都直行便を運行している唯一のエアライン=四川航空です。所要時間は、行きが約6時間、帰りはなんと約4時間半!
いや、てか、何年ぶりの成田空港出発!?? 少なくとも4年ぶりですよ!
不測の渋滞で集合時間に遅れるのが怖かったので、時間が確実に読める成田エクスプレスで東京駅から向かうことに。
NEX利用はさらにめちゃくちゃ久しぶり(だいたいはバスでした)。もしかしたら10年ぶりくらいかも!?と思いつつ、出発ギリギリで端の車両に乗車したので自分の号車まで車内移動しようとしたら、号車番号がドア付近にない!!?? ええーー!?? 車両内を見渡しても見つからない!!? どゆこと!?? と結構イラつきながら、自分の予約車両はとりあえず端の車両ではないし、と発車したNEX内を車両から車両へ進んでいくうちに、通路天井から下がっている液晶表示板にときどき号車が表示されると気づきました。「わ、わかりにくいっ(怒)!!!」。みなさまもお気をつけください。って、知らなかったの、わたしだけですかね??? デッキに液晶表示があるとのウワサもあるんですが、ひとりっPは気づかなかったです、、、。
と、ぷりぷりしながらも成田空港第1ターミナルに到着。ツアーの集合場所へ合流し、四川航空カウンターにてチェックインです。
って、カウンター上のパネルにパンダちゃん!!
さすが四川航空!!! きゃーーーー!!! ひとりっP、6年前の成都行きも四川航空だったんですが、たしかそのときはこんな表示はなかったぞー! しょっぱなからアガります!
搭乗券にもパンダちゃん〜〜〜!!!
四川航空、パンダ化が進んでいるーーー!!
と、全員のチェックインが終わったところで、なんと、ツアー一行(旅客16名、添乗員2名)の記念撮影が!
ひとりっP、なにを隠そう、完全なる団体ツアーというものに参加するのは人生初! だったんですよ。
この横断幕が出てきたときには、「うおっ! まじですかーーー!! ひゃひゃひゃ〜〜!!」 ← めちゃめちゃウケました。もう、人生初の添乗員さん同行団体ツアー渡航にワクワクしかありません。
保安検査場を通過、出国後、出発ゲートに向かいながら、「あれ! 改装してる!」。ひっさびさの成田空港1タミの出国後エリアは改装されていました。通路やゲート付近に木が多用されていて、自然光もたっぷり。なにやらオーガニックなたたずまいに。ちょっとだけ海外の空港みたいです。バンクーバーとかコペンハーゲンとか。柱にHIDAと書かれているので、飛騨の木材なのでしょうか?
そして、四川航空、搭乗開始時間が早い! 出発45分前から搭乗開始でした。
マジックアワーの中、ゲートを離れて出発です。
グランドハンドリングのかたがお辞儀をする瞬間が胸熱&尊すぎて、毎回激写してしまうひとりっP。
(グラハンさんが手を振って見送ってくれる国はたまにありますが、お辞儀までするのは日本だけです)
と、見慣れない機体が。尾翼がグリーン系ボーダー!?? と、ガン見していて判別!「あれがZIPAIRか!! へえええ〜〜〜〜!」
ZIPAIRは羽田発着便がないので、初めて見たわ〜〜〜!
このあとタキシング中に、駐機中のANAフライングホヌ3号機も見えて、いや〜〜たまの成田空港、いろいろ新鮮だ〜〜〜! なんつっても羽田に比べて滑走路エリアの抜け感が圧倒的〜〜〜!! と、気分アゲのひとりっPでした。
こちら、機内食です。さすが、ごはんの上にのっているのは、青椒肉絲とじゃがいもの千切り炒め。どちらも四川料理のメジャーメニュー! ちょっと見た目は大胆ですが、なかなか美味でした! ボックスの中には、ヨーグルト、調理パン。漬物の小袋も。パンダちゃん柄の袋の中には木製のカトラリーです。
そして、衝撃のできごとが!!
機内食を食べている最中、CAさんが回ってきて、「要りますか?」と聞かれ、「ん??」と見てびっくり!!!
なんと、CAさんが手に持っているのは、大きな瓶入りのなにやら辛そうな醤(ソース)!! 瓶にはスプーンがイン!
こ、これは、、、欲しいというと、瓶ごと渡されて自分で掛けるのか? CAさんが掛けてくれるのか??? ひとりっPは辛いものがニガ手なので断りましたが、いや、どっちにしても、瓶ごとってのはショーゲキ!! いや、でも、辛い醤が食事には欠かせないってことよね! さすがすぎるよ四川!! と、内心大ウケしていたひとりっPです。
食事のあとは爆睡してしまい、気づいたら着陸態勢に。成都までは約6時間ですが、食事のとき以外寝ていたので、あっという間!!
窓の外を見ると、隣のゲートにはエアチャイナのパンダ塗装機が!! これまたツアー参加者がみんなコーフン&激写ですよ! みんなのパンダものに対する反応が熱い! いつもならひとりっPだけが反応しているのに、この一体感!! いや、連帯感!???
降機時に、CAさんが、フライト中は着用していなかったベレー帽的な帽子をかぶっていることに気づき、「きゃーー! 素敵〜〜〜!」と撮影させていただきました!
そして、四川航空のCAさんたちのマスクにパンダちゃんがいることに気づいて、ツアー参加者が口々に「かわいい〜〜!」と言っていたら、なんと、くださいました!! や、優しい〜〜! うれしい〜〜〜!! でも、もったいなくて使えない〜〜〜!!
はい、こちら、ツアー参加者全員に配られたベストです。ツアーバッヂ代わりですね。どう見ても、このシャンシャン再会ツアー参加者だってことが一目瞭然! アウトドアベストなのでポケットだらけ! 旅に便利ベストですー!
(※機内爆睡後につき、ひとりっPのダンゴが乱れております。お見苦しくて申し訳ありません)
到着した成都天府国際空港は、2021年に開港したばかりの最新の空港です。
設備は新しくてピッカピカ! めちゃくちゃ巨大! ひとりっPが2017年に成都に来たときは双流国際空港だったんですが、天府国際空港が開港以降、国際線と一部国内線がこちらの天府に、双流空港は国内線専用として運用されているとのこと。
トイレもめちゃきれい。ドアの内側の注意書きにもパンダちゃん〜〜! そして、な、なんと温水洗浄便座でした!! びっくり! (温水洗浄便座を台湾以外の海外で見かけることは稀! なんですよ〜!)
手洗い用自動ソープマシンの下にパンダちゃんの受け皿〜〜〜!!!
このタイプの自動ソープマシン(洗面台上部のボックス内に設置されていて、下に手をかざすとソープが垂れてきます)って確実なソープの落下場所をつかみづらいので、目印になるのもよいですね〜〜!
こちら、入国書類です(機内では配られず、審査場にて記入)。入国審査後、荷物を受け取って、到着ホールへ。
なんと! 当たり前ですが、ツアーなので現地ガイドさんが出迎えてくれました〜〜!
ささいなことなんですが、出迎えの人がいるって、結構うれしいですねえ〜〜!
ツアーの中国語名は、「“你好! 中国・安逸四川” 大熊猫“香香” 日本親友団探索之旅」。
日本語で言うと、「ニーハオ! 中国&快適ですばらしい四川! パンダシャンシャンの日本のファミリー&フレンドグループが探索する旅」という感じでしょうか。そうか、われわれ、シャンシャンのファミリー&フレンド!! フフフフ〜〜! (ちなみに、この「安逸四川」というのは四川省のキャッチフレーズのようで、あちこちで見かけました)
でもってスティックの先にパンダちゃん〜〜!!
このスティックの先にいろんなぬいぐるみがついているのが、中国のツアーのデフォルトのようです。キャラクターで自分のグループを見分けるってことなんですね ← と帰路、成田空港到着時に中国人ツアーグループを見かけて、「あ、なるほど!」と理解しました。
をを!!
到着ホールのウエルカムボードにもパンダちゃん!?!
どうやら成都天府国際空港のキャラクターのようです。TFUは成都天府国際空港の3レターコード。名前不明ながら、勝手にティエンフー(=天府の中国語読み)ちゃんと名付けました。
キャラクターグッズないかな〜〜!? と帰国時に空港内で探したのですが、見つからず。どうやらないようです。がっくり。
成都は中国語読みではChengdu(チェンドゥ)。英語でもChengduと表記されます。
日本人はついつい日本語読みしてしまいますが、当然ながら現地では通じないので、中国旅では地名の中国語発音(四声も必須)を覚えておくのをおすすめしますー!
着陸したのが現地21時30分。到着ホールに出てきた時点で22時30分でしたが、セブンイレブンはオープンしていました。
外貨両替所も22時半時点ではオープンしていました。
ちなみに、空港の両替所は手数料を取られるようです。このときは両替しなかったので未確認なのですが、一般的に中国の空港両替所では1回につき1000円程度の手数料がかかるとのことなので、ご注意を(以前は中国国内どこで両替してもレートは同じで手数料もかからなかったんですが、システムが変わったんですね。残念)。
ひとりっPは2017年の成都旅のときの残りの中国元(6年間塩漬け!)を持参していたので、当座の現金はあったんですが、個人旅行でまったく中国元を持たずに渡航する場合は、空港からの移動に必要な分程度なら日本で両替したほうが、手数料を考えるとお得かもしれません。
いちばんレートがよいのは中国の銀行での両替のようですが、今回は弾丸完全ツアーにつき、そんな時間はどこにもありません。となると両替は滞在ホテルにて、が最善。すべてのホテルが外貨両替可能なわけではありませんが、一定以上のレベルなら可能です。
というわけで、ひとりっPはホテルにて両替しました。ただ、夜中の両替はホテル側が対応不可で、翌朝チェックアウト時になりましたが(※ホテルでの両替は滞在客のみ。パスポートの提示も必要です←中国では外貨両替時には必ずパスポートの提示が求められます。ホテルではパスポートのコピーでもOKでしたが、銀行もコピーでよいのかは不明です)。
ホテルでの両替レートは1元約21円。成田空港で両替した人によると成田では1元約22円だったそうです。
天府空港は、新規開港空港だけに、成都市内から約65km離れたかなり郊外に位置しています。バスで市内まで約1時間15分。双流空港はもっと至近だったので、羽田空港と成田空港のようなものですね。
ツアーバスのドアにもパンダちゃ〜〜ん!!
いや、成都にはそこらじゅうにパンダちゃんモチーフがいるのはわかっていますが(4回目の成都なので)、どうしてもいちいち反応せずにはいられませ〜〜ん!!
ホテルに到着したのは深夜0時。
今夜のホテルは、成都天府陽光酒店です。
ふと見ると、ロビーにパンダちゃんのぬいぐるみ販売コーナー!
かわいいかどうかは置いておいて、とりあえずまたも気分アゲ!
そして、深夜0時すぎではありましたが、なにせめちゃくちゃ弾丸旅につき、食事回数は限られている! ここで大人しく寝てしまうなんてもったいなすぎる〜〜〜!!!
旅は一食一会!(ひとりっP’s 旅の格言より)
というわけで、あらかじめホテル近くで夜中も開いていて、かつ、クチコミもよいレストランを調べていたひとりっP。ツアーメンバーの中で「行く!」と言ってくれた人を誘って、深夜ごはんにGO〜〜〜!!
旅は一食一会! 午前0時の火鍋三昧〜〜!
やってきたのは、そう、火鍋です! 四川といえば、いや、中国といえば、火鍋ですよ!!
滞在ホテルの成都天府陽光酒店からは徒歩5分ほどの『咕嚕火鍋』は、なんと営業時間は深夜2時まで!
われわれが到着したときにいたお客はほかに1組のみ。パンデミック以降、時短営業になったままのレストランが世界的に多いので確認したら、オープンは2時までと言われ、よかった〜〜!と入店しました。
入ってみたら、なかなかおしゃれでいい感じ! いいぞう!!
「センスはすべてに通ず!」(ひとりっP’s 旅の格言より)ですから〜〜!
期待アゲ〜〜〜!
タレは自分で調合する方式!
芝麻醤、醤油、胡麻油、ネギ、パクチー、にんにく、しょうが、などなど、ずらりです。
オーダーは、オーダーシートに記入する方式(中国語のみです)。
まずスープ=湯の種類をチョイスして、具をアラカルトでオーダーします。
スープは2種類まで選べて、よくある真ん中で分けられているスタイルではなく、内側と外側の二重円スタイルでした。
具は、牛肉(こちらのお店には羊肉はなかった!)、鶏肉餃子、各種きのこ、各種野菜などなど。
でもって、こちらの火鍋、クチコミ通り&しゃれた内装通り、めっちゃおいしゅうございました!
辛いものが苦手なひとりっPにつき、外側のスープはかなり厳しかったんですが、それでも「うまい!」。内側の辛さ控えめ指定したトマトスープも「うまい!」。
ミッドナイト火鍋パーティ参加者全4名、深夜にもかかわらず、「うんま〜〜〜!」と言いながら、深夜2時(日本時間午前3時!)の閉店まで鍋をエンジョイしました!
ホテルへの帰路、ローソン発見!
バンコクのローソンファンのひとりっP、「おお! 成都にも店があるんだ!」と立ち寄り。
おでんもありますーー!
串にメニュー名が入ってる!!
そして、やはりの店内の商品陳列が見やすい! 清潔! 品揃えが魅力的〜〜〜!
中でもこのドリンク!
パッケージがしゃれてる! オールド香港スタイルのアイスレモンティー! オールド北京スタイルの酸梅湯(梅ジュース)!
「明日の移動バスの中で飲もう〜〜!」とアイスレモンティーを購入したのですが!
なんとホテルの冷蔵庫に置き忘れてしまい、、、無念!!
ほんと、ホテルの冷蔵庫は要注意ですよね。何度となく置き忘れたことがあるのに、またやってしまった、、、涙! 気をつけねば!
ホテルに帰り着いたのは深夜2時半!
こちらの成都天府陽光酒店は、事前にリサーチしたところ、どうやらパンダルームがあるようなのですが、というわけで「だからこのホテルなのか!」と期待したのですが、われわれ一行の部屋は普通の部屋でした。
バスタブはありましたが、シャンプーはリンスインタイプのみ。ひとりっPは旅にはシャンプー&コンディショナーを持参する派なので問題ナシでしたが。
翌朝7時。
ホテルは朝食付きで、これもクチコミがよかったのですが、前夜、いやてか5時間前に食べた火鍋の名残りもあり、「とりあえず食べには行っとこう」くらいのかるーーい気持ちで行ってみたらば!!
ご覧ください!
ヌードルバー!! 四川名物の麺が各種!!!
これを見た途端、胃袋拡張&やる気爆上がりのひとりっP!
まずはこちらの「酸菜米線」。酸っぱい菜っ葉(漬物ですね)が乗った米の麺です。辛さ控えめ。スープの味もだしがきいていてうま〜〜!
続いて、四川といえば、の坦々麺! 汁なしでした。
上にトッピングしたのは、小ネギとピーナツと、揚げ大豆!!
セルフでトッピングする方式だったので最初は小ネギとピーナツだけをオン。が、ちょうどヌードルバーにいた添乗員の程さんに、「これものせるといいですよ」とおすすめされたのが揚げ大豆。なんなのかわからなかったのでちょっとだけのせたら、「もっとのせたほうがいいです」とどかっとのせられました。笑。
でものせて大正解! 香ばしくてピーナツよりも軽い! 揚げ大豆か〜〜! 勉強になりました!
その他、炒め物類も全部おいしかった!!
いいね四川!! と朝から気分も胃袋もアゲアゲです。
一路、シャンシャンに会いにパンダ研究基地へ
朝8時すぎにツアーバスにてホテルを出発。一路、シャンシャンのいるパンダ研究基地を目指します。
ちなみに、11月上旬時点の成都では朝7時ではまだ薄暗く、ようやく明るくなってきたのは8時ごろでした。
所要時間2時間半と説明され、バス旅好きのひとりっP、ウホッ! とコーフン。
昨夜は暗くてよくわからなかった成都市内をガン見だーーー!と思って早々に、
「ぎゃーーーっ!! パ、パンダちゃんバス〜〜〜!!!」
なんと路線バスがパンダ仕様!!
かわいすぎるーーー!!!
と、ツアー仲間のみなさんも、わーーー!と盛り上がっています。
次回成都にくるときは絶対に乗るぞ〜〜〜!
てか、なんとなーく街が煙っているんだけど、これは???
と現地ガイドの李さんに聞いたら、「PM2.5じゃないですよ。霧です」。
周囲を高い山に囲まれた成都は霧がよく出るとのこと。
「昨日までは快晴だったんですけどね」←へええー、なるほど。
出発後30分ほどで、車窓はぐぐっと郊外感。
果樹畑がえんえんだなあ。なんの果樹かな。いや、あれは柑橘系だ! 海外に出られない期間、さんざん日本国内の柑橘畑エリアを旅した今のひとりっPにはわかるぞ(威張り)! なんの柑橘なのか、あとで李さんに聞いてみよう。こういうところがツアーは便利だなあ〜〜。と思っていたら、途中の街・蒲江のサービスエリアでトイレ休憩が。
トイレよりサービスエリア探索でしょ!と、寸暇を惜しむひとりっPは商店ビルにGO!
中へ入ったら、「おおおーーー!!」
産直果物販売コーナー!!
なるほど、柑橘は1種類じゃなくて各種! とキーウィ! あとお茶か! そういやガイドさんが、四川省はお茶が名産って言ってたもんねえ。
柑橘類の種類をチェック(もちろん知らない品種だらけ)していたら、こちらのおばちゃんが「試食どうぞ」とカットして差し出してくれたので、「謝謝〜!」といただいてみたらば!!!
「なにコレ?!! うんまーーー!!!」
見た目はオレンジみたいだけど、酸味は控えめで、甘さ濃厚! でも甘ったるいわけではなく、爽やかさもある〜〜〜! 皮は手でむけます。みかんとオレンジのいいとこ取りやな!! ホテルで食べよう〜〜! と2個購入。約200円でした。
ミニスーパーマーケットも併設されていて、こちらのパンダパッケージのお菓子(左のチョコ&ミルクバージョン)を購入。
よく見ると、パンダがキバをむいてるし!
全然期待せずのジャケ買いだったんですが、 さっそくバスの中で食べてみたら、パフにメレンゲ風のクリームがオン、さらにそこへチョコレートとレーズンかなにかが振り掛けられていて、はっきり言って美味!でした。
こちらが、われわれのツアーバスです。
中国のバスツアー旅の注意点。
パーキングにはよく似たバスが大量に駐車しているので、自分のツアーバスの特徴&バスを降りた場所を覚えておくことが大事です(ひとりっP、何度か現地でツアーに参加したことがあり、何回かバスが見つけられずあわてたことが。おかげで学びました)。間違いないのはスマホで撮影しておくことですね(日本からのツアーだと置いていかれることはまずないですが、現地ツアーだとわからない、、、)。
このときはそんなにたくさんのバスがいなかったので、問題なく戻れました。
休憩後、再び一路パンダ基地を目指します。
車窓の風景が、果樹園から茶畑に変わったな〜〜、と思っていたら、どんどんうっそうとした山に。
パンダのふるさと感ありあり〜〜〜!!!
見上げると、うおーーー! 水墨画か!! てな崖と竹と樹木!!
こんな山奥まで、まだ日本を出てから18時間で到達しているなんて、ほんっと直行便て素晴らしい〜〜〜!!
シャンシャンのいるパンダ基地がある「碧峰山峡景区」に入りました!
碧峰峡景区は、成都から南西に約140km、雅安(中国語読みではヤーアン)市の郊外約16kmに位置しています。
景区は国家AAAAA 級旅遊景区に指定されていて、さまざまな自然景勝スポット、サファリパーク、シャンシャンのいるパンダ研究基地があるんですね。ということが、行ってみて理解できました。
われわれ一行はもちろんシャンシャンのいるパンダ研究基地のみの訪問でしたが、中国人観光客のみなさんは景区全体を巡っているようでした。
シャンシャンのいる『中国大熊猫保護研究中心雅安基地』に到着!
成都から約3時間、現地時間11時すぎに、ついに到着しました〜〜!
シャンシャンのいる『中国大熊猫保護研究中心雅安基地』です!
(こちらは研究基地ゲートで、ここより車で5分ほど手前に、チケット売り場&レストランなどが入っているビジターセンターがあります)
研究基地のゲートにもパンダちゃん!
ひとりっP、2007年に四川省 臥龍にあるパンダ研究基地を訪れているんですが、当時はこちらの基地は個人旅行でたどり着くには情報もほとんどありませんでした。いや〜〜、あれから16年! ついに碧峰峡のパンダ基地に来ることができて、ほんっと感無量です! 世界は広いけど、狭くなりました!!
おおっと! ゴミ箱がパンダちゃんですよーーー!!!
横の案内板には、海外から帰ってきたパンダちゃんはコチラとの表示!!
そうか、里帰りパンダちゃんはエリアをまとめられているんですね!
里帰りパンダちゃんは、通常は約6か月、検疫のため隔離されたのち、一般公開されるそう。
(日本の報道では検疫期間は1か月とのことでしたが、現地では半年と説明されました。おそらく厳密な検疫期間と非公開エリアで過ごす期間を含めて半年なのではと)
シャンシャンはちょっと長くかかって、今年2023年10月から公開が始まりました。
研究基地内は徒歩でも回れますが、シャンシャンのいる場所まではちょっとだけ離れているので、こちらのミニバスにて移動です。
広大な研究基地には全部で約60頭のパンダがいるそうで、それぞれ独立した専用エリアで暮らしています。
バスを降りて1〜2分歩くと、見えてきました〜〜〜!!
左のガラス張りの壁の内側がシャンシャンの専用エリアです!!
早足で駆けつけ、ドキドキしながら中を覗き込んだのですが。
残念ながらシャンシャンの姿は見えず。朝食の跡=タケノコの皮があるだけ。
通常は朝食が9時で、シャンシャンの場合は次の食事は13時半ごろと言われ。この時点で11時半だったので、一行がっくり。パンダちゃんによっては見える範囲でのんびり過ごしたりもしているのですが、シャンシャンは食事の時間以外は、ほとんどバックヤードかエリアの奥のほうにいて、寝ているか瞑想しているとのこと(とは、ツアー説明書に書かれていた飼育員さんのコメント)← え!? 瞑想って!?? と思ったのはひとりっPだけでしょうか???
というわけで、いったん、研究基地ゲートの外にあるビジターセンター内レストランでの昼食に向かうことに。このとき、「いや、食事よりもここにずっといたい、、、」というつぶやきがツアーメンバーの中から聞こえたのをひとりっPは聞き逃しませんでしたヨ! さすがみなさん、シャンシャン愛が濃い!!
こちら、シャンシャンエリアに掲示されているプロフィールプレートです。
例外もあるようですが、基本的にはパンダちゃんの名前は一生同じです。
中国に返還されても、生誕地でつけられた名前で暮らしているんですよ〜〜。ちょっと感動しますよね。
昼食は、研究基地ゲートからバスにて5分ほど戻ったビジターセンター内レストランにて。この弾丸ツアー旅ではすべての食事がついていたのですが、もちろん、オール中華!=オール四川料理! でした。
レストランへの案内板にもすかさずパンダちゃん〜〜!
きゃーーー!!!
店内にもパンダちゃんが〜〜〜!!!
レストランの内装が圧倒的にパンダちゃん!
って、天井はパンダちゃんライトや〜〜〜!!
いやてか、パンダちゃんのテイストに統一感ナシ! よく見ると、いろんなテイストのパンダちゃんがいますね。
こんなパンダちゃんとかも。
出てきた四川料理は、どれもうんまい〜〜!
炒め物が大半で、そこはかとなく花椒が使われているものも多く、「を!」となる料理多数! 外国人向けのラインナップにアレンジされていたのか、辛いものは少しだけでした。
いつものひとりっぷだと、ひとりにつき食べられる料理の種類には限りがあるけれど、ツアーだとこうやっていろいろ食べられるってことかあ! 特に中国旅ではかなりのアドバンテージだよなあ、と初団体ツアーで気づいた、ツアー初心者ひとりっPです。
昼食を食べ終わった時点で、研究基地まで戻るバスの出発時間まで20分ほど時間があるとわかり、ならば! とすかさずレストラン近くのみやげもの店にGO!
パンダちゃんグッズをいくつかゲットです!(→Vol.2にてご紹介!)
ちなみに、ビジターセンターのあるエリアには民間のみやげもの店が数軒。研究基地内にはオフィシャルのみやげもの店が1軒あります。パンダアイテムの種類が豊富なのは民間の店のほうでした。
そして、13時すぎに、ふたたびのシャンシャン舎へ!
シャンシャンはまだいませんでしたが、すでに最前列に陣取っていたのは、なんと北京から来た中国人シャンシャンファンのみなさん!!
ここで、赤いゴアテックスジャケットを着ていたひとりっP、「ガラスに映り込むから脱いで」と彼女たちからビシッと言われ。「あ、わかりました」とあわてて脱ぎました。さすが、中国の人ははっきりしてる!!
ちなみに、ちょっと言い訳させていただくと、四川のほかのパンダ研究基地では通常パンダ舎にガラスはないんですよ。なので映り込みのことをまったく意識していなかったひとりっP。でも、ほかのツアー参加者のみなさんは、上野動物園では映り込み防止の黒い服着用が常識だそうで、ぬかりなく黒っぽい服装でした。
としょっぱなはビシッと言われてしまいましたが、シャンシャンの登場を待っている間に、前日(そう、彼女たち、連日の訪問でした!)のシャンシャン動画を見せてくれ、今日も世界のどこかの四川省の山奥で日中友好〜〜〜! パンダ好きに悪い人はいませんねえ。
というか、シャンシャン、中国のみなさんにもめちゃくちゃ愛されているようです〜〜〜! よかった〜〜!!!
そこへ、パシーーン! パシーーン!! という、竹かなにかで床を叩くような大きな音がシャンシャンのバックヤードから。なんだ?? と思ったら、シャンシャンに食事の時間を知らせる合図の音だそう! へえええ〜〜〜〜!
でも、シャンシャンは現れず。なかなかマイペースですねえ。
待つこと5分? 10分? ほどでしょうか。
斜面の左奥のほうから、シャンシャン、キターーーーー!!!
が、まだ餌は置かれておらず、我々の目の前をスタスタと横切っていったんは見えない奥のほうへ。
えええー! 顔見せ前振りかーーい!!
いや、そりゃそうよね。餌が置かれてないし。
いやでも、おしりぷりぷりでかわいいぞう〜〜〜!!
と、飼育員のかたが出てきて、シャンシャンが朝ごはんに食べたタケノコの皮を片付けていきます。
このあと、新しいタケノコとりんご、パンダだんごが置かれ、いよいよか!?
と、現場(シャンシャン舎への人だかり、日中合わせて約30名! ちなみに日本と違って園内は空いていて、ほかにそんな場所はありません)は本編開幕はいまかいまかと、高まる期待感!
って、ようやく本番劇場幕開けキターーーーーー!!!!
ついに、シャンシャンが、霧の中から、のっしのっしと〜〜〜!!!
満を持して、正面奥から登場です〜〜〜!!!
シャンシャンは大きな物音が嫌いなので、声出しは禁止(と、パンダ舎にも注意書きあり)。この間、ギャラリーも無言です。盛り上がり最高潮な中、シャッター音だけが響く響く。
まずはパンダだんご(パンダちゃんに必要な栄養が効率的に取れるように中国で開発されました)とりんご一個のほうへ向かいます。
まずは、りんごから。
そうかー、まずはりんごなのねえー。ひとりっPと一緒だわ〜〜!うんうん、ひとりっPも果物の中でいちばん好きなのはりんごよ〜〜!!
なにか考えながら食べてる〜〜〜!
いやでもすっかり大人への階段登ってるのねえ。そうだよねえ、もう6歳だもんねえ。
というわけで、Vol.1はこれにて。
続きはVol.2(絶賛公開中です!)にて。
まだまだあるシャンシャンのかわいすぎる写真&ほかのパンダちゃんのラブリーすぎる写真、プチ爆買いしたおみやげ編などなど満載でお届けします!