「あったらいいな」を直感的に作れるハイテクなオモチャ? Vol.13

この世の中、便利なサービスやアイテムが沢山発売されているけれど、なんだかんだでかゆいところをピンポイントで突いてくれるものって案外少なかったりする。

今回ご紹介するのはソニーの新規事業創出プログラムから生まれた「MESH」です。それぞれさまざまな機能をもったMESHタグをiPad/iPhone上のMESHアプリで繋いで、「あったらいいな」を直感的に作れちゃう、ハイテクなオモチャ、とでも言いましょうか。

この消しゴムサイズのカラフルなものがMESHタグ。それぞれ、物理ボタンタグや、動きを検知してくれる動きタグ、LEDタグ、MESHタグ以外のモーターやセンサーなどに接続できるタグなど、私が購入した以外にも、温度・湿度を検知してくれるタグ、明るさの変化を検知してくれるタグ、人の動きを検知してくれる人感タグが発売されています。

MESHアプリで、MESHタグ同士、カメラのシャッター、メールなどといった機能を、点と点を結ぶように繋いでいくと、あら不思議。コントロールできるようになっちゃうという。MESHのウェブサイトには色んな方が作ったレシピが公開されていて、それを見ていただくとわかりやすいかもしれません。例えば「残量がひと目で分かるティッシュ箱」とか「洗濯機停止アラーム」とか、毎日の生活に役立ってくれそうなものもたくさん。以前の記事でご紹介した「IFTTT」にも対応しているので、まさに可能性は無限大……なのです!

下の写真はボタン(緑)を一回押すと、LED(オレンジ)が3回光って、iPadのシャッターを押してくれるというレシピと、ボタン(緑)を2回押すと、IFTTTを通して任意のメッセージを自動ツイートしてくれるというレシピを作ってみたところ。数分で簡単に作れちゃいます。

電子工作やプログラミングの知識のある方であればグレーのGPIOタグを使って、他のセンサーやモーターなどといった機器と繋げることもできるようなのですが、ここまでは流石に私も知識が無いので要お勉強です(笑)。

このMESH、実は去年の夏頃から販売スタートしていたのですが、先日銀座のソニービル5Fにある「Sony Innovation Lounge」で実物を触らせて頂いたところ、まんまと心を奪われてしまいました。ちなみにSony Innovation Loungeはソニーが開発しているスタイリッシュな最新家電やデジタルアイテムを実際に体験できるので、休日のデートコースにもおすすめです!

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市川 渚

ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。

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