前々回の記事(スマホさえあれば生きていける!? “未来都市”のデジタル事情 )で「中国では、どこでもスマホ決済が使えるので、お財布がなくても生きていける!」というようなことを書いたのですが、一方、日本でも「楽天ペイ」「Origami」「LINE Pay」などといったスマホ決済サービスが続々と登場しています。その中でも、私が最近よく使っているのがLINE Payです。
LINE Payはその名の通り「LINE」が手がけている決済サービスで、実はLINEアプリの中に組み込まれています。最近、LINEアプリの右下に“ウォレット”という項目が登場したことにお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。
LINE Payアカウントにお金をチャージしておくと、LINE Payに対応しているお店での決済手段として使えたり、LINEで繋がっている友だちに送金できたりするのですが、この手のサービスって、結局は対応しているサービスやショップでしか使えないことが難点だなあと思っていました。
が……! LINE Payはアプリでのスマホ決済だけでなく「LINE Pay カード」を発行してくれるので、LINE Pay自体に対応していないショップでも、JCBの加盟店であれば、クレジットカードやデビットカードと同じようにカードを提示して支払いをすることがができるんです。しかも、券面が可愛いと来たもんだ(LINEのキャラクター、ブラウンが大好きな私)。
しかも、このLINE Payカード、支払った金額の2%がLINE ポイントとして還元されるんです。LINEポイントはLINE Payでの支払い時に1ポイント1円として使えるので、たとえば20,000円支払ったら、400円返ってくるということ。
小さな金額にも思えるのですが、昨今は公共料金や税金もクレジットカードで払えるようになっているので、こういったお金をLINE Payカードで支払うと、かなりお得感があります。ちりも積もれば山となるっ!
送金の機能では、LINEで繋がっている友だちにお金を送ることができるのはもちろんのこと、送金を依頼することも可能。金額と参加メンバーを入力すれば、均等に割られた金額を請求できる割り勘機能もついています。
LINE Payの加盟店ではアプリのQRコードをピッとすると支払えるコード支払いもできるし、海外によく行く人であれば、レートが比較的良い、外貨両替の機能も便利です。
お金は銀行口座やローソンのレジ、ファミリーマートのFamiポート、セブン銀行のATMから(2018年3月現在)、手数料無料でチャージできます。銀行口座を登録しておけば、オートチャージの設定も可能。利用履歴はすぐにLINEにメッセージで送られてくるので、安心感もあります。クレジットカードを持つのは怖い!という方にもおすすめです。
送金以外は、LINEのアカウントを持っていれば、LINE Payの利用規約に同意するだけで使うことができるようになるのも手軽で◎。もっとユーザーが増えれば、送金や割り勘も気軽に使えるようになるのになあ、なんて思いつつ、昨今会った友人みんなにLINE Payをおすすめしている私なのでした。キャッシュレス、万歳〜!
ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画/ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。