【高円寺】サブカルチャーの発信地で、刺激的な日々を過ごそう！開運スポット近くのこだわりハウスを探せ！トーキョー内見クラブ #7

東京の中でも一際独特の個性を放っている街・高円寺。元気の良い個人商店が軒を連ねる商店街は、その数なんと10以上！そんな商店街を中心として、街全体にユニークなお店、風景、人情味あふれる人々がぎゅぎゅっと詰めこまれています。さまざまなコミュニティがありながら、意外にもアットホームな一面もあり、新参者でも馴染みやすい開かれた町だと言えそうです。さらに、JR中央線快速で新宿から２駅、物価が安価と、暮らしやすさの面でも文句なし！

今回はそんな高円寺に建つ賃貸物件を調査！「こんな部屋に住んでみたかった！」「ここって住む場所としてどうなの？」生粋のトーキョーガールであるエディターが、東京中の賃貸物件と周辺の気になるスポットをご紹介します。

シンプルながらも、モダンな工夫が詰め込まれた物件

高円寺駅から北に向かって徒歩13分。今回内見させてもらうのは、灰色のコンクリートの建物に、中庭のグリーンとカラフルな玄関扉が映える賃貸物件です。今にも歌声が聴こえてきそうなカエルたちがエントランスで出迎えてくれます。

ここで一旦間取りをチェック。階段が目立つ作りですね。２階の玄関から１階と３階にも行けるようです。ハイセンスなその外観から、内観にも期待が高まります。

それでは、おじゃましま～す！

玄関入って右手には、階段と備え付けの収納棚を境として仕切られた５帖のリビングが。キッチンにはIHコンロが１つ。収納棚の上は、料理をする時の作業台として使うこともできそう。

こちら、キッチンできゅんとしたポイントです。レンジフードに付いた換気扇のボタンなんですが、ここまで小さくミニマルなデザインのものは見たことがない。芸が細かい〜。

お次はこの物件最大の見どころ！見てください、フロアが浮遊してますよ！さらに光に導かれるかのごとく、ウッドデッキのバルコニーへと続く空中階段。室内に軽やかさと自然光をもたらすと同時に、リビングと寝室を緩やかに隔ててくれているんですね。

はしごを上った３階部分。白壁が光を反射してくれるおかげで、晴れの日の日中は電気なしでもある程度の明るさを確保できそうです。ちなみに備え付けの明かりのほとんどは、電球２つセットで統一してあります。電球が並んでいるだけなのになんだかモダンです。

１階に降りてみましょう。一般的な賃貸物件ではなかなか目にすることのない天高の階段。まるで美術館のよう。

階段を降りた先は、トイレ、洗面台、そしてバスルームが集結したフロアになっていました。黒いタイルが敷き詰められた床とバスルーム。シックで素敵な空間で一日の終わりを迎えられたら、翌日に向けてのパワーチャージもばっちりできそうです。

高円寺に住むならここに行くべし！

高円寺で暮らすならきっと定期的に通いたくなる、３つの素敵なスポットをご紹介。

馬橋稲荷神社

【高円寺】サブカルチャーの発信地で、刺激の画像_13 — 神社の入り口から連なる３つの鳥居のうち、２番目の「龍の鳥居」。左右に彫り込まれた昇龍・降龍は、命の源であるエネルギーの循環を表している。また、かつて神社の脇に流れていたという桃園川に思いを馳せ、参道の両脇に小さなせせらぎが作られた。

【高円寺】サブカルチャーの発信地で、刺激の画像_14 — ３つの鳥居をくぐると朱色の美しい社殿が現れる。社殿内の奥、天井近くには「雲龍」の彫刻があるので、目を凝らして見てほしい。

【高円寺】サブカルチャーの発信地で、刺激の画像_15 — 境内には厳島神社に加え稲荷社も。境内の所々に鎮座している神使（かみつかい）の狐にも注目。

３連の鳥居をくぐり抜けた先にある憩いの神社

主祭神「宇迦之魂神（うかのみたまのかみ）」と「大麻等能豆神（おおまとのづのかみ）」をはじめとした神様が祀られており、五穀豊穣・商売繁盛・家内安全など多岐にわたるご利益が得られる。住宅地の中に突如として現れる地域住民やすらぎの場だ。工事中のために現在は見ることができないが、隋神門の上に吊るされた都内最大の大きさを誇る開運鈴も見どころ。下で手を叩いて音が響くと、神様に願いが届くのだとか。９月の例大祭までには竣工しているとのこと。お祭りの開催と同時に訪問してみては？

SHRINE DATA
東京都杉並区阿佐谷南2-４-4
電話：03-3311-8588
定休日：無休
HP：http://www.mabashiinari.org/

Instagram：@mabashi_inari_jinja

しげくに屋55ベーカリー

【高円寺】サブカルチャーの発信地で、刺激の画像_16 — 店内には陽気な音楽が流れる。

【高円寺】サブカルチャーの発信地で、刺激の画像_17 — バゲットや約10種類あるベーグルも人気商品。“もっちり”な米粉入りベーグルも食べてみたい。（左から）２日間熟成させてつくるレトロバゲット佐賀県産￥421、むっちりベーグルいちじくとクリームチーズ￥388、むっちりベーグルアールグレイにチャイとドライジンジャー￥388

地域ごとの小麦に寄り添ったパンづくり
高円寺の商店街のなかで最もディープといえる高円寺中通り商店街に位置するパン屋。すべてのパンに使用されている小麦は国産100％。そのうえ、北は北海道、南は熊本まで、小麦の特性を見極め産地の異なる小麦を使い分けている。人気ナンバーワン商品は、バナナの果肉の水分だけで作られた「究極のバナナブレッド」（￥702）。バナナの香り高さとやさしい甘さが特徴だ。ほかにもベーグルやハード系のパン、ペストリーなど、フルラインナップの状態で約70種類を取り揃えている。

SHOP DATA
東京都杉並区高円寺北3-22-9 大陸コーポ 1F
電話 : 03-5356-7617
営業時間：10:00～20:00
定休日：火
Instagram：@shigekuniya55

MOGI Folk Art

【高円寺】サブカルチャーの発信地で、刺激の画像_18 — 肩肘張らない居心地の良い空間。什器として使われている棚もディスプレイ用に見える物も、店にあるものはすべて購入可！

【高円寺】サブカルチャーの発信地で、刺激の画像_19 — （左）作家に別注した、ここでしか手に入らない器も多数。（右）「HAVERSACK」や「dahl'ia」などビームス時代から付き合いのあったブランドに加え、新たなブランドのアイテムもセレクト。ヴィンテージアイテムとミックスされている。

【高円寺】サブカルチャーの発信地で、刺激の画像_20 — （右）70年代に作られていたこけしをサイズを小さくして復刻。当時と同じ職人に別注しているスペシャルなこけしだ。（右）￥11,000、（左）￥13,000、マグカップ￥5,500、器（左）￥5,500、器（右）￥8,000

奥深き民藝の世界を開拓しに行こう
1980年代からその手腕を振るってきた元ビームスのバイヤー、テリー・エリス氏と北村恵子氏。去年10月にオープンされたショップには、同氏の鋭い感性が反映されたセレクトアイテムが並ぶ。国内外の民藝品をはじめとして、北欧のインテリアや日用雑貨、洋服など、時代も新旧さまざまな品、また２人が育んできた作り手との信頼関係がありきで手に入れられるものばかり。自身のコレクションからの出品もあり、２人のロンドン生活が垣間見えるのも面白い。それぞれの物の背景にあるストーリーにじっくり耳を傾けたい。

SHOP DATA
東京都杉並区高円寺南3-45-12
営業時間：12:00〜19:00
休業日：火・水
Instagram：@mogi_shop_tokyo