2022.10.17

豚肉とたけのこの炊きおこわ【長尾智子の保存食レシピ 第20回】

豚肉とたけのこの炊きおこわ【長尾智子の保の画像_1

作って楽しく、食べておいしい。あると心強くて安心するもの。季節を感じ健やかな自分を持続させる保存食、今月はしっかりとした食事にもつまみにもなるおこわ。
「炊きおこわは蒸すよりも手軽なので、多めに作っておくと便利です。小さめのおむすびにして冷凍保存し、簡単なサラダや水餃子を合わせると定食のような献立に。お弁当にもいいですよ」。

調味料を加えて炊くレシピは、鍋の底が焦げやすいので注意が必要。
「鍋を火にかけて煮立ったら、すぐ弱火にすること。一方で少しおこげができるくらいがおいしいので、加減も大切に」。
鍋の代わりに炊飯器で炊いても。

「具材はほかに、うずらの卵やクコの実、細かく切ったキクラゲ、しめじなどお好みで。豚肉は単体でも主菜になるので、倍量で煮るのもおすすめです」。

冷凍庫にストックがあれば、忙しい日の晩ごはんがぐっと充実しそう。

豚肉とたけのこの炊きおこわ

メイン
WHAT TO USE
  • 豚バラ肉

    約350g

  • 豚肉味つけ用【A】

  • オイスターソース 

    大さじ2

  • しょうゆ

    大さじ2

  • てん菜糖 

    大さじ2

  • もち米

    1.5カップ

  • うるち米 

    1.5カップ

  • 水煮たけのこ

    小1本

  • 干しえび 

    5g

  • 干ししいたけ(スライス)

    8g

  • 日本酒

    大さじ2

  • しょうゆ

    大さじ2

  • 白炒りごま

    少々

  • さやいんげん 

    約12本

  • サラダ菜 

    適宜

RECIPE
1

豚バラ肉は厚さ1㎝程度に切り分けて塩(分量外)をふり、10分ほど置いてから表面を拭き取って鍋に入れる。水1.5ℓを注いで中火にかけ、煮立ってきたらあくを丁寧にすくって火を弱め、少しずらして蓋をしたら軽く煮立つくらいの火加減で30~40分煮る。

2

豚肉を煮る間に米を合わせて研ぎ、浸水させておく。干しえび、干ししいたけはぬるま湯につけて戻す。たけのこは縦4等分し、4〜5㎜に切り分ける。

3

①が柔らかくなったら、【A】を加え、水分が足りなければ豚肉がかぶる程度に水を足して、中火で軽く煮立てながら10分ほど煮る。煮汁を取り分けて計量カップに入れ、日本酒、しょうゆ、干しえびの戻し汁を加え、水を足して600㎖にする。

4

②の米の水気を切って鍋に入れ、豚肉、干しえびと干ししいたけ、たけのこ、③の煮汁と合わせた水を加える。蓋をして中火にかけ、煮立ってきたら弱火にして約15分ほど炊く。木べらで底から返し、炊けていたら味を見る。足りなければ塩(分量外)を少しふって混ぜ、火を止めて蓋をして10分ほど蒸らす。

5

粗熱を取って小さなおむすびにし、炒りごまをふる。サラダ菜にさやいんげんをのせ、おこわをのせていただく。おむすびの状態で冷凍し、約3週間保存可。

ながお ともこプロフィール画像
Food Coordinatorながお ともこ

フードコーディネーター。オリジナルの器などを扱うオンラインストアSOUPs(soup-s.shop/)を展開。友人と共同経営する原宿のバーwerk(@bar_werk)はこの秋で3周年。「カクテルと料理の組み合わせ、ぜひみなさんに試してほしいな」

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