軽井沢のウェディングから約半年後、2023年4月に友人45名を招待したウェディングパーティを東京・二子玉川「naturam(ナチュラム)」で開催した夏音さん。ふたりがリラックスできる関係の友人と、職場の仲間たちを招いたカジュアルなパーティを実現した。
繊細なデニム地の花柄刺しゅうはドレスショップ「Qazari(カザリ)」 のオリジナルの一着。
秋の軽井沢から季節が移ろい、春らしさを意識した夏音さん。名古屋のドレスショップ「カザリ」で一目惚れしたという、デニム生地の刺しゅうが施された上品で愛らしい一着をセレクトした。
ドレスのデニム刺しゅうに合わせて、舜さんのシャツもデニム素材に決定した。
軽井沢と同様オレンジをテーマカラーにしつつも、春らしく柔らかさのあるオレンジピンクのブーケを持つことで、より春らしい爽やかな印象にコーディネートが完成した。
春の陽気にもぴったりの、オレンジをキーカラーにコーディネート。
ウェディングのロケーションに決定した「ナチュラム」は、レストランのほか、撮影スタジオ等としても利用されるレンタルスペース。
「料理の質やアクセス、会場装飾が自由にできること等を優先して、プランナーの斉藤さんに提案いただいたのがきっかけでした。居心地がよく、おしゃれな空間作りができそうなのも決め手でした」。
パーティは新郎新婦のウェルカムスピーチからスタート!
料理はシェフ自ら生産者を訪ね、選びぬかれた食材をふんだんに使用。色鮮やかで新鮮な一皿がテーブルを演出した。
会場内にはメッセージを書き込める、軽井沢ウェディングをまとめたフォトブックが。軽井沢と東京、一体感が生まれる素敵なアイデア!
ゲストトークでは、ふたりとの歴史を振り返って思わず涙するゲストも。
あえてラストにプログラムされたのは、ふたりがゲストに誓いを立てるウェディングセレモニー。
「両親からの言葉や軽井沢の様子を伝えることで、ふたりに関わった全員のゲストの繋がりを感じてもらえたらうれしいと思っていました」。
挙式スペースに移動したゲストたちから、花を受け取り再入場。
ふたりがお色直しで中座すると、両家の両親からゲストへ向けたメッセージと、軽井沢でのウェディングの様子をスライドショーで上映スタート。
上映後は、セレモニースペースへと導かれたゲストたち。お色直しを終え入場したふたりは、ゲストから一輪ずつ花を受け取り、真っ白なブーケが完成。そして舜さんから夏音さんへ「これからもよろしくお願いします」と、祝福のブーケを手渡した。
お色直しは、1着目の下に来ていたドレスに、アメリカンスリーブのボレロを合わせたコーディネートで変化をつけた。
今回「誓いの言葉」をふたりがお願いしたのは、プランナーの斉藤ちえさん。3年ほどの時間を共に過ごし、一緒に結婚式を創り上げてきた斉藤さんからもらった言葉を誓うと、ゲストからはふたりの結婚を承認する大きな拍手が。
また、夏音さんから夫の舜さんに感謝の手紙、そばで見守ってくれたという妹さんにはブーケをプレゼントするという演出も用意。ふたりにとって縁がある人たちに温かく囲まれ、第2部を締めくくった。
ゲストとハイタッチをしてパーティはお開きに。この距離感こそ、ふたりがずっと待っていた瞬間!
長い道のりを経て遂に迎えた祝福の一日。清々しい表情のふたりをキャッチ
結婚式を終えてふたりが感じているのは「未来へのステップ」に歩みを進める、素敵な区切りを迎えられたということ。
「4年前に入籍をして一緒に暮らしていたけれど、このウェディングをきっかけに新たに夫婦としてスタートできたという感覚になりました」。
また、日常の積み重ねで夫婦になっていくことも実感したという夏音さん。
人生の最高の時間を、誰と、どう過ごしたいか。夫婦の対話を諦めることなく重ねたことで、より絆が深まるウェディングとなった。