料理家・長谷川あかりさんや人気スタイリストなど、おしゃれな人の初春ジュエリースタイル【ウェディングリングSNAP vol.19】

人気スタイリスト中澤咲希さんや料理家の長谷川あかりさんのウェディングリングにまつわるストーリーを紹介。

おしゃれな人は、どんなウェディングリングを選んでいる? 今回は人気スタイリスト中澤咲希さんや料理家の長谷川あかりさん、ショップスタッフMIOさんの指輪にまつわるストーリーや、デイリーのジュエリースタイルにフォーカス。これから迎える春スタイルの参考にも! 前回の「ウェディングリングSNAP」連載はこちら

01/ユニークなフォルムのモダンジュエリーで統一感を狙って

シハラの「エクスクルーシブ ダイヤモンド」コレクションからエンゲージメントリングに
左手:(薬指・下)エンゲージメントリング、(薬指・上)マリッジリング/ともにシハラ (人差し指)リング/シャルロット シェネ 右手:(中指)リング/モニカ・カスティリオーニ

スタイリスト 中澤咲希さん(@sakinakazawa_

スタイリスト椎名直子さんに師事し、独立後は注目の若手スタイリストとして、モード誌を中心に活動中の中澤咲希さん。2023年に結婚したパートナーもアパレル業界に勤め、お互いにファッションへの造詣が深いふたり。 

「行きつけのお店で出会い、趣味が似ていることから意気投合。一緒に出かけたパリ旅行中にホテルでプロポーズ。本当はレストランを予定していたようなのですが、デモでクローズになってしまって。そんなエピソードも私たちらしいなと思っています」。 

帰国後“結婚指輪らしくないリング”をテーマに出合ったのは、ミニマルなデザインに仕立てられたシハラの「エクスクルーシブ ダイヤモンド」コレクション。
「バゲットカットのダイヤモンドに一目惚れ! 普段使いをしていますが、ゴージャスすぎずシーンを選ばずに着けられるところが魅力。よくお褒めの言葉をいただきます」。 

右上から時計回りに:リング/シャルロット シェネ ダイヤモンドのエンゲージメントリング、マリッジリング/ともにシハラ
右上から時計回りに:リング/シャルロット シェネ ダイヤモンドのエンゲージメントリング、マリッジリング/ともにシハラ

ユニークなフォルムのエンゲージメントリングに自然に馴染んだというマリッジリングは、同じくシハラのもの。中澤さんはシンプルなフラットリング、パートナーはV字のフォルムのエッジリングと、それぞれのスタイルにフィットするアイテムをチョイスした。

「グレーなどのワントーンスタイルではシルバーのアクセサリーを合わせて、マリッジリングのみ着用するなど、洋服の色味に合わせて手元を変化させるのがマイルール。彼とフランス旅行に出かけたときにプレゼントしてもらったシャルロット シェネのリングとの相性もよくて気に入っています」。

ハンドメイドで裾にレースを配した、セーラの巻きスカートが主役のコーディネートを披露
ジャケット/ヴィンテージ パンツ/ザ ガーメント スカート/セーラ ブーツ/ガニー バッグ/ワンドラー

ソリッドなものが好きな反面、クラフト感のあるアイテムも好みという中澤さん。ハンドメイドで裾にレースを配した、セーラの巻きスカートが主役のコーディネートを披露してくれた。

「冬はダークな色を着ることが多いせいか、春が近づくと明るい色が着たくなります。スカートを基軸に柔らかいトーンで合わせるのがこの春の気分。スカートのフラワーモチーフの刺しゅうのように、どこかにフェミニンな要素を取り入れて、メンズライクすぎないバランスを意識しています」。

02/正統派リングとのマッチングで自由なレイヤードを楽しむ

サプライズで彼が選んでくれたのは、花をかたどった台座が可憐なフレッドのリング
左から:リング/シャネル ダイヤモンドのリング/ハム 手前のリング/ともにレポシ 中央・上/フレッド 中央・下/ミナジュエリー 太いリング/レポシ ハートのリング/マリーエレーヌ ドゥ タイヤック ダイヤモンドのリング/カルティエ

料理家  長谷川あかりさん(@akari_hasegawa0105

シンプルで簡単、自己肯定感の上がるレシピで人気を集める料理家の長谷川あかりさん。SPURのウェブ連載「うち飲み向上委員会」やシュプールTVのファッション企画にも登場している彼女は、実は生粋のジュエリーラバー。

「親友の友人として知り合った夫と婚約したのは、20歳のとき。サプライズで選んでくれたのは、花をかたどった台座が可憐なフレッドのリングでした。上品さと可愛らしさ、そして個性があって、どんな服にも合わせやすいのがポイント! このリングがきっかけでジュエリーに魅了されました。婚約指輪らしい華やかなビジュアルは、眺めているだけで幸せな気持ちになります」。

台座に一粒ダイヤモンドという王道のデザインでありながらも、洗練されたムードを持つフレッドのリング。歴史あるブランドであるものの、人とかぶりにくいことも彼の大きな決め手になったのだとか。

長谷川さんの基本スタイルは、スウェットとデニムのミニマルルック。
トップス/ハイク パンツ/メゾン マルジェラ キャップ/ミュウミュウ 眼鏡/ブラン シューズ/ゴールデングース バッグ/ザ・ロウ 時計/カルティエ(ヴィンテージ) グリーンのブレスレット/マリーエレーヌ ドゥ タイヤック 星のブレスレット/ティファニー(ヴィンテージ) ネックレス/ティファニー

長谷川さんの基本スタイルは、スウェットとデニムのミニマルルック。グレーやネイビーなど落ち着いたトーンの服に、ロングネックレスなど、ジュエリーで華やかさをプラスするのが今季の気分。今回はティファニーの「ハードウェア ネックレス」をジョイントし、長さをアレンジしたスタイルを披露してくれた。

「食の仕事にちなんだレモンなどのフルーツや、星、ハートなどのモチーフを使った、遊び心のあるアクセサリーが好み。今狙っているのは、ハムのオーダーリング。プラダの大きなハートリングも気になるし、カルティエの王道アイテムにもずっと憧れていて…ジュエリー熱が止まりません(笑)」。

料理以外の時は常に着けるという相棒は、ミナジュエリーでオーダーメイドで作ったマリッジリング
左手:時計/カルティエ(ヴィンテージ) 星のブレスレット/ティファニー(ヴィンテージ) グリーンのブレスレット:マリーエレーヌ ドゥ タイヤック  (薬指・上)エンゲージメントリング/フレッド (薬指・中央)ダイヤモンドのリング/ハム (薬指・下)マリッジリング/ミナジュエリー (人差し指)リング/ともにレポシ  右手:(人差し指)リング/マリーエレーヌ ドゥ タイヤック  (薬指)リング/レポシ (小指・上)リング/シャネル  (小指・下)リング/カルティエ

料理以外の時は常に着けるという相棒は、ミナジュエリーでオーダーメイドで作ったマリッジリング。 
「ゴールドとシルバーの中間色のような色合いがお気に入り。デザインがシンプルだからこそ、レイヤードがしやすいんです。他のジュエリーをうまく繋ぐバランサーのような、頼れる存在です」。
また、ジュエリーを選ぶ時間が日々の癒しという長谷川さん。 
「気分がのっている日に『今日はこれを着けよう!』と選ぶことが多いです。自分なりのルールがあるとすれば、旅行に行く時には、リングも一緒に連れて行くこと。旅行先のディナーなどのシーンはもちろん何気ない瞬間の写真にも、エンゲージメントリングを着けている自分を残しておけたらと思っています」。

03/シルバーとゴールドがミックス&マッチするリズミカルな手もと

ユニークなパターンが目を惹くヴァヴァデュデュのワンピースが主役
ジャケット/ヴィンテージ 中に着たジャケット/ベルパー ワンピース/ヴァヴァデュデュ  シューズ/ラインヴァンド バッグ/サカイ

3-9-12 HIGASHIショップスタッフ MIOさん(@mio_nagai68

リアルトレンドをミックスするスタイルで、モードラバーから支持を集めるMIOさん。1児の母となった現在も店頭に立ち、第一線で活躍する彼女が選んだマリッジリングは、アン バイ トモヨヨシダ。シンプルで洗練されたラインと、モダンな美しさが魅力のCHOWAコレクションからゴールドのリングをセレクトした。

「大切なアイテムは縁のある人から購入したいと考えていて。夫婦の共通の知人であるデザイナーのtomoyoさんが手掛けた、シンプルだけど歪みのあるデザインが気に入って即決。左右に傾いているけれど決して倒れない、リングそのものが夫婦生活を象徴しているようで、心惹かれました」。

育児中はカジュアルな服装になりがちというMIOさん。この日はユニークなパターンが目を惹くヴァヴァデュデュのワンピースが主役。ガーリーな丸襟のデニムジャケットの愛らしさをミリタリージャケットで中和した、印象的なスタイリングを完成させた。

右手にフラワーモチーフがあしらわれたグッチのリングを重ねることで、スパイスの効いた手もとに。
左手 :(小指、薬指・下、親指)リング/すべてアン バイ トモヨヨシダ (薬指・中)マリッジリング/アン バイ トモヨヨシダ (薬指・上)石付きリング/ソウ・ユニオン (中指)リング/イロンデール エ ペパン 右手:(薬指)リング/グッチ (小指)リング/アン バイ トモヨヨシダ

カジュアルな日はゴールド、きれいめなスタイリングにはシルバーを多めに着けたりと、バランスを見て調整するのがMIOさんの定番。右手にフラワーモチーフがあしらわれたグッチのリングを重ねることで、スパイスの効いた手もとに。

ほぼ毎日着けているという、ゴールドのマリッジリング。
左からシルバーリング/グッチ チェーンリング(上・下)、球体リング、ゴールドのウェーブリング、ボックスに入ったマリッジリング/すべてアン バイ トモヨヨシダ

ほぼ毎日着けているという、ゴールドのマリッジリング。シンプルなデザインだからこそ、他のリングとの相性がよいのだとか。 
「重ねるものによって雰囲気が変化するので、さまざまな表情の手もとになるところがお気に入り。今後はアニバーサリーリングを増やして、重ねていけたらいいなと思っています」。