1 ブレンドしてもワンカラーで使っても美しい5色。パレット内のマットとパールの質感をミックスするのも楽しい。イプノ パレット 11 ¥6,800/ランコム
2 ドラマティックな輝きが。目もとの動きにもヨレずにフィットする。アクセサリー感覚でまとえるグリッター。シークインクラッシュ 6 ¥4,200/イヴ・サンローラン・ボーテ
森山 長田さん的に’19年の下半期は、何が印象的でした?
長田 マットの可能性がぐっと広がった印象!
森山 マットテクスチャーのプロダクトも変わらず出てたし、マットも多様化してますよね。リップだけ見ても、イヴ・サンローラン(3)とクレ・ド・ポーボーテ(4)が謳うマットが、全然違いますもんね。
長田 イヴ・サンローランのリップ(3)はマットだけど全然老けて見えないの。どちらかというと透け感のあるマットかな。
森山 マットなのに透けてるって絶妙だし、新しい。しかもすごい似合ってますね!
長田 特にこの111番は、3歳児くらいの、何も塗ってない素唇みたいな仕上がりになるの。
森山 クレ・ド・ポーボーテのリップ(4)は潔く、ちゃんとマットだけど、シームレスでなめらか。マットなリップでも、モードなだけじゃなく、色っぽさみたいなのも感じられるようになりましたね。
長田 ねえねえ森山ちゃん、マットなアイシャドウも今までとはちょっと違ってたよね。
森山 トム フォード ビューティ(5)とか、RMK(6)がそうでしたね!
長田 トム フォード ビューティのクリームアイシャドウ(5)はマットなんだけど光を感じるところが気に入ってる。
森山 RMKのアイシャドウ(6)もそうです。テクスチャーがクリームだから、そもそもペタッとせず、立体感が出て使いやすかった!
3 透けるように発色するシースルーマットが新しい。ルージュ ピュールクチュール ザ スリムシアーマット 111¥4,300/イヴ・サンローラン・ボーテ
4 潤いが長時間持続。ふっくらと立体感あるマットリップに。鮮やかな発色で情熱的な唇が完成。ルージュリキッドルミヌマット 107¥5,000/クレ・ド・ポー ボーテ
5 なめらかにのび広がり、ほかの色とのレイヤードも楽しめる。ロングラスティングがうれしい。エモーション プルーフ アイカラー 09¥5,000/トム フォード ビューティ
6 しっとりとしたテクスチャーが、肌にのせるとパウダリーにシフト。時間がたっても美しい仕上がりが持続する。ストーン ホイップ アイズ 05¥3,500/RMK Division
変わりゆくビューティトレンドにこれからも期待大!
森山 ベージュのプロダクトも使いやすくなったもの、多くなかったですか? アナ スイの新ラインのチーク(7)とか、まさにそう。
長田 肌になじみすぎちゃうベージュじゃなくて、ほのかに赤みを感じるベージュが多かったのかも。
森山 レ・メルヴェイユーズ ラデュレのリップ(8)も、シュウ ウエムラのリップ(9)も、イプサのリップ(10)も、深みのある色で、溶け込むというより、存在感が出る感じですね。
7 ワンストロークで見たままの色が発色。血色感のある大人なベージュチーク。スイ ブラック パウダー ブラッシュ 700 ¥3,500/アナ スイ コスメティックス
8 光沢感のある美発色が◎。口紅のような色づきとグロスのような艶めきを併せ持つリッチなテクスチャー。ピュアさと気品を兼ね揃えたリッチなベージュ。リキッドルージュ 02 ¥3,200/レ・メルヴェイユーズ ラデュレ
9 するする塗れて心地よい。濃いカラーでメイクアップの主役に。ルージュ アンリミテッド アンプリファイド マット AM BG 961¥3,300/シュウ ウエムラ
10 みずみずしさを感じるマットで、パサつくことなく唇を彩る。
リップカラー 07 ¥3,200/イプサ
11 マット、メタリック、光沢の3テクスチャーがひとつのパレットにイン。タルティスト プロ トゥーゴー アマゾニアンクレイ パレット ¥2,200/タルト
12 自然なマットのブロンザー。ドルチェ&ガッバーナ ソーラーグロウ ウルトラライト ブロンジングパウダー 00(アジア限定色)¥7,800/ドルチェ&ガッバーナ ビューティ
13 リッププランパーが配合され唇にはボリュームが。メルテッド リキッド マット ロングウェア リップスティック セル アウト ¥2,700/トゥー フェイスド
長田 あとはさ、日本上陸した海外プロダクトはこれからも注目していきたいよね。
森山 そうそうそうなんです! 米国発のタルトのアイシャドウパレット(11)とトゥー フェイスドのリップ(13)、伊発のドルチェ&ガッバーナのフェイスパウダー(12)など、見た目もテクスチャーも楽しめるプロダクトが豊富で、メイクアップの幅も広がりそうです。
長田 今までになかったカラバリとか、テクスチャーも多いし、コレクションしたくなるようなデザインも最高。
森山 ’19年の下半期だけ振り返っても、メイクアップのトレンドが著しく変化した感じ。
長田 変わっていく様も、また楽しいよね〜。もうさ、’20年の春新作もちらほらリリースされてるじゃない?
森山 あ〜! そういえば……
――2人のビューティ・チャットはまだまだ続く。