ベスト・オブ・カラーメイクアップ/DIOR サンク クルール クチュール

完璧に構築されたカラーバランス。どう使っても、圧倒的に美しい

――神崎 恵さん

 サンク クルール クチュール(右上)689、(左上)279、(下)879

(右上)トップス¥14,000/ショールーム セッション(アール ジュビリー) ストール¥23,000/エストネーション(ハウルー)(左上)ジャケット¥24,000/リー・ジャパン カスタマーサービス(リー) 首に巻いたデニム¥23,800/ショールーム セッション(サージ) (下)ワンピース¥62,000/エストネーション(ポーストヴィット) ネックレス(短)¥23,000・ネックレス(長)¥21,000/ショールーム セッション(マリア ブラック)

「小さなパレットの中の配色の妙に思わずうなりました。安定の美しさとハッとさせられる鮮度。単色で潔く、重ねるほど深く鮮やかに。全13色のどれをとっても、非の打ちどころのないアイパレットです」(神崎さん)

「影色で陰影をつけたいけれどコンサバにはしたくない。抜け感や女っぽさも欲しい。そのすべてをクリアする唯一無二の赤みのブラウンが689。しっとり密着して目もとの骨格をグッと彫り深く見せてくれます」(安井さん)

「ネーミングも心憎い279『デニム』は突き抜けたモード感をかなえるグラデーション。左上のターコイズにネイビーやグリーンを重ね、ゴールドをハイライト的にオン。肌から浮かないクールなまなざしがすぐに」(松井さん)

「暖かな彩りを集めた879は濃淡の調節がしやすく、手持ちのブラウンなどに重ねても素敵。今の気分をまなざしに品よくレイヤードできて、たとえマスクをしていてもおしゃれな人のムードが漂うはず」(中野さん)

「879は単色でも混ぜて使っても表情をモダンにアップデートしてくれる最旬の5色。特に中央のフューシャレッドに心を撃ち抜かれました。右下のブラウンを使うか使わないかで表情をガラリと変えられます」(Rieさん)

各¥7,600/パルファン・クリスチャン・ディオール

あの名品パレットがオートクチュールに着想を得て生まれ変わった。「879 ルージュ トラファルガー」(上)、「279 デニム」(左下)、「689 ミッツァ」(右下)。ランウェイルックを彷彿とさせる各色には生質感パウダーを採用し、鮮やかな色も極めてウェアラブルに。メイクアップはファッションの一部である。その言葉を真に具現化する、まなざしのドレスがここに。