2021年こそ、健康的なカラダを維持したい! 新年を迎えてそう意気込んでいる人も多いのでは? でも、これまでダイエットにトライしてもなかなか結果が出せなかったという人は、その方法が自分のカラダには合っていない可能性も。ベストな状態になるためにダイエットをしたいと思うなら、まずは遺伝子検査にチャレンジしてみるのも手かも。
肥満遺伝子の傾向を知り、効率よくダイエット!
無理に食べ物を制限するなど、過度なダイエットは体調不良や肌荒れなどの原因になることも。また、他人には効果的なダイエット法が自分にも当てはまるとは限らない。効率よく、ヘルシーなボディを目指すなら、遺伝子検査で、まず自分に合ったダイエットを知ることから始めてみては。
肥満に関連すると言われている遺伝子は7種類あり、遺伝子検査をすることで、その遺伝子をどの程度持っているかがわかる。
「脂肪の分解が苦手なタイプか、脂肪の燃焼が苦手なタイプか、またその両方が苦手なタイプなのか、といった遺伝的傾向がわかり、効率的にダイエットを行うためのポイントが把握できます」。例えば、脂肪の分解をさせるのが苦手なタイプなら、アドレナリンを分泌させる「カプサイシン」の摂取や、運動でカラダを動かすことが推奨されます。脂肪の燃焼が苦手なタイプはL-カルニチンやビタミンB1、コエンザイムQ10を含む食材を摂るのが有効とされています。食欲の調整がしにくいタイプの方は、食事をゆっくり摂ることで血糖値を上昇させて満腹中枢を刺激する必要があります。このように、自分のカラダに適したダイエット法を知ることができます」(林博之先生)
「遺伝子的に太るから」と諦めるのではなく、生活習慣の改善を
もし、遺伝子的に太るリスクが高いという結果が出ても、そこで諦めないで。
「遺伝子による影響はあくまでも『傾向』であり、太る原因において、遺伝的要因は全体の3割程度とされています。より影響力が大きいのは後天的な生活習慣です。遺伝的に肥満リスクが高いという結果が出たとしても、あまり気にしすぎないこと。食事や運動など、普段の生活の改善の方が重要。『ダイエットの効率をより高めるための参考』として捉えていただきたいと思います」。そこで、検査選びがポイントになる。
「〇〇の遺伝子を持っている場合、どのような栄養素や運動が向いているのか、1日にどのくらいのカロリー摂取が妥当なのか、など、具体的なアドバイスが入っている方が良いと思います。検査結果票のサンプルなどを確認してみてください」