やめて! 産むわ、愛してる  #深夜のこっそり話 #413

最近、懐かしのドラマといえば?という話題で、知人と盛り上がったときのこと。
今は終了してしまった、フジテレビの昼ドラ枠。そのなかで登場した台詞ランキングというのがあって、1位「やめて!」2位「産むわ」3位「愛してる」だとか。疑いもなく、どれも修羅場ですよね。愛憎劇を得意とするドラマだけあって、台詞も抜き出てますが、3位が愛の言葉でほっとしています(誰に対して言ってるかが問題ですが…)。時に主人公が3つとも口にしますからね…ドロドロな三段落としです。

一方、仕事に恋に、何よりも自分に迷える現代女性に響く格言の宝庫といえば、SATCことアメリカのTVドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』でしょう。先日公開したセレブニュースにて、サラ・ジェシカ・パーカーが、SATCの親友・サマンサの60歳を祝福した記事をあげたところ、大反響! 今も続くその影響力が伺えます。放送開始からすでに18年たっていますが、今見ても思わず膝を打ってしまう印象的な言葉がポンポンポンと、卓球のラリーのような軽快さで飛びかいます。20代、30代、40代と、見る世代によって捉え方が違うのも面白いというか、経年変化を楽しめるのもすごい。

私のお気に入りは、キャリーの「I do not pick the wrong guys, They pick me.」でしょうか。これ、個人的には反語だと思うのです。うまく恋愛を乗りこなせない原因は自分とわかっている。でもそれを認めたら終わり。救いようのない自分を承認することになるから、人のせいにしたりつい他力本願したりしてしまう。自分のダメさに素直になれない、そんな、女性の切なさ。ふざけているようで、そこはかとなく真理が漂います。

なお、SATCの名台詞を集めたセレブトピックスを近日公開予定。ファンならずとも、迷える(ひつこい)現代女性なら必見ですよ。

あ、ちなみにくだんの昼ドラの台詞ランキング。第4位は「許さない」だそう。きゃ!
(ライターR)

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