2018.08.27

来世で生まれたいセレブファミリー選抜大会 #深夜のこっそり話 #1035

幼い頃、女性なら誰しもが抱いたであろう“プリンセスになりたい”願望。それは本物のプリンセスからディズニー・チャンネルに代表されるようなティーンスターへ、最終的には玉の輿と、プリンセスの偶像は年齢によって変化へ遂げるのではないでしょうか。しかしシングルのアラサーともなれば、“願っていればいつか叶う”と思っていた理想がいかに難しいことか、痛いほど実感するもの。 

先日、プリンセスへの夢も希望も見失ったシングル女性5人で集まったときのこと。理想の男性像を語り尽くした我々が次なる題材として選んだのが、「来世があるならばどの家庭に生まれたいか」。そこで挙がったのが、シンディ・クロフォード率いるガーバー家、品格漂う英王室、連日ニュースを騒がせるカーダシアン家、音楽界を代表するビヨンセ&ジェイ・Z夫妻、温和そうなシュワちゃんが大黒柱のシュワルツェネッガー家、美男美女のブレイク・ライヴリー&ライアン・レイノルズ夫妻などなど、今をときめく人気ファミリーたち。

まるで生産性のない会話だが、これがまた盛り上がるのなんの。妄想としても桁外れな高望みをしておきながら、やれ「ガーバー家のもとに短足で産まれたときの絶望感に耐えられない」、「カーダシアン家のリアリティ番組のネタになるのは嫌だ」、「ジェイ・Zにそっくりだったらどうしよう」など言いたい放題。そんな卑屈感丸出しの我々5人が満場一致で「最高!」という結論に至ったのが、ベッカム家。

子どもたちは幼い頃からパパラッチに追われる生活を送りながら、誰一人グレることなく、パパラッチ写真は笑顔がスタンダード。パパはイケメン、ママはおしゃれ、そしてセレブファミリーのなかでも指折りの資産を持っているなど、非の打ち所がないのだ。音楽やスポーツなど、それぞれが才能を探し当てているところも高ポイント。やはり狙うは、末っ子で唯一の女児ハーパーのポジション。優しい両親と兄3人に見守られながら育つ彼女の人生で唯一の不安があるとすれば、恋人選びのハードルが高くなるということぐらいでは。 

かつてパリス・ヒルトンやリンジー・ローハンらお騒がせセレブが人気をリードしていた時代から一変、現在のセレブ界は空前のハッピーファミリーブーム。その背景は我々のような女性が世界中で増えているからなのでは……?と思いついた瞬間、現実に引き戻されつつ、ちょっとホッとしてみたり。シングル女性に夢を与え続けるキラキラファミリー・ベッカム家よ、永遠に!と、夜空に願いを込めずにはいられないのでした。

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ライターNAKANISHI

セレブニュース担当。好きなセレブはマライア・キャリー、タイプはキアヌ・リーブス。運命の恋を探し続けてうん10年、取り柄はプラス思考。

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