“つまんない”毎日を救う、萌え断ケーキ #深夜のこっそり話 #1439

「つまんな~い」
最近気になっているのが、もうすぐ4歳になる娘のこの口癖です。休日や夜、家族でのんびりとしているとこの言葉が。そんなにいつも楽しいことばかりじゃないんだよ、と心の中で思いつつ(口にも出してるかも!)、確かにそうだよね、と共感も。夏らしいこともたいしてできず、ここのところ雨続きで公園にも行けず。そう感じるだけでも成長の証であるし、前向きにとらえれば保育園の遊びはよほど楽しいのか、と思ったり。

こけし屋で大好物のミルフィーユの新作を見つけて興奮! 左から「キャラメルミルフィーユ」¥411、「カレ・ソレイユ」¥326

そんな時は完全に甘やかしですが、ケーキ作戦です。立ち寄った西荻窪のオアシス「こけし屋」で見つけた、新作ケーキを食後の楽しみに仕入れました。しかも今人気の断面が美しい“キャラメルミルフィーユ”。卵白だけを焼いたスポンジに黄桃をサンドした“カレ・ソレイユ”も涼しげ。ホクホクとしながら家族で食べ、なんでもない日がちょっと特別なひと時に。

1949年創業、洋菓子とフランス料理のお店「こけし屋」のパッケージは、洋画家の鈴木信太郎氏によるイラストが目印。ブルーとピンクの乙女心をくすぐるカラー配色にも気分が上がる!

「つまんな~い」への回答は切れ目なく刺激を与えることではなく、なんとなくですが毎日のルーティンに潜む幸せをちょっと味付けしてピックアップすることかな、と思っています。「元気に起きて、みんなでご飯食べて遊んで、お風呂入って一緒に寝る」、そんな毎日のルーティンができることが、本当にありがたく幸せなことなのだ、って年を重ねたからだとは思うのですが、最近は特に感じますよね。

刺激があまりない、浮足立ってない(というか沈みがちな)今の状況だからこそ、大人になって思い返したとき、地味なルーティンのなかにこそ幸せな原風景が潜んでいた、と気づいてほしい。あのとき家族みんなで身を寄せ合って暮らしてたな、たまにご飯のあとこけしやのケーキ食べたな、という思い出ができればいいかな、と。

つまんない、とはどういうことなのか?哲学的に考える絵本「つまんない つまんない」(ヨシタケシンスケ著、白泉社刊)
つまんない、とはどういうことなのか? 探り、哲学的に考える絵本『つまんない つまんない』(ヨシタケシンスケ著、白泉社刊)。振り返れば自分もずっと「つまんない」「面白いこと起きないかな」と思って生きてきたかも....と考えさせられます。

これからも続くであろう、「つまんな~い」への本質的な対応策。こちらの本も読みつつ考えていきたいです。

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エディターSUGAWARA

ウェディングとファッション担当。淡々としてますが笑い声だけよくとおります。好きなものは夕暮れとボサノバとチョココロネ。

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