5歳児にもヒット! 『子どもを守る言葉「同意」って何?』が教えてくれること #深夜のこっそり話 #1692

子どもの寝かしつけに絵本を読むのが日課なんですが、先日「これがいい」とリクエストされてびっくりしたのがこちらの本です。

レイチェル・ブライアン作『子どもを守る言葉『同意』って何? YES,NOは自分が決める!』(集英社刊)
レイチェル・ブライアン作『子どもを守る言葉「同意」って何? YES、NOは自分が決める!』(集英社刊)

以前、編集部の先輩から娘に、とプレゼントされたんですが、5歳の子にはまだ早いかな?と思いながら読んでみたら、意外にも心に響いたようです。

この本で明確にされているのは
「自分をどうするかは自分で決めていい!」
つまり“キミのからだは、キミのものなんだ!”だから“自分が大丈夫だと思うことと、「これはイヤだ」、と思うことのバウンダリー(境界線)は自分で決めることができる”ということです。
そのバウンダリーは個々の相手によってそれぞれ線引きが異なるものだから、何か行動する時、相手が「同意」するか確認してみる、そして相手から自分の境界線を越えて、嫌なことをされたら嫌だってはっきり言うことが大事、と教えてくれます。

背表紙より。イラスト入りですごくわかりやすく心に直に響く内容に!
背表紙より。イラスト入りですごくわかりやすく心に直に響く内容に! 「同意」は途中で気持ちが変わったら変えてもいい、というのも大事なポイントに感じました。

そういえば、と思い当たるふしがあるのが、娘の保育園での様子。やんちゃな男の子が顔をすごく近づけてきたり、靴を頭の上にのせようとしたり......親がいれば「そんなことしちゃだめだよっ」て注意するけれど、娘やされた子は、どうしたらよいかわからず、よけたり手ではらったりすることもせず、固まることが多い......のが気になっていました。

だから、自分が嫌だと思うことは「嫌だっ」て言っていいということを明確に教えてくれるこの本がちょうど心にささったのではないか、と。先日は電車に乗っていた時、娘が「自己決定権」と突然言い出してビックリ! 「どうしたの?」と聞いたら「同意の本に載っていた言葉」と(*自分のからだをどうするか、自分が決める。それを“からだの自己決定権”というと本の中ででてきて、心に残ったよう)。

自分の心に聞いて、自分を大事することは本当に重要で、“自分にも価値がある”って思えることの一歩になりそう。
そんな意識を小さいころからベースに持っていると、これから生きていく世界がどんどん広がる子どもたちには、大きな味方になってくれるのかな、と思います。子どもだけでなく大人も、自分を守る言葉が本当に大切だな、と感じたのでぜひシェアさせてください!

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エディターSUGAWARA

ウェディングとファッション担当。淡々としてますが笑い声だけよくとおります。好きなものは夕暮れとボサノバとチョココロネ。

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