京都で面白いホテル「GOOD NATURE HOTEL KYOTO」を発見! #深夜のこっそり話 #1989

近年ホテルのSDGs視点はぐっと進んでいて、その改革たるや大変だろうなと推測しておりました。サービスの水はペットボトルではなく、継続使用できるものにしていたり、シーツの交換希望を聞いたり、歯ブラシやシェービングのアメニティを置かない傾向など、やらないことを増やすと同時に、食材を含め環境に配慮したものや行動にするなど様々です。そんな中で、比較的緩やかにそれらを楽しみながら進め、食へのこだわりが気になるホテルを京都河原町に発見しました。

近年ホテルのSDGs視点はぐっと進んでいて、その改革たるや大変だろうなと推測しておりました。サービスの水はペットボトルではなく、継続使用できるものにしていたり、シーツの交換希望を聞いたり、歯ブラシやシェービングのアメニティを置かない傾向など、やらないことを増やすと同時に、食材を含め環境に配慮したものや行動にするなど様々です。そんな中で、比較的緩やかにそれらを楽しみながら進め、食へのこだわりが気になるホテルを京都河原町に発見しました。

好立地にある、コンポスト見学ができる体験型ホテル!

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ロビー階の中庭。LEED認証(人や環境について考慮した建物として)を取得し、ホテルとして世界初のWELL認証(働く場所としての(身体的・精神的・社会的な幸福度)を獲得。

こちらのホテルの面白い取り組みで驚いたのが、希望すると参加できるSDGs館内ツアーの中で、ホテル内のコンポストを見学できるということ。コンポストを置いているホテルが増えているのは知っていましたが、ゲストがコンポストを見られるのは初めてです。

案内くださる方が「メインイベントの場所であるコンポストです」と話されていたのですが、実質ホテルの裏側、しかもゴミ処理を見せるというのはすごい覚悟です。自身の暮らしのためにも参加してよかったなと思いました。もし小中学生の子どもがいたら、夏休みの宿題に宿泊するのもいいなと。企業やホテルの取り組み報告を文字でチェックしてきましたが、実際の現場を見る迫力はインパクト大。ちなみに、朝食のビュフェで、コンポストの堆肥で育てられた「えんこう米」が食べられます。

そして、説明の中で2度目の驚きが。「GOOD NATURE HOTEL KYOTO」は「GOOD NATURE STATION」の中にあり、そこの中にミシュラン2つ星を獲得した「VELROSIER」のシェフがプロデュースした「中華そば 六」などをはじめとする有名な飲食店が多く入っています。ホテルのレストランだけでなく、それら外部の飲食店にもコンポストに参加してもらっているということ。「いいことだから当たり前!」とは一筋縄では進まないフィールドでの実行に本気を感じます。

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館内の生ごみが集められるコンポスト。上に書かれているものは、油を極力入れない(ドレッシングなどは控えるように)、生ゴミ以外のものは入れない(爪楊枝やピック、アルミホイルなど)、水を極力入れないと書かれていました。バクテリアが死滅しないための注意喚起です。気になる匂いなど感じることなく、想像していたより匂いませんでした。

夜は期待高まるヴィーガン・ベジタリアンフレンドリーレストラン「Hyssop」へ

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ブッダボウル ¥2,400

他のホテルの海外ゲストも多く訪れるというレストラン、ヴィーガン・ベジタリアンフレンドリーの「Hyssop」。地元京都の生産者を中心に仕入れたものが、ボリュームたっぷりに味わえます。モクテル含めドリンクも種類豊富で楽しめ、新鮮な野菜や味わいにリピート確定。嬉しいのは、気取らずに大人数で盛り上がるのもよし、一人でサクッと美味しいものを味わうのにも丁度いいところ。ランチタイムのセットプレートも狙いたいところ。数泊したら、何回か利用しそうです。

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枝豆のフムス ¥1,800
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種類豊富なオリジナルドリンクは季節限定なども楽しめます。左より、山椒クラフトコーラ(カルダモン、スターアニスなどにピリッとした山椒フレーバー)、レモンスプリッツア(シャルドネ葡萄を使ったもの)、奥のものはよもぎ餅(よもぎの香り、甘酒の甘さを感じるもの)。現在のメニューはご確認を。

アートのように美しい独創的なデセールが並ぶ、憧れの「RAU」(カフェ)でチルタイム

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シェフ パティシエの松下裕介さんとシェフ ショコラティエールの高木幸世さんが作り出す、かって見たことのない世界が広がっています。

そして、これが目当てで訪れたかったとも言える理由のひとつが、同館内の「RAU」。以前お土産でいただいたNami-Namiのクリームサンドサブレやボンボンショコラがおいしくて、いつかカフェに行きたかったのです。圧倒的に美しい入り口のディスプレイでもわかる通り、ここにしかない夢の世界があります。今回発見したのは、ホテルの部屋にも用意されていた「GOOD NATURE MARKET」のオリジナルブランドのカカオコーヒーとこちらのボンボンショコラの相性が抜群で、帰りに自分用のお土産に買いました。コーヒーとカカオ豆の皮(カカオハスク)がスペシャルブレンドされていて、カカオの香りに包まれとにかくあう。ぜひ一度お試しを。カカオコーヒーは1F「MARKET」で購入できます。

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こちらではカカオティーを。手前のボンボンショコラ「iro」は全13種の中のao、Nami-Namiは抹茶。
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1FのRAUショップではお土産を購入。発送可能なものもあります。

帰りは、京都ならではの発酵バーガーで締めくくり 「GOOD NATURE KITCHEN」

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奥のサラダボウルの味噌味ドレッシングもおいしく、野菜が進みます!

もう食べられないと思うほど朝食をいただいたのですが、ここは「こだわりの食のステーション」でもあるので、最後まで食べ続けました。早めのランチという言い訳のもとに、発酵をテーマにしたバーガーショップへ。京都産のフレッシュ野菜はもちろん、バンズにもこだわりがありました。通常廃棄されてしまう京都・美山牛乳のホエイと国産全粒粉を加えて、伏見区のベーカリーがオリジナルで作ってるいもの。また、手前の「大地のスープ」と名付けられたスープも、野菜のうま味たっぷりの味わい。おかわりしたくなるほどです。

味わい尽くせなかった、次回の楽しみは?

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サーカディアンライトとは目覚まし時計感覚でライティングを調整設定できて、暗がりの中、心地よく眠りに入り、徐々に明るくなり快適に目覚める仕組み。

実はディナー後にバータイムを楽しもうと思っていたのです。が、このふかふかベッドとスペシャルなサーカディアンライト照明に促され、身体がどっぷりベッドに張り付いてしまい、動けませんでした(笑。

行きたかった場所は館内1Fにある「ERUTAN(エルタン)」のバータイム。イタリア・ミラノで日本人オーナーシェフとして初の1つ星を獲得した徳吉洋二シェフの監修したメニューがいただける場所。23時までなので、次回はぜひにと思っています。

そして、もうひとつが「中華そば 六」。これも鴨、地鶏、鹿、牛、豚の5種類のガラから出汁をとり、ポルチーニ、龍眼肉、トマト、干しシイタケの旨味を加えたスープにストレート麺だそうで、横目に見ながら、胃袋足りずで断念。ミシュラン2つ星VELROSIERのシェフ監修の味は、次回へと持ち越しです。

ホテル激戦区でもある京都のホテルに個性派がまたひとつリストアップされて、ますます京都行きが楽しくなりました。マーケットだけ、ランチだけでもぶらりと訪れてみるのも良さそうです。

エディターTARUIプロフィール画像
エディターTARUI

気づいたらメガネやサングラスを集めてました。しかし、何年か寝かせてからかけるという癖あり。ひとりっぷ®修行中。セレブやK-POPを語りがち。

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