道重さゆみと快スキンケア「今のわたしが一番きれい」

15年前から鏡に向かって「今日も可愛いぞ!」と唱え続けてきたアイドルは、「大人には大人のしっかり歩んできた可愛さがある」と語り、証明する。「自分大好きは希望になる」と気づく人が増え、時代が道重さゆみに追いついた今、改めて聞きたい未来のためにできること。どんな日も「今の私がいちばん可愛い」と思える肌を育む、感覚派スキンケア。

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レザートップス¥55,000/TOMORROWLAND(バッカ) イヤーカフ¥20,000・イヤーカフにつけたチャーム¥20,000/アン・デザインズ(アン バイ トモヨ ヨシダ)

30年間生きてきた私の「しっかり歩んできた可愛さ」

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スエードドレス¥58,000/BOWLES(HYKE) スカート¥36,000/ステア イヤーカフ 各¥38,000・左手人さし指のリング¥28,000/エドストローム オフィス(オール ブルース) ガラスの石(大)¥25,000・(中) 各¥15,000・(小) 各¥10,000/ワグ インク(チャコリ)

「劣化という言葉は私にはない。常にピークなんです。だから、今までで今日がいちばん可愛い」。アイドルグループ「モーニング娘。」のOG、道重さゆみさんのこの発言には、多くの反響が寄せられた。本人は「ますます気合が入ります」と喜びつつ、少し戸惑ったところもあるようだ。

「正直私からしたら、いつもとあまり変わらない発言なんです。15年以上、一貫して“私可愛い”と言い続けてきて、ときには『女が嫌いな女ランキング』に入ったこともありました。それが今は、似たような発言をしても好意的な意見をいただいたり、女性にも共感してもらえることが増えました。思わずブレそうになった瞬間もあったけれど、信念を曲げずに“自分可愛い”を貫いてきてよかったなと思います」

 3人きょうだいの末っ子に生まれ、親からも近所の人からも「可愛い」と愛でられて育った。褒め言葉を素直に受け取り、中学1年生で“可愛い人たちが集まる”「モーニング娘。」のオーディションに応募。いざグループに入ってみると、可愛いだけでなく歌もダンスも上手な先輩たちの中に埋もれた。

「あの子のほうが顔小さいし歌がうまい、立ち位置がいい……とか。もともと嫉妬しやすい性格なので、ラジオでもよく愚痴ってました。じゃあ私には何ができるだろうと、得意なことを探したり、表情を研究したり必死でした。自分に納得できるように、日々どうにか自信を持てる方向に持っていく。自分に可愛いと言い聞かせることも、その一環です」

 朝起きて一番に鏡に向かって「よし、今日も可愛いぞ!」と声をかける儀式は、当時から長年一日も欠かさず続けている。「調子が悪くて鏡を見たくないような日も、眉がうまく描けた、髪型がいい感じ、三面鏡で見て後ろ姿が可愛いなど、どこかしら可愛いポイントを見つけてから家を出るようにしています。私がいちばん可愛い瞬間は、帰宅してお風呂に入る前。むくみが取れてスッキリしているし、ヘアメイクしてから時間がたったときのほうが無造作で案外いい。今、撮影してくれればいいのに!ってなりますね(笑)」

 周囲からもっとキャラを出すようにアドバイスされつつも、自分の色が見つからずにもがいていた時期のこと。本番前に鏡に向かって“今日も可愛い!”と気合を入れているところを先輩に見られ、ステージで“さゆが、鏡の前で変なこと言ってた”といじられて大ウケしたことが転機になった。

「面白いと思ってもらえるなら、これからはキャラとして全面に出していこうと決めました」
 
リーダーとして、自信がない後輩を励ますときにも、この経験が活きた。「人それぞれ長所が違うから、自分の得意分野、好きなところを伸ばして、頑張ってアピールしていこう!と伝えていました。当時の後輩には10個くらい年が離れた子もいたんですけど、可愛いねと褒めたら、いやいや〜と謙遜するんです。そう返されると、え、本当に可愛いのに!って言ってました。私は、人に可愛いって言ってもらえたときは、やったー、うれしい!って受け入れてます(笑)」

 最近は、10代や20代とは違う「30年間生きてきた可愛さ」へとアップグレード中。「若い可愛さだけじゃなくて、しっかり歩んできた可愛さもある。何もしないところからいきなり私可愛いと思うのは難しいけれど、すっぴんでも自信が持てるように心地よいスキンケアでじっくりお手入れしたり、お化粧を研究したり、お菓子を食べるのを我慢したり。私の場合、本当はうつ伏せが落ち着くけど、むくまないように仰向けで寝ることもそう。未来の自分のために今日頑張る小さな積み重ねで、いつだってキラキラ可愛くなれると信じているんです」

すっきり目覚める洗顔

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ブルーワンピース¥15,910/コス 銀座店(コス)

「すがすがしく目覚められる、すっきりとした洗い上がりと潤いが両立できる洗顔が好き。大人になるほど、洗顔はしっとりとさっぱりのバランスが大事だと思う」(道重さん)

1 美容オイルをそのまま固めたような植物の恵みで洗う。
MiMC オメガフレッシュモイストソープ フランキンセンスブレンド(100g)¥2,800/MiMC

2  「スーッとした洗い上がりで、気持ちよく目覚められます。肌が整う気がするアルビオンは、他の商品も“モーニング娘。”時代から愛用」(道重さん)。炭の力で汚れを吸着。
アンフィネスディープフォース ウォッシュ(120g)¥3,800/アルビオン

3 4種のクレイと潤いを含んだ植物由来のマンナンボールが、ゴワつきやくすみ、皮脂汚れを吸着。
デュオ ザ ホワイトクレイクレンズ(120g)¥3,000/プレミアアンチエイジング

4 保湿成分を贅沢に配合した糸引き美容液洗顔。
KANEBO コンフォート ストレッチィ ウォッシュ(130g)¥5,000/カネボウインターナショナルDiv.

ローションはテクスチャーで選ぶ

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カーディガン¥54,000/THE WALL SHOWROOM(スーザン ラエ)中に着たブラトップ¥4,546/コス 銀座店(コス)

「化粧水は、心から気持ちいいと思えるテクスチャーで、しっかり潤ってべたつかないものが好き。肌が疲れて乾燥しているときは、コットンにたっぷりとって塗った後、手で重ねづけしてから押し込むと、翌朝の肌の調子が全然違います」(道重さん)

5 みずみずしい感触でなじみ、きめの整った肌に。
バランシングプライマーα Ⅰ(100㎖)¥4,500/アユーラ

6 エッセンスとオイルを97:3で配合。シェイクすると2 層が混じり合ったマイクロバブルが発生する新感覚化粧水。
クラリフィック デュアル エッセンスローション(150㎖)¥11,000/ランコム

7 輝くような透明感をかなえるフレッシュなジェルローション。余分な角質を穏やかに取り除き、均一な肌に。
サブリマージュラ ローション ルミエール(125㎖)¥15,500/シャネル

8 パシャパシャとした感触が心地よい道重さんのお気に入り。独自の保湿成分が肌の上にみずみずしい層をつくり、水分量をキープ。
ザ・タイムR アクア[医薬部外品](200㎖)¥4,000/イプサ

透明感には投資する!

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「日々日焼け対策を頑張っていることもあり、私にとって美白はデイリーケアというよりもスペシャルケア。使ってすぐ透明感を感じられるようなちょっと贅沢なものを使って底上げしたい」(道重さん)

9 美白有効成分コウジ酸配合。こだわりの浸透処方でミクロのシミまで見逃さない。
ホワイトロジスト ブライト コンセントレイト[医薬部外品](40㎖)¥15,000/コスメデコルテ

10 ふたつの発酵成分とビタミンCが、肌のすみずみまで潤いで満たし、みずみずしい輝きを与える。
パーフェクショニスト プロ ブライト セラム(30㎖)¥11,000/エスティ ローダー

11 肌の明るさに不可欠な、細胞の酸素補給に着目。植物成分配合で、生き生きと輝く肌をサポート。
ブライトプラス ブライトニング セラム[医薬部外品](30㎖)¥10,500/クラランス

12 「友人から教えてもらったマスクは、透明感が出て、もっちりツヤツヤした肌に。大事な仕事の前に使います」(道重さん)。
マスクエクレルシサン[医薬部外品](6包入)¥10,000/クレ・ド・ポー ボーテ

調子が悪い日のお守りクリーム

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「肌の調子が悪い日は、クリームをたっぷり塗って潤いを補給。水をたくさん飲んで半身浴して、内側からも巡る肌に」(道重さん)

13 「肌がごくごく飲み干すような潤いと、たっぷり塗りたくなるみずみずしい感触が好き」(道重さん)。72時間持続型保湿をかなえるジェルクリーム。外的ストレスに左右されない環境を整える。
モイスチャー サージ 72 ハイドレーター(29g)¥4,500/クリニーク

14 濃密なクリームの中から、乳液の柔らかなオイルがあふれ出すようなテクスチャー。リフトセラミドがハリに満ちたしなやかな肌をかなえる。
ディセンシー クリーム[医薬部外品](30g)¥11,000/ディセンシア

15 美白もハリもサポートするクリームで、明るく引き締まったハリ肌に。
バイタルパーフェクション UL ファーミング クリーム[医薬部外品](50g)¥13,000/SHISEIDO

16 強固な擬似バリアで外部刺激をブロック。肌の水分蒸散をしっかりと防ぎながら、大気中のチリ・ホコリから肌をガード。
フイルナチュラント エクスバリア リペア クリーム Ⅰ(しっとり)(44g)¥5,000/ドクターフィル コスメティクス

PROFILE
道重さゆみ
歌手・タレント。1989年7月13日生まれ。アイドルグループ「モーニング娘。」の元メンバーで、8代目リーダー及びハロー!プロジェクトの4代目リーダーを務めた。モーニング娘。を卒業後、2年4カ月の休業を経て活動を再開。30歳の誕生日に「常に“可愛い”のピークを更新したい」と宣言。

SOURCE:SPUR 2020年4月号「今のわたしが一番きれい」
model: Sayumi Michishige photography: Teruo Horikoshi〈TRON〉(model), Kevin Chan(products) make-up: KIE KIYOHARA〈beauty direction〉 hair: Kazuhiro Naka〈 KiKi inc.〉 styling: Kanako Sugiura text: Anna Osada

FEATURE