いよいよ、2018年3月4日(現地時間)に開催される第90回アカデミー賞授賞式。ノミネートが発表されると、賞レースの常連である、女優のメリル・ストリープや映画『バットマン』シリーズで知られる映画監督のクリストファー・ノーランなどのベテラン勢に名を連ねて、ティモシー・シャラメ、マーゴット・ロビーといった新人俳優やコメディアン兼映画監督のジョーダン・ピールが初ノミネートに選ばれ、注目された。
1月21日(現地時間)に開催されたSAG(全米映画俳優組合)賞では、惜しくも受賞を逃したが、アカデミー賞を左右するであろう話題の3人をピックアップし、プロフィールから作品までお届け。
ノミネート:主演男優賞 ティモシー・シャラメ(22)
『君の名前で僕を呼んで』にて、主演男優賞に初ノミネートされたティモシー・シャラメは、ニューヨーク州マンハッタン出身の22歳。幼い頃からフランスに滞在することが多かったため、フランス語も流暢に話せるとか。9歳からCMなどで活躍し、2014年公開の『インターステラー』や今回のアカデミー賞で作品賞に選ばれた『レディ・バード』にも出演している。
『君の名前で僕を呼んで』は、17歳と24歳の美しい青年同士が惹かれ合う純愛を描いたストーリー。同作でゴールデングローブ賞の主演男優賞にもノミネートされるなど、今最も旬な若手俳優のひとり。
ノミネート:主演女優賞 マーゴット・ロビー(27)
オーストラリア出身のマーゴット・ロビーは、2013年公開の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』でレオナルド・ディカプリオの妻役に抜擢され、一躍有名に。その後は、2016年公開の『スーサイド・スクワッド』で強烈なキャラクターを演じ、人気を博した。プライベートでは、映画監督のトム・アッカーリーと2016年に結婚している。
主演女優賞に初ノミネートされた作品は、実在したフィギュアスケーターのトーニャ・ハーディングの半生を題材にした『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』。また、ノミネートリストが発表されると、公式インスタグラムには弟のキャメロン・ロビーと抱き合う写真を投稿し、喜びの声を発信した。
ノミネート:監督賞 ジョーダン・ピール(38)
監督賞で注目されているのが、『ゲット・アウト』を手がけたジョーダン・ピール。ニューヨーク生まれで、もともとはキーガン=マイケル・キーとともにコメディアンとして活動していた。
『ゲット・アウト』は、黒人に対する人種差別をテーマに掲げ、コメディアン出身ならではのブラックユーモアを交えながらも、社会問題を提議した作品。日本では、2017年10月27日〜公開され、大ヒットを飛ばしている。はたして、栄光は誰の手に!?
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