女性の殺害率が高いトルコの現状を知ってもらうために始まった新たなチャレンジ。セレブたちもモノクロ写真をシェアし、サポートを表明する。
現在、「#WomenEmpowerment」や「#WomenSupportingWomen」というハッシュタグとともにモノクロ写真を投稿するチャレンジが、インスタグラムで急速に拡大。すでに世界で6百万人以上が参加するなど、一大ムーブメントを巻き起こしている。
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女性の殺害率が高いトルコの現状を知ってもらうために始まった、このチャレンジ。トルコは、女性に対する暴力防止を目指す「イスタンブール条約」を最初に批准した国にもかかわらず、フェミサイド(女性を標的にした男性による殺人)の件数は世界でも上位。今も一向に減らない状況が続いているという。
モノクロ写真は、殺害された女性のモノクロ写真がテレビや新聞に載ることに由来。亡くなった女性たちと同じような写真をインスタグラムでシェアすることで、「彼女たちと一緒に立ち上がろう」という意味が込められているという。
Photo:Instagram(@natalieportman)
過去に行われた他のチャレンジと同様に、次の挑戦者を指名することで広がりを見せている。その波はセレブにも届き、多くのスターが自身のモノクロ写真とともにメッセージを発信!
ナタリー・ポートマン(39)は、力強いまなざしでカメラを見つめる写真を投稿。これまで多くのイベントで女性の地位向上を訴えてきた経験から、「こうした素晴らしい運動に参加できて誇りに思う」とコメントした。
Photo:Instagram(@victoriabeckham)
長男ブルックリン(21)の婚約者ニコラ・ペルツ(25)からバトンタッチを受けた、ヴィクトリア・ベッカム(46)。「女性のエンパワーメントは、私やブランドにとって永遠の使命」と、チャレンジへの厚い支持を表明した。
Photo:Instagram(@khloekardashian)
友人ヴァネッサ・ブライアント(38)から指名されたクロエ・カーダシアン(36)は、「全世界の女性たちへ。愛を広めて。そして相手を思いやることを忘れないで」と団結することを呼びかけた。
Photo:Instagram(@nicolekidman)
ニコール・キッドマン(53)は、「これまで数多くの素敵な女性から、愛することや成長することを教えてもらった。今度は私から皆に伝えていきたい」と女性たちをサポートしていくことを宣言。
Photo:Instagram(@ressewitherspoon)
ハッピーな笑顔の写真をシェアした、リース・ウィザースプーン(44)。「今までたくさんの愛で支えてくれてありがとう。これからも私たちは、ずっと輝いていけるはず」とポジティブな言葉を贈った。
女性が声を上げて始まったこのチャレンジは、多くの共感を呼び、その勢いは日に日に増している。この勢いが、トルコを始め、世界が変わるきっかけになることを願う。
text:Kyoko Kawaguchi