学生時代にいじめられ、うつ状態になってしまったレディー・ガガ(34)。自分の気持ちを打ち明けられない中、母シンシア(66)との関係で学んだこととは?
母シンシア(66)とともに、『Channel Kindness:Stories of Kindness and Community(原題)』を執筆したレディー・ガガ(34)。2020年9月22日(現地時間)の発売を前に、ふたりで米『ピープル』誌のインタビューに応じた。
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「Kindness(思いやり)」をテーマにした、51のストーリーで構成されている同作。インスピレーション源は、メンタルヘルス問題を抱えていた学生時代における、母との関係だったとか。
中学生の頃、壮大な夢を抱いていたことを理由にいじめられ、うつ状態になってしまったガガ。「心の病を抱えていた私に、母はどう接していいか分からない様子だった」と、当時を振り返った。
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シンシアもこれを認め、「世代の違いから、上手くコミュニケーションが取れなかったことを後悔しているわ」とコメント。「娘も悩みを打ち明けるのが恥ずかしそうだったし、私もティーンエイジャーの問題を完全に理解することができなかった」という。
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しかし、理解はできなくても、思いやりを持つことで徐々に心が通じ合っていったというふたり。その結果ガガは、自分の気持ちを素直に伝えることができるようになったと言い、「『思いやり』が私たちの関係を癒してくれた」と語っている。
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最後にガガは、「この本を読んで、心の病を抱える若者たちが少しでも回復することを願っている。そして家族とコミュニケーションを取る上で、私たち親子の経験を役立ててほしい」とメッセージを送った。
以前から自身のメンタルヘルスにまつわる問題をオープンにし、同じ悩みをもつ人々を勇気づけてきたガガ。この本をきっかけに、「思いやり」の精神はさらに広がりそう。
text:Kyoko Kawaguchi