エマ・ストーン、ルイ・ヴィトンのドレスのポケットにポップコーンをどっさり詰めてレッドカーペットに登場! ユニークなスタイリングが話題沸騰

米人気コメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ(SNL)』50周年を祝う特別番組に豪華スターが集結。アカデミー賞受賞俳優のエマ・ストーン(36)が遊び心たっぷりな「ポップコーンドレス」に身を包んで登場し、ネット上の話題を独占した。

米TV局『NBC』で1975年より放映されている長寿コメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ(SNL)』。その50周年を記念して、2025年2月16日(現地時間)、ニューヨークで行われた「SNL50:The Anniversary Special」のレッドカーペットにはブレイク・ライブリー(37)やレディー・ガガ(38)などの多くの豪華ゲストが集った。

なかでもひときわ目立ったのは、ピクシーカット(ベリーショート)ヘアで真っ赤なドレスを纏い、脚本家の夫デイブ・マッカリー(39)ともに姿を現したエマ・ストーン(36)。

エマ・ストーン、デイブ・マッカリー
2025年2月16日(現地時間)、SNL50周年記念番組に出演したエマ Photo:Getty Images

繊細なホルターネックとドラマティックなスリットが印象的な真紅のドレスは、ルイ・ヴィトンのカスタムメイド。ウエスト部分の両サイドに大きなポケットがついており、そこにはなんと溢れんばかりのポップコーンが!

ハンドバッグがわりに、映画館でよく見かける赤いストライプ柄のボックスを持って笑顔を振り撒いたエマ。タキシード姿の夫とポップコーンをつまみながら、カメラの前でポーズをとった。

米『CNN』によると、レッドカーペットを歩いてきたエマが撮影スポットまで駆け寄ったとき、ポケットからポップコーンがこぼれ落ちたそうで、彼女の足元はまるでポップコーンが散乱した映画館の床のようだったという。

その落ちたポップコーンを、俳優でコメディエンヌのエイミー・シューマー(43)がほうきとちりとりを持ってドレス姿で掃除するコントのようなシーンも見られたとか。

また俳優でコメディアンのセス・ローゲン(42)はエマのポケットからポップコーンをつまんでいたとのことで、『CNN』は、エマのルックは「ファッションとコメディの珍しい融合」だと称賛した。

この日、ドレスとリンクした真っ赤なリップとサテンサンダル、星形のゴールドピアスで、インパクト抜群なドレスルックを完成させていたエマ。これは長年のスタイリスト、ペトラ・フラナリーによるもので、米メディア『ABC News』は、ポップコーンというテーマに完璧にコミットしたスタイリングだと報じた。

エマ・ストーン
Photo:Getty Images

中にはこのユーモア溢れる着こなしについて、深読みするメディアも。メキシコ版『Marie Claire』は、ポップコーン片手に気軽に観られる映画を「ポップコーン映画」と呼ぶことから、そういう映画にばかり出演する俳優への軽蔑的な呼び方として知られる「ポップコーン女優」というワードを暗示するものだと指摘した。

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Photo:Getty Images

この言葉は、2025年ゴールデングローブ賞で初の主演女優賞を受賞したデミ・ムーア(62)が受賞スピーチでふれたことで話題になったばかり。

そのときデミは「30年前、あるプロデューサーが私を『ポップコーン女優』だと言いました。当時、それはこの賞を私が受賞することは許されないことを意味していました」と語った。

その直後にエマがこのルックを披露したのはデミのスピーチとの関連性が高いとして、メキシコ版『Marie Claire』は、エマが「ポップコーン女優」という言葉に皮肉を込めたと見たようだ。

英誌『HELLO!』によれば、SNSには「ポップコーンの油でドレスが汚れるのでは」と心配する声もあったというが、「最高! 彼女のスタイリングが大好き」「このスタイルが嫌いな人がいるとしたら、楽しいことが嫌いとしか思えない」などの書き込みが相次いだそう。

エマ・ストーン、デイブ・マッカリー
Photo:Getty Images

エマは2016年12月、SNLで自身が司会を務めたときに夫デイブと出会ったことで有名。米サイト『E News!』によれば、デイブは当時SNLのセグメント・ディレクター兼脚本家を務めており、エマが出演したコントの監督を務めたのだという。

米誌『Us Weekly』によると、その数カ月後に恋愛関係になり、2019年12月に婚約を発表。2020年に結婚し、2021年3月、第一子となる娘ルイーズ(3)が誕生した。

エマ・ストーン
2015年SNL40周年を祝うイベントにも出席していたエマ Photo:Getty Images

2023年12月、エマが同番組で司会を務めた際、「私たちはここですごくたくさんの思い出と友達を作りました。私はSNLで夫とも出会いました」とオープニングのモノローグでコメントしたことも。

そのときエマは、SNLで5回以上司会を務めたスターたちで構成されるファイブ・タイマーズ・クラブの最年少メンバーになったそうだ。米誌『PEOPLE』によれば、名誉あるこのグループは、俳優ティナ・フェイ(54)やトム・ハンクス(68)、コメディアンのスティーブ・マーティン(79)といったレジェンドが揃っているという。

そんなエマは今回の特別番組中、SNLのお家芸のひとつ、「Physical Comedy」のジャンルの象徴的なキャラクター、サリー・オマリーを演じる俳優モリー・シャノン(60)とともにステージにも登場した。

米誌『TIME』によれば、2人は「キック、ストレッチ、キック」の掛け声に合わせて、文字通り、キックとストレッチをオーバーな動きで繰り返す、その人気キャラクターの定番ネタを熱演。

“ポップコーンドレス”のポケットを空にしてステージに立っていたエマは、モリーと一緒に豪快に美脚を振り上げ、会場からは大歓声が上がったそうだ。