ジョニー・デップに和解金100万ドルを支払って気分も晴れ晴れ？ アンバー・ハードの笑顔がキャッチされる

2022年６月１日（現地時間）、米バージニア州の裁判で、双方に名誉毀損の責任が認められたジョニーとアンバー。それぞれ控訴を行なったがその後、取り下げ、同年12月、和解合意に至ったと発表された。

米『CNN』の報道によると、陪審員による評決では、合計1,500万ドルもの損害補償金の支払いがアンバーに命じられていたが、和解によって、最終的には100万ドルにまで減額されたという。

当時、アンバーは自身のInstagramに、和解という非常に難しい判断は「譲歩の行為ではない」とし、「一切認めていない」と主張。「私の無防備な証言がエンタメやSNSのネタとなるアメリカの法制度への信頼をなくしたので、この決断を下した」と投稿した。

一方、ジョニーの弁護士は同時期に発表した声明で、アンバーからの和解金をチャリティに寄付することを誓ったと述べている。

米サイト『THE HOLLYWOOD REPORTER』がジョニーに近しい関係者に確認したところによると、100万ドルの和解金を、５つの慈善団体に20万ドルずつ寄付する予定とのこと。

ジョニーが選んだ寄付先は、アマゾン先住民のコミュニティを支援する「アマゾニア基金同盟」、アメリカ先住民の住宅開発に取り組む「レッドフェザー」、命に関わる病気を持つ子どもたちの願いを叶える「メイク・ア・フィルム・ファンデーション」、ポール・ニューマン（享年83）が共同設立した無料サマーキャンプ「ザ・ペインテッド・タートル」、そして、マーロン・ブランド（享年80）が関わる自然保護活動団体「テティアロア協会」だと報じられている。

この５月、マドリードへの移住が報じられ、ハリウッド引退説も噂されたアンバー。地元のメディアの短いインタビューに答える様子がTikTokで拡散され、流暢なスペイン語も話題となった。

動画の中で、「私はスペインをとても愛しています」とスペイン語で答えた彼女は、スペインに留まるつもりなのかという記者の質問に対し、「はい、そう願っています。ここでの生活が大好き」と回答。

現在、映画のプロジェクトが進行中であることを認め、「私は前に進みます。それが人生」と付け加えた。

さらに６月14日（現地時間）には、和解金を支払ったという報道の後、初めてマドリード市内でキャッチされたアンバー。

英サイト『Daily Mail』によると、シアーなオフホワイトのブラウスを、ブラックのラップスカートにインしたモノトーンスタイルの彼女は、ジョニーへの支払いを終えたのかという地元記者の質問にはスルーしつつ、「私はスペインにいられて、とても幸せ」とスペイン語で答え、笑顔を見せたという。

ジョニーは５月に行われたカンヌ国際映画祭のオープニングを飾り、公の場に復帰したばかりだが、アンバーも、６月24日（現地時間）にイタリアで開催されるタオルミーナ映画祭に出席。新作『In The Fire（原題）』のワールドプレミアを行う予定とみられている。

裁判後初の主演作の発表とあって、注目を集めそうだ。