韓国ドラマの王道ジャンルといえば、ロマンス×時代劇。これまでも『トキメキ☆成均館スキャンダル』や『雲が描いた月明り』『100日の郎君様』など、多くのヒット作を生んでいる。そんななか、現在Netflix配信のときめき時代劇『恋慕』が注目を集めている！ 常に視聴ランキング上位をキープし、ヒットの予感がビシバシ伝わってくる。従来の時代劇とは異なるユニークな設定や、期待の若手俳優たちが出演していることなど、注目すべきポイントをピックアップ！
従来のロマンス時代劇と異なるユニークな設定
王族として決して受け入れられない双子として生まれた兄妹。女児という理由で消される運命にあった妹は、嬪宮の画策でなんとか宮殿の外で生きながらえ、宮女タミ（パク・ウンビン 29）として生きていた。そんなある日、双子の兄が亡くなったことで、兄の代わりに世子（皇太子）イ・フィとして生きることになる。殺伐とした王宮のなかで、フィは自身の正体と心の奥底に秘めた“恋慕”を隠し通すことができるのか？
見どころ１／女性が世子として生きる！
出生の秘密は韓国ドラマの王道の要素だけれど、一人の女性が兄の代わりに世子として生きるといったストーリー展開が本作の肝。のちに発覚する事実や、王でありたった一人の父ピルモの言動にも要注目。
見どころ２／ロウン演じる初恋の相手チョン・ジウンの“ヒロイン化”が話題
ロウン（25）演じるタミ兼フィの初恋の相手チョン・ジウンの言動が、まるでヒロインのように可愛らしいと話題沸騰中。世子として強く逞しく生きるフィに何度も助けられるシーンや、フィの言動に一喜一憂するジウンの姿は悶絶もの。
見どころ３／ロマンス時代劇特有の「２番手」にときめく！
これまたロマンス時代劇……もはや韓国ドラマを語る上で欠かせない「２番手」の存在。フィの最大の秘密を知り、影ながらフィを見守ってきた従兄イ・ヒョン（ナム・ユンス 24）。フィとジウンとの切ない三角関係や展開に注目。
見どころ４／勢いのある若手キャストが続々出演
主演のパク・ウンビン、ロウンに加えて、恋敵を演じるナム・ユンス、VICTON、元I.O.I出身の演技ドルまで、今注目されている若手キャストが目白押し。今後のKドラマ界を牽引するであろう俳優たちをチェック。
【ストーリー】感情を捨て、冷徹な世子として生きる
宮女タミとしての生活から一変。亡き兄の代わりに男装をしながら、世子イ・フィとして生きることを余儀なくされた。周囲に自身の正体を決して悟られてはいけないため、穏やかで優しい性格を捨て、ポーカーフェイスかつ冷徹な世子になり切るフィ。そんなときタミとして出会ったかつての想い人チョン・ジウンと10年の時を経て再会する……。
初恋の相手ジウンとの再会に揺れる心
とある過去がきっかけで医者となったジウンもまた、幼少期に出会いながら、突然消えてしまった初恋の相手タミを忘れられずにいた。そんなおり偶然か必然か、再会を果たしたふたり。世子こそジウンの探し求めたタミであることなど夢にも思わずに……。一瞬の再会だったために、もう二度と会うことはないだろうと安心していたフィ。しかし明国に留学経験もある多才のジウンが、侍講院所属の世子の教育係・書筵官として王宮入りすることに。タミへの気持ちを胸に秘めたまま、次第にフィに惹かれていく気持ちをどうすることもできないジウン。果たして、互いに秘めた想いが交わる日は来るのか？
切なく残酷すぎる現実の終着点とは
フィにとってジウンは過去の自分“タミ”を知る危険な人物。最大の弱点でありながらジウンを手にかけることなど到底できず、なんとかして王宮から追い出そうと躍起になるが、想いと反して行動は空回り。追い出さなくてはならない想いと、ジウンを忘れられないという想いが交差して、身動きが取れない……。
ふたりのロマンスの結末、そして物語の行方から目が離せない
フィがタミであることなどつゆ知らず、日に日にフィへの想いを募らせていたジウン。フィもまたジウンへの想いを断ち切れずにいたが、ついに大妃から国婚の話が持ちかけられてしまう。フィにとって世子嬪（世子の妻）を迎え入れることは、決して容易いことではない。正体が明るみになれば、死を意味する大事になりかねない。ふたりのロマンスの終着点はもちろん、フィとして生きるタミの人生の行く末に注目！
【キャスト紹介】パク・ウンビン／前作で確かな実力を証明し、見事主演に
子役から俳優としてのキャリアを積み、テレビCMの出演から一気に知名度が急上昇。その後日本の大人気ドラマをリメイクした2012年放送のドラマ『プロポーズ大作戦〜Mission to Love〜』にて、見事初のヒロイン役に抜擢！ 韓国で社会現象を巻き起こした2019〜20年放送のドラマ『ストーブリーグ』で見せた、女性初の若き運営チーム長イ・セヨンの演技も大好評。2020年『ブラームスが好きですか？』においても主演キム・ミンジェ（25）とのケミストリーが高く評価され、主演俳優としての地位を確立。『恋慕』に続き、最新主演ドラマ『変な弁護士ウ・ヨンウ』の放送も控えており、まさに今ドラマに引っ張りだこ！
『ストーブリーグ』の詳しい記事はこちら！⇩
ロウン／演技ドルとして、話題作に次々と出演
SF9のメンバーであり、すでに何本ものドラマで主演・準主演を務める演技ドル。韓国スター俳優の登竜門と言われる“ハッキョ（学校）シリーズ”の『恋するレモネード』には、脇役として出演。その後『アバウトタイム〜止めたい時間〜』で益々注目を浴び、ロウンの俳優人生の転機となった『偶然見つけたハル』で大ブレイク！ 今年の前期には『先輩、その口紅塗らないで』でヒロインを一途に思う後輩役に抜擢。ヌナたちの心を鷲掴みに。そして『恋慕』の放送が終わっていないなか、すでに2022年上半期ドラマ『明日』への出演が決定。まさに飛ぶ取り落とす勢いで邁進するロウン。次回作も期待大！
ロウン含め、注目の演技ドル作品はこちら！⇩
ナム・ユンス／『人間レッスン』で一気に注目された期待の星
BTSジョングクはじめ、ASTROチャ・ウヌ、SEVENTEENミンギュ、GOT7ユギョムなど、「黄金の97ライン」と言われる1997年生まれ、現在24歳の韓国のスターたち。そんなユンスも97ラインのひとり。モデルとしてデビューし、歌手イ・ジナ（30）のMVに出演したことから「イ・ジナの男」との呼び名も。2018年からウェブドラマへの出演を重ね、2020年配信のNetflixシリーズ『人間レッスン』で大注目。キリッとした顔立ちを活かした不良役の演技が話題に。同年『産後ケアセンター』で爽やかな配達員役を演じ、カメレオン俳優としての地位を築きつつある。そして現在配信中の『恋慕』。韓ドラの王道「恋の２番手」役として、物語に“切なさ”という名のスパイスを薫らせるユンス。今後の活動から最も目が離せない俳優のひとり！
チェ・ビョンチャン（24）／VICTONファンが待ちわびた注目の作品
VICTONファンだけでなく、かの有名なサバイバルオーディション番組『PRODUCE X 101』に出演したことで世界中から注目を浴びたチェ・ビョンチャン。その端正な顔立ちやアイドルとしてのスキルの高さから、番組内でも注目されていたにもかかわらず、健康上の理由で泣く泣く降板。しかしながらその後、NU'ESTミンヒョン（26）主演のドラマ『ライブオン』で見事演技ドルデビューを実現！ 王道の主人公の友人役で人気を掴み、『恋慕』ではフィの護衛役キム・ガオンに抜擢。前作とは打って変わった寡黙な役どころゆえ、異なる魅力を堪能できる。本作で披露する剣捌きにも注目！
チョン・チェヨン（23）／I.O.I出身！ 俳優として着実にスキルアップ
ペ・スジ（27）に次ぎ、次世代の“国民の初恋”との呼び名で愛されているのが、I.O.I出身で現在DIAのメンバーであるチョン・チェヨン。『おひとりさま〜一人酒男女〜』『一緒に暮らしませんか？』に出演し、『to.Jenny』『初恋は初めてなので』にて主演に抜擢。本作『恋慕』では、フィに想いを寄せる兵曹判書の末娘ノ・ハギョンを演じている。明るく周囲を照らす役どころが、チェヨンのイメージにもぴったり！ アイドル、俳優として活躍するチェヨンの次回出演作の情報も待ちきれない。
ペ・ユンギョン（28）／リアリティ番組の出演をきっかけに、俳優の道へ
韓国の人気リアリティ番組『HEART SIGNAL』 シーズン１の出演でその圧倒的な美しさが注目され、近年俳優としての知名度を徐々に伸ばしているユンギョン。『恋慕』では吏曹判書の一人娘であり、世子嬪の候補となるシン・ソウンを演じている。ウェブドラマ出演を経て、『私たちが出会った奇跡』で注目され、その後『ドクタープリズナー』『青春の記録』など、コンスタントに出演中。『恋慕』の演技も高評価であることから、主演ドラマの情報がリリースされる日も近いかも!?
