【アニヤ・ハインドマーチ】の2024年新作と定番バッグ&小物をモードラバー視点で厳選【それいけ! 良品ハンター】

1987年にイギリスでスタートしたANYA HINDMARCH(アニヤ・ハインドマーチ)。主力のバッグや革小物はデザイン性の高さはもちろん、荷物のしまいやすさや持ち歩きやすさといった機能性も支持されている。今回は、同ブランドのプレスルームにスタイリストのYAMAZAKIとSPUR.JPエディターのAKIYAMAが潜入。バッグやポーチの新作から、愛らしいチャームまで注目のアイテムをご紹介。

大人の遊び心が満載! 愛らしい目玉モチーフに夢中【LOOK1】

ザ・ロウのマルチカードケース
「ショッピングトートアイズ」〈H40×W53×D19cm〉¥84,700※2024年5月1日発売予定/アニヤ・ハインドマーチ ジャパン(アニヤ・ハインドマーチ)、他は私物

スタイリストYAMAZAKI(以下Y) あっ! これって今年3月に六本木ヒルズで開催されたポップアップストアで、先行発売したトートバッグですよね? 

エディターAKIYAMA(以下A) 「アイズシリーズ」らしい目玉モチーフがキュートだよね。

Y 知り合いにアニヤ・ハインドマーチのバッグをシックな服に合わせる達人がいるんですが、それがすごく素敵で。愛らしいバッグを持つ大人って余裕が感じられますよね。

A 会話のきっかけにもなるよね。スウェットが主役のモノトーンスタイルを、目玉モチーフのバッグでハズしたYさんも素敵ですよ!

ザ・ロウのインディアバッグ
「ショッピングトートアイズ」〈H40×W53×D19cm〉¥84,700※2024年5月1日発売予定/アニヤ・ハインドマーチ ジャパン(アニヤ・ハインドマーチ)、他は私物

Y そして内側には大きなポケットが1つと、両サイドにボトルなどが入れられるスレッドが4つも付いています!

A この収納力は驚き。アニヤ・ハインドマーチはトートバッグが豊富だけど、リサイクルナイロンを使用したこの色・形は初めてなんだとか。

Y 目玉やハンドルの一部に革を使うなど、ほんのり上品なところもこのブランドらしいですよね。 

おなじみのパッケージが華やかにドレスアップ【LOOK2】

ザ・ロウのエヌエス パーク トート
「ケチャップ トート」〈H30×W17×D2cm〉¥165,000/アニヤ・ハインドマーチ ジャパン(アニヤ・ハインドマーチ)、他は私物

Y こちらは全面スパンコールにグッときました。

A ハインツのケチャップをバッグのモチーフにするなんて。日常をユニークな視点で捉え直すのは、アニヤ・ハインドマーチの得意技。ライニングに再生繊維のサテンを使っているのも、このブランドらしいですよね。

Y プレイフルなモチーフをイブニングバッグに昇華するとは。デザイナーのセンスに脱帽です!

 

ザ・ロウのエヌエス パーク トート
(左)「デイリーミルク トート」 〈H30×W17×D2cm〉、(右)「After Eight® トート」 〈H30×W17×D2cm〉各¥165,000/アニヤ・ハインドマーチ ジャパン(アニヤ・ハインドマーチ)、他は私物

A イギリスのチョコレートブランドのパッケージをモチーフにしたこちらは、よく見ると大小のスパンコールやビジューを駆使して、限りなく元のパッケージに近づけているところに職人魂を感じました。

Y マイボトルなどを入れて、レザーバッグと併せ持ちしたい! キラッと光るスパンコールは絶好のアクセントになるはずです。

財布&カードケースの狙い目は日本限定のオールブラック!【LOOK3】

ザ・ロウのパティ ブーツ
(手前右)「ピーピング アイズ 三つ折り ウォレット」〈H7.8×W9.4×D3.5cm〉¥49,500、(手前左)「ピーピング アイズ ジップ カードケース」〈H8×W13×D1cm〉¥36,300、(中央)「ピーピング アイズ ラージ ダブルジップ ウォレット」〈H9.5×W20×D2.5cm〉¥58,300 、(奥) 「ピーピング アイズ スモール ダブルジップ ウォレット」〈H9.5×W13×D2.5cm〉¥50,600/アニヤ・ハインドマーチ ジャパン(アニヤ・ハインドマーチ)

A お次はつぶらな瞳が隠れている「ピーピング アイズ」シリーズの革小物。

Y やぎ革素材は一見シックだけど、内側の目玉とのギャップに萌えますね。

A 表裏ともにオールブラックは日本限定色だそう。

Y 他のカラーバリエーションもあるけれど、自分で買うならやっぱり落ち着いたブラックかなあ。

A フラグメントケースに、二つ折り財布、三つ折り財布、長財布までバリエーション豊富だから迷っちゃいますね。

ザ・ロウのイーダブリュー ソフィアバッグ
(手前) 「ピーピング アイズ 三つ折り ウォレット」〈H7.8×W9.4×D3.5cm〉¥49,500、(奥) 「ピーピング アイズ ラージ ダブルジップ ウォレット」〈H9.5×W20×D2.5cm〉¥58,300/アニヤ・ハインドマーチ ジャパン(アニヤ・ハインドマーチ)

A 財布はカードスロットの多さも実用的。

Y レシート用やカード用など、用途が印字されているところも親切。整理下手にはありがたいですね。

A アニヤさんって几帳面な方なんでしょうね。

ザ・ロウのローファー
「ピーピング アイズ ラージ ダブルジップ ウォレット」〈H9.5×W20×D2.5cm〉¥58,300/アニヤ・ハインドマーチ ジャパン(アニヤ・ハインドマーチ)、他は私物

A さらにこのウォレットシリーズには、内側に秘密があって……。

Y コインの型押し!?

A これは「ラッキー・ペニー」を表現しているんだって。イギリスでは道に落ちている1ペニー硬貨を拾って、幸運のお守りにするんだとか。日本で財布に5円玉を入れる感覚に近いかも。

Y 金運アップにも期待できそうですね!

コストパフォーマンスの高いクラシカルなバッグ【LOOK4】

ザ・ロウのエックスエル アイダホバッグ
バッグ「モティマー」〈H19×W26×D9cm〉¥297,000※5月1日発売予定/アニヤ・ハインドマーチ ジャパン(アニヤ・ハインドマーチ)、他は私物

A 続いてはショルダーストラップを着脱できる2WAYのクロスボディバッグ。Yさんのジャケットスタイルにばっちり似合っていますね!

Y かっちりしたバッグなので、ジャケットなどのきちんとした装いとも相性抜群です。

A 上質なレザーを使って、フィレンツェでハンドメイドしているとか。クラシックなバッグに見えるけれど、やっぱりギミックが利いていますよ。

ザ・ロウのエックスエル アイダホバッグ
バッグ「モティマー」〈H19×W26×D9cm〉¥264,000※5月1日入荷予定/アニヤ・ハインドマーチ ジャパン(アニヤ・ハインドマーチ)、他は私物

A じゃーん! 必要最小限の荷物が過不足なく収まるように設計されているの。

Y これ、すごく機能的! スマートフォン、ペン、カード、イヤホンと、それぞれピタリと収まるポケットがすごすぎる!

A メインのコンパートメントにはiPad miniなら問題なく収まりそう。

Y バッグの前面に、スマホやカードなど荷物ごとにポケットが備わっているのもチャーミングですね。

A しかもマグネットでバッグの形を保ちながら拡張できるんです。これは荷物を取り出しやすくする工夫なんだとか。

Y まさに職人技!

A アニヤさんが目指したのは「持ち歩けるファイリングキャビネット」。買ってよかったと心から思えるほど完成度が高くて、孫まで受け継ぐことができるバッグを作りたかったそう。

Y 表は白、内側はベージュという配色も気が利いている。もうバッグはこれ一つでいい、そう思えるほどの完成度です。

どれが好き? 会話が弾む楽しいコーンフレークシリーズ【LOOK5】

ザ・ロウのベルト
(上から時計回りに)「Frosties」ラフィア ミニ トート、「Cornflakes」ラフィア ミニ トート、「Coco Pops」ラフィア ミニ トート 各〈H35×W22×D8cm〉¥94,600/アニヤ・ハインドマーチ ジャパン(アニヤ・ハインドマーチ)

Y この青いコーンフレーク、子供の頃食べていました!

A 私も! これは日常を捉え直した「アニヤ ブランズ」シリーズの新作。このシリーズの中には、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館に永久収蔵されているアイテムもあるとか。

Y チープシックかと思いきや、刺しゅうの表現が豊か。背面にはブランドの証、メタル製のリボンモチーフも付いています。こうしたバッグは大人が持つからこそ映えますよね。

A 財布やサングラス、スマートフォンが収まるサイズ感もちょうどいい。

Y 機能性を担保しつつ、デザインも抜かりない。素材はシーズンレスなペーパーラフィアなので、秋冬に持っても可愛いと思います!

動きに合わせてゆらゆら揺れる出目金バッグを相棒に【LOOK6】  

ザ・ロウのベルト
「ラフィア ゴールドフィッシュ ミニ トート」〈H18(本体のみ)×W15.5×D5cm〉¥78,100/アニヤ・ハインドマーチ ジャパン(アニヤ・ハインドマーチ)、他は私物

Y 私、生きものモチーフに目がなくて。これは一目惚れでした。

A 金魚、それもちょっぴり目が飛び出しているから出目金!? 表情がユーモラスですね。天然ラフィアの本体に、エコレザーのハンドルやパーツをあしらったのもアニヤ・ハインドマーチらしい。

Y あえてモノトーンベースのかっちりした着こなしに一点投入してみました。

A ただ持つだけでセンスを語れる、こんなバッグは他にないですよね。

多機能バッグの助けを借りれば、たちまち仕事ができる人に! 【LOOK7】

ザ・ロウのセーター
「コミューター トート」〈H32×W31×D13cm〉¥99,000/アニヤ・ハインドマーチ ジャパン(アニヤ・ハインドマーチ)

A こちらは用途別のポケットが備わる「レーベルド」シリーズのバッグです。

Y 手帳に絆創膏、コスメ、メガネやサングラス、鍵まで! 荷物の収納場所が決まっているのはありがたいですね。特にAirPodsを失くしがちなので。イヤホンポーチは本当に助かる!

A 両サイドには充電器とドリンクボトル、背面には書類も収納ができますよ。

【アニヤ・ハインドマーチ】の2024年新の画像_13
「コミューター トート」〈H32×W31×D13cm〉¥99,000/アニヤ・ハインドマーチ ジャパン(アニヤ・ハインドマーチ)、他は私物

A 内側には、パソコン、スマートフォン、ペン、カードを入れるところまであって、さながらモバイルオフィス。

Y このバッグがあれば、仕事がグンとはかどりそうです!

2WAYで使える汎用性の高さが魅力【LOOK8】

ザ・ロウのジャケット
「チューブ バッグ」〈H12×W19×D8cm〉¥152,900/アニヤ・ハインドマーチ ジャパン(アニヤ・ハインドマーチ)、他は私物

Y この筒状の形、ユニークだと思いません?

A ソフトなやぎ革素材が高級感ありますね。必要最小限の荷物がぎりぎり入るサイズ感も絶妙。

ザ・ロウのジャケット
「チューブ バッグ」〈H12×W19×D8cm〉¥152,900/アニヤ・ハインドマーチ ジャパン(アニヤ・ハインドマーチ)、他は私物

A そしてこの上品バッグを、モケモケ素材のパンツでハズすとは!

Y やっぱりスタイリングはギャップ萌えかなと。

A チェーン付きのハンドルは、付属のストラップに付け替えればクロスボディバッグに変身。この自由度の高さも魅力ですね。

整理上手になれるポーチの理想形を発見!【LOOK9】

【アニヤ・ハインドマーチ】の2024年新の画像_16
(手前右) 「AH ロゴ ガーリースタッフ ポーチ」〈H7×W14×D6cm〉¥26,400、(手前左) 「イヤホン ポーチ」〈H7×W6×D4cm〉¥22,000(ともに5月中旬以降入荷予定)、(奥)「オールオーバーステッカー セーフ デポジット ケース」〈H18×W25cm〉¥48,400/アニヤ・ハインドマーチ ジャパン(アニヤ・ハインドマーチ)

A ポーチも実力派揃いです。

Y 左のイヤホンポーチは、クリップでバッグに連結可能。これなら絶対に失くしませんね。

A リサイクルナイロン製で軽いのに、一部革使いできちんと感もある。同じく右のポーチは、整理好きなアニヤさんたっての希望で生まれた今一番の売れ筋。コスメなどの小物を入れるのに最適ですよね。

Y 対して奥のクリアポーチは、ポップな柄がチャーミング! 

A これはクリアケース内に、さらにポケットが備わっている作り。スマートフォン、パスポート、カード、イヤホンなど貴重品を集約できるので、国内外の旅行にもってこい。

Y ポリウレタン製だから、プールやビーチにもよさそうですね。

本物と見紛うチャームでプレイフルに【LOOK10】

【アニヤ・ハインドマーチ】の2024年新の画像_17
(右)チャーム「Carmex」コイン パース〈H3.7×W4.7cm〉¥39,600、(左)チャーム「エバー レディー バッテリー」 チャーム〈H6×W3×D3cm〉¥25,300、バッグ「モティマー」〈H19×W26×D9cm〉¥264,000/アニヤ・ハインドマーチ ジャパン(アニヤ・ハインドマーチ)、他は私物

A ラストはイギリスの日用品を模した、なんとも愛らしいチャームです。

Y これ、今日プレスルームにお邪魔してから、ずっと気になっていました!

A 最近、バッグにチャームをじゃら付けしている人、よく見かけますよね。

Y 韓国でも流行っているみたい。

A リップバーム風のコインパースはパッケージの印字までリアル。乾電池風のチャームは、上下の端子部分までステッチで表現するなど徹底していますね。ついついじっくり見ちゃう!

Y こんなチャームは、やっぱり端正なバッグのハズシとして取り入れるのが気分。

A Yさんの遊び心、ぜひ見習いたいですね!

心ときめくバッグやSLGに必ず出合える、愛すべきイギリスブランド

Y 一世を風靡した「I Am Not A Plastic Bag」や「アイズシリーズ」のイメージが強いアニヤ・ハインドマーチだけど、実は端正なレザーバッグや弾けたスパンコールのバッグなどもある守備範囲の広いブランドですよね。

A SPUR.JPでも紹介するたびに大反響。昨年のUNIQLO(ユニクロ)とのコラボレーションでも、完売品が続出して人気を再確認しました。やっぱり使い勝手と遊び心を両立している点が、日本で愛され続ける理由かなと思います。

Y ウェブサイトを見ると、入荷待ちのアイテムだらけなのも頷けます。

A そうそう、新作はまさに争奪戦。入荷時期が未定なのは職人が丁寧に作っている証でもあります。だからこそ買い逃しがないように、こまめにウェブサイトをチェックしたいですよね!

YAMAZAKI(山﨑静香)プロフィール画像
スタイリストYAMAZAKI(山﨑静香)

村山佳世子に師事し、2021年に独立。雑誌やウェブサイトなどで幅広く活躍中。身長は168cm。趣味はヴィンテージのブローチ集めとドライブ。今回試した、アニヤ・ハインドマーチのモティマーとキーホルダーのセットがとても可愛かったので気になっている。

AKIYAMAプロフィール画像
エディターAKIYAMA

SPUR.JPではファッション、カルチャー、SDGsなどを担当。今年の冬は週3でアニヤ・ハインドマーチ ×ユニクロコラボのカシミヤニットを着用していた。また、2年前に購入した「アイズ」モチーフの名刺入れも愛用中。

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