和室を生かし、骨董市の家具で和洋折衷に

Aya Courvoisierさん(ヴィンテージバイヤー/コーディネーター、セラミックアーティスト)

和室を生かし、骨董市の家具で和洋折衷にの画像_1

日本人の母とフランス人の父を持つアヤさんは、9年間のパリ生活を経て2年前に帰国。東京に住むのは初めてという彼女が選んだのは、築30年、畳と縁側のあるヴィンテージマンション。

「新しいものがあまり得意ではなくて、古い物件を探していました。内見をして、縁側を見たときにすぐインテリアのイメージが湧き即決。畳は日本の気候に合っていて過ごしやすいんです」

インテリアのコツは、ずばり「見せることができるものはなるべく見せること」と語る。建具や家具の曲線と直線を効果的に使い、レイアウト。存在感のあるグリーンで彩りを添え、和室をモダンなムードにチェンジした。家具選びには、パリでヴィンテージバイヤーをしながら養った審美眼が光る。お気に入りは、居間のディスプレイで、本棚は骨董市で手に入れたもの。背面についていたメタルの素材を取り払うことで抜け感を演出した。

和室を生かし、骨董市の家具で和洋折衷にの画像_2

1 和風テイストとパリジェンヌのシックな感性が出合った居間
2 縁側の窓につけるカーテンの丈がしっくりこなかったため、一枚の白い生地を購入。曲線を描くようレールに巻きアレンジしている
3 本棚の上段右のランプは、土台とシェードをそれぞれ別の骨董市で購入し、解体してひとつに。理想のランプをDIYしている。上から3段目中央にあるフラワーベースは自身が陶芸で作ったもの。近くのアトリエを借りて、定期的に陶芸のワークショップを主催している

アヤ・クヴァジエ●学生時代からパリで過ごし、ヴィンテージをメインとするバイヤー/コーディネーターとして活動。Instagram: @ayacourvoisier

FEATURE