自作の可動式キャビネットで1Rを区分けする

Kaho Iwayaさん(タトゥーシールアーティスト)・Naoya Maedaさん(移動式寿司店勤務)

自作の可動式キャビネットで1Rを区分けすの画像_1

玄関の扉を開けると、ふわりと木の香りが。無垢材のフローリングを歩くと藍染めしたのれんが出迎えてくれた。そこを潜ると柱がむき出しになった、和風テイストのギャラリーのような空間が出現する。

「変わった構造がいいと、あえて不動産会社に相談したんです。ここは元々宿舎で、一部屋ずつに仕切っていた壁をすべて取り払ってリノベーションした物件。内装は気に入ったけど、備えつけは水回りだけで収納はゼロ(笑)」と岩谷さん。

そこで、引っ越しをきっかけにDIYに初挑戦。ベッドの奥に配置しているキャビネットは空間を仕切る役割も兼ねている。建築士の友人に手伝ってもらい、木材で作り、キャスターを取りつけ、外面にのみモルタルを塗った。

「前はもっと手前に配置していて、奥を寝室として区切っていました。最近は在宅ワークが多いので、仕事場をつくるべく、ベッドを中央に置き、キャビネットを奥へ移動。窓際を仕事場として使えるようになりました。キャスターがついていると、自由自在に模様替えができるので、おすすめです」

自作の可動式キャビネットで1Rを区分けすの画像_2

1 心地よいワークライフバランスを保ってくれる、キャビネットの前で
2 洋服棚もすべてDIY。補強のために柱を追加し、元々あった梁を基盤に天板とパイプを設置して完成させた。趣味で染めた藍染めの布をカバーに
3 キャビネット作りの際に参考にしたのは、岩谷さんの友人が営む墨田区の観葉植物店「Green thanks supply」のインテリア。木造の建物とモルタルが混在している内装にひと目惚れ。ランプや季節の花を飾っている

岩谷香穂●2015年、タトゥーシールブランド「opnner」をオープン。タトゥーの入り口になるような活動を続けている。Instagram: @poxn

前田直也●移動式寿司店勤務。Instagram: @mxmxmsk

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