1Rは色を統一し、物を仕舞い込まずにディスプレイ

Natsuko Miyagawaさん(フリーランス)

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ホワイトとブルーの世界で統一された宮川さんの部屋。閑静な住宅街の中にあるオアシスのような空間だ。「子どもの頃から模様替えが好きで、レイアウトにはこだわっていました。20歳のときに実家を改装したのですが、家族みんなで壁にモルタルを塗ったことも。兄は自分でキッチンを作ったりと、DIYが身近な家族でした。この部屋は、自分で取りつけた壁面収納を中心に至るところを大好きなブルーにペイントしているんです。よく使うペンキブランドは『Hip』で、ジュピターという色がお気に入り」

間取りはロフトつきの1R。天井が高く天窓があり、日中は自然光で過ごせて気持ちいい。壁に釘を打つ程度のDIYが許され、ペット可という条件が物件選びの決め手に。一方で、部屋の構造上、荷物や生活道具の収納がなく、丸見えというデメリットが。そこで、自分らしく、ポジティブにDIY。

「収納がほとんどなかったので、DJブースと壁面収納、クローゼットは自作です。何度引っ越しをしても必ず作るDJブースは、イケアで購入したオープンラックを収納兼土台に、強度の高い集成材を天板にしています」

スピーカー下にはコンクリートブロックを設置。お気に入りのテクノをかけたときに音が硬質になって心地いいという。そんな細部にまで、こだわりが詰まったこのスペースには、レコードのほか、DVDや書籍もずらり。物量が多くても、白を貴重にした内装にブルーをきかせたインテリアで、すっきりとした見え方に。整った部屋の中には、DIYしたものだけでなく、好きなデザイナーの家具も混在している。お気に入りのインテリアショップを尋ねると、千駄ヶ谷の「セローテ アンティークス」だと教えてくれた。

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1 DJブースには、コレクションしているテクノやハウスのレコードを収納。休日は、ここで音楽を聴きながら、猫とリラックスする
2 キッチンの収納が少ないため、お気に入りの食器などは取りつけたイケアのラック上にオン
3 テーブルの天板は東急ハンズで手に入れ、ペイント。脚は楽天で購入した。金具部分は、店舗で買うよりもネットのほうがお買い得なことが多いそう。DIYのアイデアはSNSでリサーチ
4 コンパクトかつお手軽な壁面収納を本棚代わりに設置。DVDや本のジャケットもひとつのインテリアとして、隠さず大胆に飾る感覚で
5 出窓は、一緒に住んでいる2 匹の猫のプライベートゾーン。カーテンレール近くに元々ついていたというS字フックにグリーンをぶら下げて。突っ張り棒をレールに引っ掛けたレースカーテンは、母が転居時に作ってくれた

宮川夏子●学生時代にレコードショップでアルバイトをした経験を生かし、今後はDJとしても活動予定。Instagram: @ka08ren10

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