ハワイ旅がもっと面白くなるビショップ・ミュージアムへ

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”旅先のバックグラウンドを知ると、旅そのものががぜん奥深く面白くなる”というのが、ひとりっP的旅のモットー。というわけで、ハワイで1度は行くのをおすすめしたいのが、『ビショップ・ミュージアム』。私も初めてのハワイ旅で出かけたのですが、おかげでその後のハワイへの印象もハワイ旅のスタイルもかなり変わったと思っています。

ミュージアムがあるのはワイキキから車で15分ほどの住宅エリア。LikeLikeハイウエイ脇の広大な敷地に、重厚な石造りの本館はじめ、いくつかのビルディングが点在しています。

 

本館ハワイアンホール内。ここではぜひ1日4回実施されている日本語ガイドツアー(予約不要・無料)への参加をおすすめします。館内をわかりやすく30分で解説してくれるのですが、どの話もものすごーく興味深い! とくにハワイ王朝の説明は、「有名なカメハメハ大王像は本人がモデルではない」「カメハメハ大王像が羽織っているマントは、なんと鳥の羽根で作られたもの(というわけでいろいろな王族が使用した羽根マントの実物も展示されています)」「どの王様も若くして亡くなっている。西欧社会との接触によりそれまでハワイにはなかったはしか(!!)などの伝染病にかかったことが原因!」「カメハメハ3世は10歳で即位。土地改革や識字率を30年で0から100%にするなど、ハワイの近代化を進めた人物」などなど「知らなかったよそんなこと!」な話が満載で30分はあっという間。1時間ツアー実施を熱烈希望します〜〜!

 

こちら、カメハメハ大王の肖像画です。館内では自分のスマホを使ってオーディオガイドを聴くことも可能。プラネタリウムもあり、じっくり見て回ると、1日あっても足りないくらいです。

 

ビショップ・ミュージアムは、ひろーーい芝生エリアを取り囲んでいくつかの展示館が展開されているのですが、この芝生エリアが最高なんです。やや高台にあるので、遠くにダウンタウンの高層ビル街が望めます。館内散策の途中でこのエリアで芝生にじかに座ってくつろぐと、ほんとにキモチいいですよ〜〜。私はのんびり読書してしまいました。

 

もちろんミュージアムショップも併設。さすが、「ピュア・ハワイ」なあれこれが充実しています。ハワイに関する各種ガイド本もずらり。

初めてビショップ・ミュージアムに来たときにその存在を知って衝撃を受けた、ハワイ諸島ニイハウ島でのみ採取される超稀少なプカシェルを使ったアクセサリーは要チェック。かなり高価ですが、ピアスなら200ドル以下と手頃です。

 
ちなみにカフェもありますが、まあ普通なので、スルーしても大丈夫です。

1525 Bernice St. Honolulu

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ひとりっP

ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。

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