“ひとりっピクニック”用バッグとバッグの中身全公開!〜桜ひとりっぷ編〜

4月末時点で桜前線は北海道を絶賛北上中ですが、桜マニア&花見マニアのひとりっP、毎年このシーズンには週末ごとに、桜前線とともに日本をあちこち桜ひとりっぷします。

「花見は立派なアウトドア!」by ひとりっP。お花見を甘く見てはいけません。花見はれっきとしたアウトドア活動です。ピクニックではあるんですが、桜シーズンはまだまだ肌寒いことが多く、油断大敵。必要なアイテム、ギアを持参することで快適さ=お花見満喫度が全然違います。「目指せ! ノーストレス花見!」by ひとりっP。というわけで、少々、いや、かなり?シーズン遅れ気味ですが(スミマセン)、ひとりっPが桜ひとりっぷ時に持参しているアイテムをご紹介します〜! 

ひとりっP's 推し花見スポットの条件

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桜ひとりっぷの必携品セレクトでポイントになっているのが、お花見スポットのロケーションです。ひとりっP認定ナイスなお花見スポットの条件、それは、「①桜の花が近い=枝ぶりが地面に近い」「②枝に対しての花の密度が高い=こんもり手鞠のように咲いている」「③ひと気があまりなく、桜の木を1本ひとり占めできる」「④桜の下でゴロゴロできる」の4つ。この4条件すべてにハマりがちなのは、河川敷なんですよ。てことに気づいて以来、ひとりっPは圧倒的に河川敷LOVE!です。

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河川敷の桜は、斜面に沿って植えられていることが多いので、枝が地面に近い! ことが多いんですよ〜〜! そして川サイドか逆サイドか、桜の下のどちら側かにゴロゴロする空間があることが多い! こちら、ひとつ前の写真と同じ桜並木です。ここは、川沿いではなく、道路側に空間がありました! 素敵〜〜! どんな有名な桜の名所でも、木の下でゴロゴロできないところにはまったくそそられないひとりっPにとって、これぞ理想の桜パラダイス〜!

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ゴロゴロしながら、ふと見ると目の前に、こおーーんなこんもりした桜の花。枝が地面に近いからこそ! 眼福〜〜〜! 桜の花がかわいすぎて激写も止まらない〜〜! ひとりっPはお酒を飲まないのもあって、お花見の目的は、桜の下で日がな一日ゴロゴロすることなんですね。桜を愛でながら、おいしいお弁当とおいしいお花見スイーツと、花の真下で読書、ときどき昼寝。あ〜〜日本に生まれた喜びよ〜〜! 至福!!

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こちら、ひとりっPの “マイベスト桜スポットTOP3” のひとつ、京都の賀茂川べりです。下流から上流までのかなりの広範囲にわたって断続的に桜並木が広がっているんですが、とにかくどの木の感じも超理想! 見事な枝ぶりとこんもり密な花はまさに花かんざしのよう〜(うっとり)。

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ご覧ください〜〜〜!! この枝ぶり!! ほれぼれ〜〜〜! 河川敷の斜面に沿ってぐいーーんと枝が伸びていて、ほんっとサイコー! しかも前述のように、賀茂川ベリの桜並木は断続的ながら延々続いているので、満開ピーク時の週末でも、上流まで行けば、ひとり占めできる木があるんですよ〜! 桜の名所が多い京都ですが、そしてあちこち行ってみましたが、ひとりっP的ナンバー1はダントツ、賀茂川べり! と断言させていただきます! 

1:花見ワードローブの必携7選!

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というわけで、公園や神社仏閣をのんびり散策しながらの花見スタイルではないひとりっPの場合、花見はリッパなアウトドア。アクティビティの一種なので、まず重要なのはワードローブ選びです。
 
【①トレッキングシューズ】河川敷でお花見することが多いので、シューズが命です。河川敷=斜面=登山と同じ環境なんですね。一般的なスニーカーだと斜面で踏ん張れない。目の前の枝のぼんぼりのようにこんもりした桜の花にうっとり&激写に邁進するにも、足元がぐらつくので集中できーーん! 「そうか! 花見は登山なんだ!」と10年ほど前に悟って以来、花見にはトレッキング靴で出かけています。ただし、真剣なハイカットの登山靴ではなく、ローカットの軽登山靴ですね。こちらは、ザ・ノース・フェイスのトレッキングシューズ「ベクティブ エクスプロリス フューチャーライト」。硬めでグリップ力のあるソールなので、河川敷も快適サクサク。アッパーには、ザ・ノース・フェイスが独自開発した防水透湿素材フューチャーライトを使用。水溜りにうっかり突っ込んだり、突然の土砂降りに遭遇したりの突発事態にも慌てません。 個人的にはブラックカラーもポイント。登山靴ってブラウン系が圧倒的に多いんですが、それだと街で履いたときに“山靴感”が否めないんですよね。その点、このシューズはルックスがノーマルなブラックスニーカー! もー最強ですヨ! ちなみに、男女別にモデル展開があり、どちらもブラックベースなんですが、ディテールのカラーリングが若干違っています。脚デカ(25.5㎝)のひとりっP、両方試してみて、微差ながらも、よりソリッド感のあるメンズモデルにしました。

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【②インナーダウン(W持ち)】「花見は寒さとの戦い」by ひとりっP。お花見シーズンの気温は、天気が良ければ日中は20℃近くになることもありますが、どちらかというと、最高10〜15℃前後、最低5〜10℃前後のことが多いんですよね。お昼前後はまだしも、夕方に向かってだんだん寒くなってきます。花曇りだったりすると体感温度は確実にもっと寒い。ひとりっPの25年以上に渡る桜ひとりっぷ経験では、圧倒的に「寒い!」と思った日のほうが多いです。ポカポカ陽気のほうが稀。というわけで、必ず持参するのが、インナーダウンです。こちらは、以前もご紹介した、ザ・ノース・フェイスのもの。細部が少しだけ違う男女モデルがそれぞれあったんですが、シルエットとディテールが気に入ったのでメンズをチョイス。最初に右のキャラメルブラウンを購入したんですが、「あまりに使えすぎる! 色違いも買うべき??」と思っていたら、セール時期にブラックが値引き販売されていたのをオンラインストアで発見、すかさず購入しました。たたんで手のひらサイズの巾着袋に収納できるので、花見の際は、1着は着用、もう1着は巾着袋状態で持参しています。寒いときに2枚重ねで着たり、膝掛け代わりにしたり、超重宝! ホント、2枚買って正解でした!

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【③ゴアテックス系アウター】アウターは、ゴアテックスやフューチャーライトなどの高機能素材を使ったアウトドアジャケット一択です。花見中はじっとしているのもあり、結構寒い。とはいえ、さすがに、桜が咲く時期なのに真冬のアウターってわけにもいかないし、天気が良ければ、日中は暑い。そう、花見時期は当日その時になってみないと天候が読めません。しかも急変もある。そんな寒暖差を想定しなくてはいけない場合の解決策、それはレイヤード。1枚でなんとかしようとしてはいけません。気温に合わせて脱いだり重ねたりすればOK。というわけで、アウターは厚手にする必要はないんですね。重要なのは、防水性と防風性。登山時に活躍する防水透湿ジャケットが、お花見にも最適です。こちらのゴアテックスジャケットは、ザ・ノース・フェイスのメンズモデル。一見パステルイエローですが、なんかちょっと様相が違う?? と思ってよーく見たら、玉虫パール系のメタリックイエロー! なんてクール&ファイン! 春なのでアウトドア・アウターもブライトカラーでいきたい気分にジャスト。しかも極薄ライトモデル。重量わずか230g(ひとりっP調べ)! 軽っ!! 桜ひとりっぷだけじゃなく、日常にもめちゃくちゃ便利で、ただいま絶賛ヘビロテ中です。

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【④薄手カシミヤストール】一年中愛用している、ユニクロのカシミヤストール。お花見でも必携です。軽くて薄いのに、めちゃくちゃあったかい! 花見中は風が冷たいときが結構あるので、ほんっと重宝しています。はおったり、首に巻いたり、頭から巻いたり、膝掛けにしたり、大活躍。色違いで5〜6枚持っているんですが、花見には2枚持参します。首&膝掛けのように使えて超便利ですよ〜〜!

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【⑤冬帽&夏帽】体熱の半分は頭部から失われるんですよ〜。という話を大学生のときに聞いて以来、防寒対策=頭部対策、と思っています。花見時に寒い!と思ったら、まずニットキャップをオンです。逆に、天気がよくて日差しが強いと、「まぶしい〜〜! 日焼けする〜〜!」→ というわけで、ゴアテックス素材のハットも持参しています。ドローコード付きなので、強風時にも安心。ゴアテックスにつき雨も弾くので、多少の雨ならこのハット&ゴアテックスジャケットで傘要らずです。両方とも、ザ・ノース・フェイスのものです。

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【⑥eチップ入りグローブ】桜の下でゴロゴロ、、、していると、肌寒い日はあっという間に手がかじかみます。ツラい〜〜! 使い捨てカイロを持参するのも手ですが、花見読書派としては、ちょっと面倒。というわけで、手袋も必ず持参しています。こちらのザ・ノース・フェイスのグローブは人差し指の先にeチップ入りで、着用したままスマホのタップOK ←これ、今や手袋の基本ですよね。左右をバックルで留められるので、紛失防止に◎。

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【⑦室内履き】桜の下でレジャーシートを広げてゴロゴロ、、、にあたっては、やっぱりシューズは脱いだほうがリラックスできます。が。今度は、「足先が寒い〜〜〜!!」。 膝掛け替わりのカシミヤストールを掛けても、足先までカバーしようとするとちょっと大きさが心許ない。ってことがストレスになってないか!? と気づいたのが今年の桜シーズン直前。どうしたものか、、、と検討した結果の解決法が、あったか室内履きの投入でした。かさばらない&軽い、を基準に探しまくった結果、モンベルで見つけたのがこちらです。

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アッパーはニットフリース。ソール部分は合成皮革です。もう冬シーズンが終わりかけていたため在庫切れ寸前だったのを滑り込みでゲット。で、デビューさせてみたら、「ちょ〜〜あったかい〜〜!! 快適すぎる〜〜!」。ストレス1個減! 買って大正解でした!!

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【今年のリアル花見スタイルがこちらです】今年2021年は開花が記録的に早かっただけのことがあり、この日の花見は滅多にないポカポカ陽気でした。というわけでインナーダウン、ニットキャップ、手袋はリュックの中にインです(一応持参はする)。あともう1点ポイントが。アンダーウエアは必ずアウトドアブランドの高機能ウォームモデルを着用です。寒い日ならトップ&ボトムとも着込みます。温かいだけではなく、もともと気温差や運動時に汗をかくことを想定した素材を使用しているので、急に気温が上がっても大丈夫。汗を逃してくれるので、汗冷え知らず。快適さが普通の下着とは段違いです。
 
*ジャケット/ザ・ノース・フェイス
*メリノウールトップス/アイスブレーカー
*パンツ/コグ・ザ・ビッグ・スモーク
*シューズ/ザ・ノース・フェイス
*バッグ/レスポートサック(イージーキャリートート)
*リュック/ザ・ノース・フェイス(TELLUS25)
*バッグにかけたストール/ユニクロ

2:素敵花見ランチのための道具4選!

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【①東急ハンズ別注 タイガーの保温ボトル】200mlと300mlの2本持ちで出かけます。軽量とうたっている保温ボトルは数あれど、真に軽量と言えるのはこのタイガー製品くらい(ひとりっP調べ)。200mlは110g、300mlは140gです。軽いっ!! しかもシンプル構造でにおいがつきづらい優秀アイテム! でもって、東急ハンズ別注の、さすがすぎるカラーレス・ステンレスのおしゃれっぷり! 大にはコーヒーを、小には豆乳(コーヒー用)や日本茶を入れていくことが多いですね。

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【②スノーピークのミニテーブル】めちゃ軽いA4サイズのコンパクトテーブル『オゼン ライト』です。縦29.7㎝×横21㎝×高さ8.5㎝。重量わずか270g ←この軽さがキメ手で購入。実際に桜ひとりっぷで使用してみて、ほんっとーに買ってよかった!と思っています。

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テーブルは組み立て式。バラして付属のケースに収納すればこのコンパクトさ! 誰もこれがテーブルだとは思うまい。

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部品はたった4つで工具も不要。天板部分はアルミ合金、脚部分はステンレスなので、激軽なんですね。付属の説明書の図解がわかりにくく、最初は「んん??」と組み立て手順を理解するのにやや手間取りましたが、慣れればあっという間です(※スノーピーク公式サイトに組み立て方のわかりやすいイラスト解説&動画がありました←あとから知った)。

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プレート&マグカップ】どちらもポリプロピレン素材で軽い&丈夫です。プレートは昨年末にモンベルの店頭で見て、「軽い、、、、」としばし逡巡。いや、これ、桜ひとりっぷにいいんでは? と買ってみたもの。マグカップは数年前にザ・ノース・フェイスからノベルティでもらったもので、こちらは以前から持参していました。

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で、テーブルもプレートも投入して大正解!! でした! テイクアウトの花見弁当はもちろんそのまま食べられますが、プレートに移したり載せたりするだけで「アガる〜〜!!」。テーブルも、なくても食べるのに支障はありません。でも、ちゃんと台に置くだけで「アガる〜〜!!」。もー気分がぜんっぜん違うんですよ。いやー、セッティングって大事ですねえーー!!!

ちなみに、この写真を撮影後に食べ始めたとき、ザーーーーッ! バサバサッ!! 耳元で何かが!? 「え!? な、なに!???」と見ると、トンビが滑空しながら飛び去っていく!?? なんと、トンビに狙われてしまったんですヨ!! ひとりっPのおしゃサンドイッチが!! えええーーーっ!?? びっくりして友人にLINEしたら、「あー、経験あるある」。まじかーー!!? ひとりっP、20年以上の桜ひとりっぷ歴の中でトンビに狙われたのは初めてですよ。トンビも去るもの引っ掻くもの(!?)。その後3度にわたってトンビからのアタックが。かろうじてサンドイッチは死守しましたが、手に持って食べている最中のサンドイッチすら狙ってくるので、おちおち食べていられず。いやもー、トンビの目の良さにあっぱれ! でした。そして撮影中にうっかり「トンビに油揚げ、ならぬ、サンドイッチ」にならなくてよかった! ランチを素敵に盛り付けるのも、トンビが出没する場所では要注意ですねー。勉強になりました。

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【④ジェットボイルのバーナーセット】一般的なバーナーよりも素早くお湯が沸かせるパワーで人気のバーナーブランド、ジェットボイル。ただ、大きいんですよ。それがネックで、ひとりっPは別ブランドのコンパクトモデルを愛用していました。が、今年に入って発売された新モデル「スタッシュ」は、既存モデルよりも大幅に軽量コンパクト化されていて、「これならいいかも!」と導入決定!

「スタッシュ」は、バーナーと専用のクッカー(鍋)、ガス缶を安定させるスタビライザーがセットになっています。ガス缶はジェットボイル専用のものを使用する必要があり、別売りです。

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すべてをクッカーの中に収納できるスタッキングデザイン。確かにコンパクト! 軽い! バーナーは約60g、クッカーは約140g。これで収納用の巾着袋が付属していたら完璧だったんだけどなあ、と、アマゾンでメッシュのミニバッグ(ファスナー付き)を買い足しました。

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で、このバーナーで何をするかというと、「野点」です。コーヒーや豆乳ティー、日本茶、抹茶を入れるためのお湯を沸かしています(※登山のときは山クッキングもしますが、桜ひとりっぷでは、その土地のおいしいお弁当を花見ランチに調達するので、湯沸かしのみ)。保温ボトルに入れて持参するのもよいけれど、やっぱり入れたてはおいしい〜! ひとりっPの花見スポット=河川敷は火器の使用がOKな場所が多いのも、河川敷のアドバンテージなんですよ〜。公園などは火気厳禁のことが多いので、要注意です。なので、花見場所が火気OKかどうかは、事前にチェック。
 
もう1点。ガス缶は飛行機には持ち込めません。手荷物持ち込みも預け荷物もNGです。なので、飛行機で遠征するときは、ガス缶は現地調達。なのはいいんですが、到底使いきれず、まだまだ中身は残っているのに、帰るときには捨ててくるしかないのが悩ましいんですよねえ、、、。もったいないなあと。

で、ジェットボイルですが、実際に使ってみて、確かにお湯が沸くのが速い! と思いました。じっと見ていたらじきに沸騰するので、ストレス激減〜〜! ただ、バーナーをガス缶にセットするとき&はずすとき、必ず「ブシュッ」とガスが少量漏れます。初めてはずしたときには、うっかりガス缶を傾けていたので液体が漏れてきて「わわっ!」。クチコミにこのことを書いている人がいたので、ジェットボイルのクセ?なんでしょうか。初回はビビりましたが、今は慣れました。

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と、いうわけで、入れたてコーヒー(もちろん、ひとりっPの推しドリップコーヒー=成城石井のオリジナル「リッチドリップコーヒー」ですヨ)と、いちごチーズケーキと、オゼン ライトと、タイガーボトルで、お花見スイーツセットです。いやー、ほんっと、ミニとはいえテーブルと、使い捨てではないプレートにセットするだけで、がぜん素敵なアフタヌーン・ティータイムになるんですねーー! 感動〜〜〜!!

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「あ!」。はらはらと桜の花びらが落ちてきて、マグカップに。「桜コーヒーだ〜〜! 」。風流ですのう。ちなみに、このカップ、こう見えて高機能です。ドリンクが冷めにくいんですよ。ただの軽いカップではないんですね〜。感心!

3:快適お花見ベース基地の必需品3選!

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快適花見の基本中の基本、ベース基地作り。ひとりっPは3種類(レジャーシート含まず)持参しています。
 
【①サーマレスト Zシートソル】
まず、昨年入手した“座布団界のロールスロイス”( ひとりっP命名)=サーマレストの折りたたみミニシート「Zシートソル」(写真手前)。クッション性がいいだけではなく、シルバー面はアルミを蒸着したもので、断熱保温効果あり。どんな場所でもささっと座れるので、必ずバッグインします。
  

【②サーマレスト Zライトソル】
そして、今期投入した桜ひとりっぷの最終兵器(いや、兵器ではありませんが)、“クッションシート界のエアバス380”(ひとりっP命名)が、同じくサーマレストの「Zライトソル」(写真奥)。寝袋の下に敷く折りたたみ式クッションシートです。サイズは、折りたたみ時で51㎝×13㎝×14㎝。広げると長さは183㎝。重さは410gです。登山者やキャンパーがこのシートに絶大な信頼を寄せているのは知っていました。山では、ザックの下にこれをくくりつけている登山者をよく見かけます。「でも、でかくないか??」と、テント泊は1回しか経験のない山ガール歴12年のひとりっP、これに手を出すには至らず。
 
が、今年のあたまに「そろそろ桜ひとりっぷのシーズンだよねえ」と開花予想をチェックし始めてすぐ、そーいや、レジャーシートから冷気がのぼってくるのがいっつも嫌なんだよなあと思い出し、「これがストレスになってるじゃん!」と気付いたんですよ。花見シーズンは、ほんの春先。地面がまだまだ冷えていて、レジャーシート1枚だとその冷えが伝わってきて結構寒いんですよね。このストレス解消無くして快適花見ナシ! と解決法を検討開始。レジャーシートに断熱タイプがあるのは知ってるけれど、かさばるし、重いし、値段も張るし、立派だし。「うーーーん、、、はっ! そうだ!! 今こそ、サーマレストのあのでっかいやつなんでは!??」と、突如(やっと?)、ひらめいたんです! 

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「Zライトソル」はクッションシートと同じく、表面にアルミが蒸着されていて、断熱保温効果があるうえ、もともと寝袋の下に敷くクッションシートってことは、桜の下でゴロゴロ昼寝するのが大好きなひとりっPにぴったりじゃん! というわけでソッコーAmazonでゲット。ご覧のように敷いてみました〜〜。いやもー、めちゃくちゃ快適〜〜! 寒くない〜〜! クッション性もあるから地面のゴツゴツや硬さが気にならずゴロゴロ&昼寝できる〜〜! ちなみに、「Zライトソル」は、長さ183㎝と130㎝の2サイズを展開していて、身長156㎝のひとりっP、ちょっと迷いました。130㎝のほうが、かさばらないし軽い。値段も安いです。が、「やっぱ大は小を兼ねるでしょ」と183㎝をチョイス。結果、頭から足先まで完全にシート上に乗るので、ノーストレス! よく考えたら身長に足のサイズを加えたものが寝転がったときの身長なんですよね。てことは、ほぼ180㎝! ロングサイズにして正解でした! じつは、持ち運びに便利な専用巾着袋(別売り)も合わせて購入。Zライトソルには束ねるゴムなどは付属していないので、収納する袋がないと不便です。サイズが特殊なので、ジャストサイズは助かります。
 

レジャーシートももちろん持参しますが、機能性は求めません。ごくごく普通でヨシ。サイズは180㎝×90㎝=畳1畳分が基本です。花見場所の土が湿っていて接地面が激しく汚れたり、鳥のフンを落とされたり、何かとダメージ(?)を受けがちなので、長くは使い回さない前提。軽い&安いに越したことはなく、使い捨てになっても惜しくないものを、毎年、アマゾンで数枚まとめ買いしています。

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③REIの折りたたみチェア】こちらも以前ご紹介した、アメリカのアウトドアブランドREIの折りたたみチェアです。サンフランシスコのストアで買いました。とにかくコンパクトで激軽! たったの約450g! 座り心地はいいし、安定性もあるし、なんといっても持ち運びがストレスじゃない! 

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組み立て1分、分解30秒。付属の巾着袋に入れると、長さ約25㎝。気軽すぎる!

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シートを広げるよりも圧倒的に手軽&気軽なので、短時間のお花見のときに登場することが多いです。ローチェアなので、河川敷に沿って低〜く伸びる桜の枝の下にも潜り込めます!  このままだとお尻が冷える場合(よくある)は、サーマレストの折りたたみシート「Zライトシート」を敷きます。リュックは、アウトドアや登山時に愛用中の、ザ・ノース・フェイス(TELLUS25)。

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お花見は、まじで桜の花を見ることが目的のひとりっP。お酒も飲まないので、夜桜にはまったく興味がありません。が。このときは、河川敷の桜並木に灯っているのは懐かしの提灯!? 人工的な白いライトアップと違って雰囲気が良さげ〜〜! と、思わず見物に。

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やっぱりの提灯&桜! これはいい〜〜〜! 懐かしいような、幻想的なような、、、。もう日暮れなので、シートを大々的に広げるというよりも、ローチェアでこぢんまりと、コーヒーを飲みながら、しばし夜桜を楽しみました。

花見グッズを入れていくバッグはこちらです!

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【モンベルのメッシュトート(Mサイズ・60ℓ)】ひとりっPは運転免許を持っていないので、桜ひとりっぷの移動も常に公共交通機関利用です。花見ギア一式はバッグに入れて自力で運んでいます。ギアはどれもコンパクト&軽量なものをセレクトしているので、品数のわりにはかさばらないんですが、やはりのサーマレスト Zライトソルがどうしてもかさばる。というわけで、Zライトソルを余裕で収納できる大きさのバッグということで愛用しているのが、モンベルのメッシュトートバッグ(Mサイズ)です。
 
じつは、最初はSサイズ30ℓを購入しました。だた、これだとZライトソルがすっぽりは入らず、少々はみ出てしまうんです。グッズ全体の容量は30ℓあれば十分だったので、はみ出ることは承知の上で、まあ問題ないでしょと判断して買いました。が、実際に使ってみたらば。Zライトソルがはみ出ていると、バッグを持ち歩く際に、やたらとあちこちに引っかかったりぶつかったりで、気を遣う←のがストレスじゃーーっ!!と気づいて、即買い替え。こちらのMサイズ60ℓにしたら、もう超快適に。やはりすっぽり入るって大事ですね。大は小を兼ねるの法則、ここでも実感! ちなみに、60ℓって本来は結構巨大なバッグです。でもこのバッグはメッシュなので、存在感が強くない。肩掛けで持ったときの「でかっ!」感があまりないんですよ。これもキメ手で購入決定。

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必需品を全部入れて、余裕のたたずまいです〜! ポンポン気軽に放り込めるシンプルトートなんですが、上部にドローコードで絞れるフタが付いているので、飛行機移動のときは預け荷物にしています。もちろん、貴重品・壊れ物は入れず、ZライトソルやREIのチェアなど軽くて壊れないものだけにしますが、チェックインカウンターでお願いするとビニール袋をかけてくれるのもあって、今のところ問題なく預けられています。っていう意味でも、サイズをアップしてよかった! SサイズだとZライトソルのせいでフタを閉められなかったので。

備えよ、常に

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ここまできて、旅を愛するみなさんはお気づきかもしれません。
 
そう、お花見快適ギアのうち防寒対策品のほとんどは、冬のうちに用意する必要があるんです。春になってからでは、販売していない or 売り切れていたり、というアイテム多数です。まさに、旅の心得=「備えよ、常に」(by ひとりっP)。ひとりっP、24時間365日、旅服と旅ギアのことを考えています(←単に旅の煩悩まみれとも言う!?)。そうすると、アンテナに引っかかるモノに出会ったときに、すかさず捕獲できます。買い逃した場合は、次のシーズンに間違いなく買えるように、いつでも臨戦態勢です。

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桜の満開が楽しめるのは、ほんの3、4日(八重桜はもう少し長いですが)。それが週末にうまくハマって、大満足な桜ひとりっぷができたときの感動。桜の下で読書&うとうと昼寝。目が覚めると、目の前には桜の花。その幸せときたら〜〜! 何度も言いますが、「あ〜〜、日本に生まれてよかった〜〜!」と思う瞬間です!
 
というわけで、ひとりっPのひとりっピクニックは、新緑シーズンへと続きます〜〜!
 
みなさんも、Have a nice ひとりっピクニック〜〜!!

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ひとりっP

ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え(全部自腹)の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ&シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど(全部プライベート)海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ2~秘境・絶景編~』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ3~“弾丸・無茶旅編”~』『今日も世界の果てまでひとりっぷ4〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ5〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。5冊とも、文・写真はすべて本人が担当。

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