店舗全体で環境負荷を低減！「スターバックスコーヒー皇居外苑和田倉噴水公園店」オープン

スターバックスコーヒーのサステナビリティハブであり、環境配慮型店舗の国際認証「Greener Stores Framework」を取得したグリーナーストア日本1号店「スターバックスコーヒー皇居外苑和田倉噴水公園店」が去る12月1日（水）にオープン。和三盆とアーモンドミルクを使った店舗限定フラペチーノなども登場！

スターバックスコーヒーが環境負荷低減を目的とした実証実験を行うサステナビリティハブ、そして環境配慮型店舗の国際認証「Greener Stores Framework」を取得したグリーナーストア日本1号店として、「スターバックスコーヒー皇居外苑和田倉噴水公園店」をオープンした。

大小の噴水と季節ごとに表情を変える緑が気持ちのいい和田倉噴水公園の休憩所にオープン。東京メトロの大手町駅・二重橋駅・東京駅のいずれからも歩いてすぐ。

「Greener Stores Framework」は、世界自然保護基金（WWF）と策定した、環境に配慮した店舗のための国際認証。スターバックスが日本でのLEED認証を取得（2010年）する前の店舗に比べ、CO2排出量約30％、水の使用量も約20％の削減を実現した。また、店舗から出る廃棄物量の約40％の削減を目指すべく、店内利用の場合はドリンクをマグや樹脂製グラス、ユーザーが持参したタンブラーやカップで提供。持ち帰りの際にはスターバックスのリユーザブルカップ（特別価格 ¥110）の利用を推奨するほか、丸の内エリアで実証実験中の「借りるカップ」を含めたさまざまな飲用スタイルを提案、検証していくという。これによって、最終的には使い捨てカップ使用量の約75％削減を見込んでいるそうだ。

高い天井から提げられた和紙やリサイクルガラスを使用した照明器具が印象的な店内。家具には100%国産材を使用、修理して使い続けていくという。 — 高い天井から提げられたリサイクルガラスや和紙を使用した照明器具が印象的な、開放感のある店内。

循環性を重視した店内には、キャンバスや漁網のアートや、修理しながら長く使い続けられる100％国産材の家具、間伐材を使った什器、リサイクルガラスや和紙を使った照明器具、コーヒーの豆かすを練り込んだタイルなどを導入。なんと工事の際に出た廃棄物の約85％も、鉄や紙の原材料としてマテリアルリサイクルに回し、残る約15％はバイオマス燃料などにサーマルリサイクルされたそうだ。

他にも同店舗では、フードの陳列ケースを置かずにデジタルサインで商品を表示する検証を行うことで、期限切れフードの廃棄削減に取り組んだり、自律分散型水循環システムを開発するWOTAと協業したクリーンステーションを店舗内にスターバックスとして初導入、手洗い時に使用する水の98％以上を循環利用したりするなど、さまざまな実証実験を行っている。また、他の路面店舗と同様、再生可能エネルギーを使用。スターバックスコーヒーでは今後も「2030年までにCO2排出量、水使用量、廃棄物量の50％削減」の達成に向けて、環境負荷の低い店舗展開を進めていくというから注目していきたい。