辛酸なめ子のアート&セレブ特別編「KING&QUEEN展」で英王室ヒストリー&ゴシップを先取り【キンクイ見どころ5】

来る10月10日より上野の森美術館で「KING&QUEEN展」が開催される。その公開を前に各国王室&皇室ウォッチャーでもある辛酸なめ子さんが、世界が注目する英国のロイヤルファミリーの5朝続く家系やミーハーゴシップに触れながら、見どころをレポート!

King Henry VIII after Hans Holbein the Younger, probably 17th century(1536) ©National Portrait Gallery   Queen Elizabeth I by Unknown English artist (ca.1588) ©National Portrait Gallery

何よりも如実に人の生き様が表れるのは肖像画です。王侯貴族の顔から性格や歴史が読みとれる展覧会、「KING&QUEEN展」。世界屈指の肖像専門美術館「ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー」から約90点もの肖像画が来日します。普段はほとんど外部に貸し出していないコレクションだそうですが、ギャラリーの2年間の改修期間を機に、ロイヤルオーラをまとった肖像画が上野の森美術館で展示される運びとなりました。絶対君主のヘンリー8世の肖像画から、最近映画にもなったアン女王、エリザベス2世をはじめとした現代のロイヤルファミリーの写真まで……。ロイヤルファンやセレブマニア、歴史好き、受験勉強中の学生さんなど、多くの人の心に刺さる展示になりそうです。観ているうちに歴史や王室ゴシップにくわしくなれる展示は必見です。

見どころ1:想像以上にドラマチックな英王室!

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左上から、ヘンリー8世、エリザベス2世、エリザベス1世 写真下はキャサリン妃とウィリアム王子の結婚式 King Henry VIII after Hans Holbein the Younger, probably 17th century(1536) ©National Portrait Gallery Queen Elizabeth II by Dorothy Wilding, hand-coloured by Beatrice Johnson (1952)©William Hustler and Georgina Hustler / National Portrait Gallery Queen Elizabeth I by Unknown English artist (ca.1588) ©National Portrait Gallery Photo:Getty Images

世界史が苦手でも、ゴシップ多めの英王室の歴史はワイドショー目線で楽しめることでしょう。

君主や王族は品行方正とは限らず、むしろ市井の庶民よりもやりたい放題だったり、陰謀や策略がうずまいていたり、人生の試練がエグいことが多いのです。例えば、浮気の末に離婚したくてローマ教会から独立をはかり、イギリス宗教改革を断行したヘンリー8世や、2歳で母親が父親の命令で斬首をされるというハードすぎる経験をしたエリザベス1世など、王室だからといって悠々自適な生活はできないようです。ヴィクトリア女王の息子は多数の女性と浮き名を流し、その中にはカミラ夫人の先祖もいたとか。現代では、安定した人気を保ちながらも、息子や娘たち、孫への気苦労が絶えないエリザベス2世や、チャールズ皇太子に浮気され、離婚したあとパパラッチに追われて交通事故の不慮の死ながらも、伝説の存在になったダイアナ元妃など……。最近は、ウィリアム王子とキャサリン妃の長男夫妻と、ヘンリー王子とメーガン妃夫妻の確執や、王室離脱も世間の話題になりました。

それでも、肖像画を描かれたり写真撮影の時には優雅なほほえみを浮かべていないとならないのです。もしかして庶民の方が気楽かもしれない、と思いながら、肖像や写真からにじみ出るものをつぶさに鑑賞していきたいです。

見どころ2:キャラクター濃いロイヤルメンバーの中でも、TOP1は?

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今回の展示の予習で、イギリス王室にはおおまかにテューダー朝、ステュアート朝、ハノーヴァー朝、ヴィクトリア女王の時代、ウィンザー朝、という流れがあるということを学びました。家系図を見ると、ヘンリー8世やエリザベス1世、アン女王、ヴィクトリア女王などそれぞれキャラが濃い王族がいらっしゃいますが、中でもハノーヴァー朝のジョージ4世が絵的にもインパクト大です。肖像画を見て、この人の襟と首のバランスはどうなっているんだろう……と違和感があったのですが、実際はかなりお太りになられていて、それをなんとか美化しようとして襟で首周りをカバーしている絵のようです。画家の苦労がしのばれます。

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King George IV by Sir Thomas Lawrence (ca. 1814) ©National Portrait Gallery 当時の風刺画「消化におびえる酒色にふけた人」は、皇太子時代のジョージ4世を描いたとされています。

ジョージ4世は、まじめで好感度が高かった父親のジョージ3世と比べるとかなりの放蕩息子で、飲む・打つ・買う、に加えて大食いという、欲望のリミットがない方だったようです。女性関係では、未亡人と違法に結婚したり、借金返済のためにドイツの王女と結婚した後、結局愛人と暮らしたり……かなり乱れています。食欲も激しくて、お気に入りの朝食は、ハト2羽、ステーキ3切れ、白ワインとシャンパン、ブランデーというすごい高カロリーとエンゲル係数の高いメニューだったようです。当時は、その体型から「クジラ王子」と揶揄されることもありました。

ただ、ジョージ4世は好色で大食漢なだけでなく、芸術的な審美眼が高かった、という長所も。美術館のコレクションを充実させた、という業績があります。

見どころ3:ベストオブ女王と言えば、この人!

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Queen Anne by Sir Godfrey Kneller, Bt (ca. 1690) ©National Portrait Gallery 健康問題を抱えながらもお酒好きで、晩年は肥満や痛風が進行していたアン女王。肖像画を描かれる間は耐えていたのでしょうか……

【アン女王】
『女王陛下のお気に入り』で人生が映画化されたのが、こちらのアン女王。脚色されているとはいえ、女王とは思えないグダグダなライフスタイルが衝撃的でした。

アン女王の人生は幼少期から波乱万丈でした。健康問題に悩まされ、祖母と叔母、母親を相次いで亡くします。デンマーク王子と結婚するも、おとぎ話のように幸せな生活とはいかず、17回も妊娠したのに流産・死産を繰り返し、無事に生まれても長生きせず、1人も成人しないという哀しい運命に……。『女王陛下のお気に入り』では、亡くなったお子さんのかわりにうさぎを多頭飼いする姿が描かれていました。

また、映画に出てきた、親友以上のディープな関係だったサラ・ジェニングスや、お気に入りの女官アビゲイル・ヒルは実際に存在していたようです。孤独なアン女王にとって、2人の女性たちは心の慰めだったことでしょう。

アン女王の肖像画を見ると、その瞳に孤独が宿っているように見えます。ゴージャスな衣装を着ていても隠しきれない寂しさが。国をめる立場でも全てを手に入れられないということを物語っているようです。

そして現在の女王、エリザベス2世

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Photo:Getty Images

世界中の英連邦に所属する人々から敬愛され、長生きを祈念されているエリザベス2世。車を運転したり、愛犬と散歩したり、乗馬されたり、90代とは思えない機敏さや体力に驚かされます。英国史上最も治世が長い女王の長寿の秘訣は、遺伝(母親も101歳まで生存)と、健康的な食生活、使命感、ユーモアのセンスがあって笑わせてくれる夫のエディンバラ公爵の存在などが大きいと言われています。最近、子どもや孫たちのさまざまな問題が発生していますが、そんなストレスにも影響されないエリザベス2世のタフさはすばらしいです。

見どころ4:お騒がせプリンス 恋熱き男たち 

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King Henry VIII after Hans Holbein the Younger, probably 17th century(1536) ©National Portrait Gallery 当時の貴重品である時計を首から下げています。

【ヘンリー8世】

最強の王と呼ばれるヘンリー8世ですが、肖像画を見た瞬間、恐怖におののきました。当時の肖像画はかなり盛って描かれていると思われますが、それなのにこんなに酷薄で残忍な表情とは……実物はどんなに恐ろしかったことでしょう。

男児にこだわったヘンリー8世は6人の女性と結婚し、2度離婚。そして2人の妻を斬首の刑に処するという、戦慄の夫婦生活でした。宗教を改めてまで結婚した妻に無実の罪を着せて処刑したことも……。肖像画を見て気に入って結婚した妻と実際会ったら容姿が想像と違ったので即離婚したり、やりたい放題です。自分にたてつく人間は次々と処刑。人相に表れるわけです。

ただスペックは高くて身長は180センチ超え。運動神経が良くて、乗馬にテニスに狩猟などあらゆるスポーツが得意だったようです。音楽の才能にも恵まれ、フルートやリュート、オルガンを演奏。さらに詩を書いたり、オールマイティな王様です。だからこそその万能感が傍若無人な行状につながったのでしょう……。反面教師になりそうな肖像画です。

ヘンリー王子の先駆け!アメリカ女優と結婚、王室離脱

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王子時代からプレイボーイだったエドワード8世。モテまくった末にウォリス・シンプソンのような難易度の高い女性に挑戦したくなったのでしょうか。Photo:Getty Images

【エドワード8世】

ヘンリー王子とメーガン妃の前にも、王室離脱の前例がありました。マドンナが監督した映画『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』(2011年)にも描かれていた現実の物語です。

即位したばかりのエドワード8世は、既婚者であるアメリカ人のウォリス・シンプソンと恋に落ち、王位を放棄。イギリス国教会の定めで、離婚した人は前の配偶者の存命中には再婚できなかったのです。この王室離脱の顛末は国民のバッシングを浴びました。ウォリスも金目当てだと批判されたようです。

ウォリスは、実はエドワード8世に対してそこまで本気ではなく、王の方が暴走して、退位を表明したという説もあります。ウォリスは元夫に、後悔の気持ちをつづった手紙を送っていたとか。現代のヘンリー王子とメーガン妃を見ても、ヘンリー王子の方がメーガン妃に心酔しているように見えます。王族の意外な弱点は恋愛体質ということなのかもしれません……。

離脱したのは僕だけじゃない !

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Photo:Getty Images

【ヘンリー王子】
インスタグラムで突如、イギリスの高位王族から離脱すると表明し、現在はアメリカで生活しているヘンリー王子とメーガン妃。メーガン妃がテレビ番組で「私に『大丈夫?』と聞いてくれる人はいなかった」と吐露したり、タブロイド紙を訴えたり、ウィリアム王子夫妻との不仲が明らかになったり、続々と暴露本が出版されたり、次々と生々しいニュースが出てきていて、エドワード8世の王室離脱がまだ平穏に見えるほどです。

メーガン妃は常々ダイアナ妃を超えたいと思っているという説がありますが、彼女の野望の行き着く先はどこなのでしょう。王族とセレブの両方の特権を手に入れようとしています。そしてメーガン妃がパワーアップすればするほど、ヘンリー王子の顔色が悪く、覇気がなくなっていくのが心配です。2人の写真を見て、今後の夫婦関係の行く末に思いをめぐらせたいです。

見どころ5:ティアラなど、眼福のロイヤルジュエリー!

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Queen Elizabeth II by Dorothy Wilding, hand-coloured by Beatrice Johnson (1952) ©William Hustler and Georgina Hustler / National Portrait Gallery

ロイヤルな肖像画を見ていてつい引き寄せられるのがゴージャスなティアラをはじめ、数々のジュエリーです。お値段は……という俗な疑問を持つことも許されないような、歴史と伝統と美学を受け継いだジュエリーの数々。ここからはジュエリー&ウォッチ専門のジャーナリスト、本間恵子さんにお話を伺いました。

【エリザベス2世】
若い頃の女王の気品に満ちた美しさと、素敵なデザインの王冠がマッチしています。本間さんに伺うと……

「見どころは、青いサッシュに付いているガーター勲章です。世界的にもとても格の高い勲章です。頭にかぶっているのはティアラではなく王冠の一種、ディアデムになります。ティアラは額の前に付けたり、前面だけのものを呼び、こちらの頭を飾るタイプはディアデムに相当しています。デザインで四角い部分には末広十字が彫られています。その間にお花のデザインが接続されていて、ダイヤモンドが全面にあしらわれています。エリザベス女王はクラウンをたくさん持っていますが、こちらをよく着けているのでお気に入りのようですね」とのこと。今後も着けてお出ましになるかチェックしたいです。

ちなみにエリザベス女王はクラウンやティアラを多数保有しているだけでなく、ブローチ好きで300個以上のコレクションをお持ちだそうです。ブローチと言われると一瞬庶民的だと錯覚しかけますが……もちろん素材はロイヤルクオリティです。

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Queen Elizabeth I by Unknown English artist (ca.1588) ©National Portrait Gallery

【エリザベス1世】
襟もすごいですが、ドレスにも真珠がてんこ盛りで、何重にも巻かれた真珠がボリューミー。髪にも真珠がついていて女王にしかできない境地の超ゴージャスなコーディネイトです。

「大量に付いている白い丸いものやネックレスは全部真珠です。当時はダイヤモンドよりも真珠のほうが高価で貴重でした。また、当時の真珠はすべて天然もので、奴隷が命をかけて海に潜って何千と貝を採ってきた中からやっと数個あるくらいだったんです。ちなみにリボンに付いている黒い四角いものはダイヤモンドです。当時はダイヤモンドをカットする技術がなく、ダイヤはキラキラしてなくて黒っぽく見えました」

ちなみにこれらのネックレスやドレスは現存しておらず、その後リメイクされたり、付け替えられたりして代々サステイナブルに受け継がれているそうです。

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Queen Victoria by Bertha Müller, after Heinrich von Angeli,1900(1899) ©National Portrait Gallery

【ヴィクトリア女王】
物思いにふけるヴィクトリア女王。黒い服をシックに着こなしていて、真珠が似合っています。どこか強いメッセージ性を感じる肖像画です。

「愛する夫のアルバート殿下が亡くなって喪に服しています。真珠は涙を表すとも言われているので喪服に合わせていますね。女王である彼女がずっと喪服を着ていたから、宮廷の女性もそれに合わせなければならず、華やかな格好ができなくなってしまいました。この頃、ジェットという真っ黒な石が爆発的に流行ったようです。また、亡くなった人を偲ぶセンチメンタルジュエリーも流行しました。亡くなった人のポートレイトをペンダントにして着けるとか、遺髪を入れたジュエリーとか、骨壷のモチーフとか……。ヴィクトリア女王は流行を牽引するトレンドセッターでした」

エリザベス2世以降の現代ロイヤルジュエリー事情

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1919年にガラードが製作 Photo:Julian Calder

おまけとして、展示とは別に現代のロイヤルジュエリーについても伺ってみました。これらもおさえておくとロイヤルジュエリー通気分になれそうです。

【エリザベス2世】

一見してイカついエリザベス女王のティアラですが、こちらは時を経て代々受け継がれたものだと本間さんはおっしゃいます。

「ヴィクトリア女王が1893年に孫の結婚相手であるメアリー(エリザベス女王の祖母)へ結婚祝いとして贈ったネックレスのダイヤモンドを使って仕立てられたティアラです。メアリーは宝石好きとして有名でした。1919年にティアラに仕立てて、1937年にはクイーンマザーのエリザベス(エリザベス女王の母)が、戴冠式でこのティアラを着けました。1947年にはエリザベス女王が結婚式で着けて、それ以来エリザベス女王が所有しています。1973年に女王の娘のアン王女が、さらに2020年には女王の孫ベアトリス王女が結婚式で着用。「Something Borrow」といって、花嫁が何か借り物を身に着けることは、幸せになれるというジンクスが。このティアラには、ダイヤの価値、デザインの価値、そして王室の女性たちが着けたという歴史的な価値があって、プライスレスな宝物です」


Photo:Getty Images
1947年、エリザベス(当時は即位前)は自分の結婚式でこのティアラを母親から借りて着けた。その後、ティアラはエリザベス女王のものに。


Photo:Aflo
2020年、女王の孫ベアトリス王女が結婚式でこれを借りて着けた。

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Photo:Getty Images

【ダイアナ妃】
貴族出身のダイアナ妃は、ティアラも自然に着けこなされています。ヘアスタイルとのマッチ感がすごいです。まさにティアラを着けるために生まれてきたようなお方。本間さんによると、このティアラもエリザベス女王の持ち物のひとつだそうです。

「ダイアナ妃のティアラには涙型の真珠があしらわれています。天然真珠なので非常に価値が高いです。こちらはダイアナ妃が離婚した後エリザベス女王に返却され、今ではキャサリン妃に貸し出されています」

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Photo:Getty Images

【キャサリン妃】
さり気ないけれどおしゃれで高級感漂うキャサリン妃のティアラ。よく見たらダイヤの量が半端ないです。本間さんによると、実は有名なブランドのティアラだとか。

「結婚式の時につけた小ぶりなティアラです。古いティアラほど大きくて、モダンなものほど小さくなっていく傾向が。ブランドはカルティエです。エリザベス女王から借りた、1936年に作られたティアラで、プラチナとダイヤモンドでできています。二十世紀に入るとプラチナがブームになりました。イヤリングはキャサリン妃の母親からのプレゼントで、ドングリがモチーフ。新しく作られたキャサリン妃の紋章にちなんでいます」

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Photo:Getty Images

【メーガン妃】
メーガン妃のティアラは渋くて存在感があります。このティアラのエピソードについても本間さんに教えていただきました。

「こちらもエリザベス女王から借りたティアラで、1932年に作られたもの。当時の流行のデザインでプラチナとダイヤモンドでできています。メーガン妃は本当は別のデザインのティアラが良かったけれど、そのティアラにはロシア産のエメラルドが使われていて、ロシアにあまり良い感情を持っていなかったエリザベス女王に断られた、という噂があります」
メーガン妃、ティアラでも自己主張していたんですね……。

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Photo:©National Portrait Gallery

いよいよ10月10日(土)から上野で開催スタート!
生で、王室の品格やそれぞれのキャラクター豊かな生き様の迫力に触れてみて

ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵 KING&QUEEN展
ー名画で読み解く 英国王室物語ー

期間:2020年10月10日(土)~2021年1月11日(月・祝)まで
時間:10:00~17:00 金曜日20:00まで  ※入場は閉館30分前まで
休:無休
※開催日時などにつきましては、新型コロナウイルスの問題で変更の可能性もあるので、念のため下記HPなどでご確認ください。 
会場:上野の森美術館
住所:東京都台東区上野公園1-2


Photo:©National Portrait Gallery

text&illustration:Nameko Shinsan cooperation:Keiko Honma

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