アイドルファンWiktoriaの場合

アイドルファンWiktoriaの場合

アジアを中心に活躍するボーイズグループ「FOLD」に熱狂するヴィクトリア。日本、中国、韓国など多国籍のメンバーが在籍している。箱推し(グループ全体のファン)だったが、昨年さいたまスーパーアリーナのライブでメンバーのNAOに落ちた。月に1 ~ 2回、ライブでアジア各国に遠征することが多く、服や靴もその際に買っている。リアコ(リアルに恋している)の推しにいつ見られてもいいよう、華やかなガーリースタイルが主流。ライブ後には反省会なる食事に繰り出すため軽装を心がけつつ、勝負服で挑む。必ず持参するのは、うちわ、ペンライト、涙を拭うハンカチ、双眼鏡、化粧品一式。そしてセトリやMC、立ち位置を記録するために必須のメモ帳とペン。それらをバッグに詰め込み、いざ参戦。推しが真摯に頑張る姿にパワーをもらっている。

 

メンバーカラーを花に、自分に

ライブ会場で、自ら贈ったスタンド花と一緒に自撮り。推しのメンバーカラーである赤を基調にアレンジした。スタイリングにもカーディガンとバッグで赤を取り入れ、スパンコールがまばゆいワイドパンツで存在感をアピール。ライブ中は両手をあけておくのが鉄則だから、クロスボディタイプのバッグ「サイド パック」を選ぶ。PVCのミュールはほどよいヒール高で、長時間立ち尽くしのライブにも耐えうる履き心地。

カーディガン¥251,000・バッグ¥740,000・ミュール¥112,000/シャネル パンツ¥100,000/マーク ジェイコブス カスタマーセンター(マーク ジェイコブス)

 

目が合うことを祈って、うちわ作りは乙女な装いで

推しに喜んでもらうため、そしてファンサをもらうために、想いを込めてライブ用のうちわを作るのが彼女の至福の時間。小さな会場では禁止されていたけれど、人気が出てアリーナ開催になってからは、うちわ持ち込みOKに。サイズの異なるドットを配したドレスに乙女心を託す。水色のシースルーニットをのぞかせ、春夏らしい涼やかな味つけを加えた。

ドレス¥360,000/ザ シークレット クロゼット神宮前(シクラス) シースルーニット¥22,000/アンダーカバー

 

まるでブルーオーシャン。無数のライトにドレスが呼応

ライブでの必需品はペンライト。1日2公演参戦する日は、1回使うと発光具合が弱くなるため、換えの電池も欠かせない。「はあ、尊い……」。推しのひたむきなダンスと歌に、胸を打たれる。水色、オレンジ、ゴールドの総スパンコールのミニドレスが、会場で幾千にも光るライトに応じて輝く。イエローのタイツを合わせてポップに仕上げた。

ドレス¥1,350,000/ヴァレンティノ インフォメーションデスク(ヴァレンティノ) タイツ¥1,000/ぽこ・あ・ぽこ(セシリア デ ラファエル)

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