左:花梨さん(モデル)&右:櫻さん(「ヴィア・ミュージアム」オーナー)

1 ルール ロジェットの一着にはエディー バウアーのデニムを合わせて甘すぎないバランスに
2 1と同じブラウスには古着のパンツを。ストラップシューズはアニエスベー。ピアスはrito

祖母から孫へ世代を超え響き合うタイムレスな服

モデルの花梨さんと、自由が丘でジュエリーショップを営む祖母の櫻さんは、一緒にショッピングするほど仲よし。脈々と受け継がれているセンスが、コーディネートの端々に表れている。

花梨 最近、グランマと二人で古着屋さんに行って、ブラウスを買いました。おしゃれなグランマのアドバイスは間違いないんです。
 花梨のファッションを見ていると、私の若い頃のトレンドが回ってきたなと思うときがあるの。シェアした花柄ブラウスもそうだけど、70年代頃のテイストね。
花梨 お母さんが昔着ていた服に袖を通すと「古着感」が強くなっちゃうことがあるけれど、グランマのワードローブはかえって今っぽい。黒いドレスの上に羽織ったジャケットは、オーダーメイドなんだよね? 自分のための一着は、長く愛せるのが素敵。
 昔は既製服がなかったから、あつらえないといけなくて。高価だし、でき上がるまでに手間もかかるから、愛着がわくのよ。取っておくと花梨に着てもらえるからうれしいわ。いつかあげるね。
花梨 ありがとう。グランマのスタイルは昔からミニマルでボーイッシュだよね。そこに、華やかなジュエリーが欠かせない。
 花梨もそうじゃない? 出かけるときにジュエリーをいつも身につけているよね。私は、好きなものが決まっていて、あんまり色を着たりしなかったんだけど、花梨の服を共有してみて、意外といいかなと思ったわ。

3 櫻さんのオーダーメイドのジャケットと、花梨さんのエイチ ビューティ&ユースのドレスをミックス。鮮やかなグリーンのボトム、ジュゼッペザノッティのサンダル、長年愛用するバンサン フィラックの優美なジュエリーが彩りを添える
4 双子のような装いには、エイチ ビューティ&ユースの艶感のあるブルーのパンツ、ビルケンシュトックの靴に、母が手がけるジュエリーブランドritoのピアスとイヤーカフをセット
5 左右非対称のシルエットが美しいファモンのシャツはボタンをすべて留めてメンズライクな印象に。ボトムはホワイトにして統一感を出す
6 インナーをレイヤードしてCOSのジーンズにコンバースでカジュアルに着こなした。ritoのピアスで上品さをプラス

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