パリジェンヌになりたくて

子どもの頃の夢は何ですか? 私の夢は「フランス人」でした。お友達はみんなケーキ屋さんや看護婦さん、モデル、なんて言ってる中で、ひとりだけなぜか国籍指名。外国という概念もあやふやな子どもなりに、「フランス人=とてもかわいい♡」という図式ができあがっていて、フランス人になればすべてが解決すると思ってました。我ながら浅はか! 愚か! そんなわけで、30すぎた今でも、「パリジェンヌ」に弱いです。

マリーエレーヌ・ドゥ・タイヤックさんがつけているリングを欲しくなり、キャロリーヌ・ド・メグレさんのデニムスタイルに憧れ、コレットのサラさんのショートカットに触発されて、シャルロット・シェネのピアスを展示会でオーダーしてしまう。そんな安直な人生を歩んでいます。そして最近、またもや出会うなりあとをつけたくなるぐらい素敵な(危ない!)パリジェンヌに出会いました。その人は、ジャンヌ・シニョールさん。パリで話題のキャンバスバッグのブランド「L/UNIFORM(リュニフォーム)」のディレクターです。この方がまあ、おしゃれで素敵なんですわ。詳しくは、SPUR12月号のインタビューをご覧いただきたいのですが、取材時の彼女はセリーヌのブラウスとパンツに、リュニフォームのすごくシンプルなキャンバスクラッチをさらりとあわせて登場。「普段サッチェルはこんな風に持っていて……」なんてお話を伺っていたら、もう俄然ほしくなってしまって、伊勢丹で開催中のポップアップストアで勢いづいてオーダーしてしまいました。ジャンヌさんがいれていたイニシャルのあしらいが肝ですね!ということで、イニシャルもオーダー。完成したのが、この「10」をポイントにしたカーキキャンバス×黒レザートリムのサッチェルです。

バッグは軽くないと!と常々思っておりまして、このキャンバスバッグの軽さは理想的。しかも、絶妙な色あわせや金具など、日本のキャンバスバッグブランドがつくるとこうはいかないよな、と(フランスかぶれなので)思ってしまうシックなディテール使い。持つだけで、パリジェンヌのオーラが纏えると錯覚してしまいます(あくまでも個人的妄想なので許してください)。パリジェンヌに一度でも憧れた人なら、ぜひ持ってみて欲しいバッグです。

伊勢丹新宿店のポップアップストアは26日までですが、オンライン(http://luniform.com/)でも好きな色あわせとイニシャルのシュミレーションができて、日本からオーダー可能。ただし、サイトを開いたら楽しすぎて1時間くらいあっと言う間に経過してしまうのでご注意を!

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エディターTOTOKI

ファッションと占い担当。おしゃれは我慢、ができないので、着心地重視。休みの日は、大体インテリアのことを考えています。

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