見たくないものまで見えてしまう、貝印の約１０倍鏡

拡大鏡の面で自分の顔を見たときに「ぐ、ぐぬぬぬ」といううめきにも似た声が漏れました。某メイクアップアーティストの方が絶賛していたので気になっていたのです。なんでも「この拡大鏡でアラが見えないようにメイクアップをきちんと仕上げておけば、遠くから見たときも間違いなくきれい！　細かいところまでものすんごくよく見えるから使ってみて！！」とのこと。そう言われて興味がわかないわけがなく、さっそく入手して、朝、メイクアップの後に恐る恐るのぞいてみました。その結果が冒頭の苦悶の声です。ファンデーションの筋ムラや、塗り忘れている細かい部分、リップのムラ、はみ出しなど、見える見える……。そしてさらに恐ろしいのは自分の中で「なかったこと」になっているソバカス、シミ予備軍、うぶ毛などの存在。薄々気がついてはいたんです。でも見ないふりをしてしまっていた。美容の道とは、まず己の現実を見ることなのですね、貝印さん、と心で泣きました。

さらにすごいのは、顔をこれでもかと明るく照らすLEDライトまでついているということ。この「KOBAKO　コスメティックミラー」は去年限定で発売され、あっと間に完売した伝説の商品のアップデート版、と聞いて納得しました。確かにこんな鏡他にないですよね。スキンケアも朝のメイクアップもできれば手短にしたい願望のある私ですが、老いのサインも的確にキャッチし、すかさず対策できるようにまずは自分の顔の現状とじっくり向き合うところからはじめます。