色石のようなタイルピアス

 年末の休みにふらっと立ち寄ったカフェで、とても素敵な出会いがありました。といっても、相手は人間じゃなくてピアスなんですけど。
 その日はたまたま店内で展示販売が行われていたので、テーブルに並べられた色とりどりのつぶらなピースが目に留まりました。

どれもツルンと光沢のある、プックリとした佇まい。「TAGAKU」というアクセサリーブランドで、磁器タイルを加工して作られたハンドメイドのピアスでした。天然の鉱物のような、何色とも言いがたい微妙な中間色が神秘的。そこにセラミックの人工的で軽い質感が加わり、程よくモダンに仕上げられています。カジュアルな価格も相まって、「こういうのが欲しかったー!」と痒いところに手が届いたような爽快感を覚えました。そして衝動的に購入したのがこちら。

独特の色彩ペアに、心を鷲掴みにされました。右の楕円形は、希少なヴィンテージのタイル。左の四角形には、白金を混ぜた特殊な釉薬が使われています。

実際につけてみると、まるでプラチナのような深みのある輝き。しかもシンプルなデザインなので、どんな服装にも問題なくマッチします。 
 タイルピアスは巷でよく目にしますが、自分にはちょっと可愛過ぎたり、あるいはキッチュに見え過ぎたりと、なかなかピタリと合うものを探し出せずにいました。なので今回は久々の直球ドストライク! これは長く愛用できそうな予感です。オンライン販売もやっているので、気になった方は是非チェックを。

“エディターHAYASHI”

エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。