マイ・ファースト・「エルメスのシルバー」

 「素敵な大人はエルメスのシルバージュエリーをつけている」という説を、だいぶ前から唱えています。スタイリストさんやエディターさん、周りにいる「スタイルのある大人の女性」を見ていると、エルメスのシルバーを身につけている率が異常に高いのです。「おや、それはエルメスですね」とすぐわかるデザインなのに、不思議とどんな人にも寄り添ってなじんでいる……先輩方のそんな姿を見るたびに、展示会で新作ジュエリーを見るたびに「いつかはエルメスのシルバー!」と、心のウィッシュリストに強く刻んでおりました。

私事ですが先日誕生日を迎えました。自分へのプレゼント候補(いつでも買い物の言い訳を探しています)はブレスレットかバングル。普段の服がかなりカジュアルなので、せめて手首に硬くて光るものがあったら、少しは年相応に(注・服装の話です)なるかしらん。素材はシルバーかな、シンプルで毎日つけられるけど、どこか気が利いてるデザインが欲しい、もういい歳だし、これから買うならずっと使えるものがいいな……とぼんやり考えていたところではたと気がつきました。「それ、エルメスやん!」。早速銀座のメゾンエルメスに駆け込みましたよ!

あれこれつけさせてもらって決めたのは「ギャロップ・エルメス」ブレスレット。これ、実は同シリーズのリングをつけているスタイリストさんがいて、服はかなり攻めている感じなのに、手元はカルティエの時計とエルメスのリング……というバランスがいいなーと常々思っていたのです。エルメスならではの「馬」がデザインモチーフになったブレスレットは、ほどよくクラシック、かつモダン。ざっくりしたニットとか、カジュアルなスウェットとでも、なんだか!いい感じなのですよ! 自分比、かと思いきや、褒められ率も高く、正直ほくほくしております。
「素敵な大人はエルメスのシルバージュエリーをつけている」。自説を証明すべく、今年は邁進したいと思っております。

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エディターOKUDA

ミニマリストに憧れながらも、己の物欲と食欲から逃れられません。好物は生ビールと生牡蠣と生肉、そして大きなイヤリング。