世界からお洒落っ子が集まる写真展へ

週末に弾丸でソウルに行ってきました。ご飯は美味しいし梨泰院のカフェはおしゃれすぎるし、楽しくて白目をむきそうだったのですが、なんといっても大林美術館でやっているココ・キャピタンの個展がとても良かったのです。タイトルは「Is it tomorrow yet?」。ファッション写真あり、セルフポートレートあり、手書きのグラフィックあり、昨年話題になったグッチとのコラボレーション作品あり! 総計150点以上の作品が展示されています。遊び心に飛んだ彼女特有の社会風刺を楽しめます。撮影もOKだったのでいくつかご紹介。

ファッションフォトグラファーとしても活躍しているココ・キャピタン。日常の動作をフォトジェニックに切り取る。
ファッションフォトグラファーとしても活躍しているココ・キャピタン。日常の動作をフォトジェニックに切り取る。



ナイキのスニーカーの上にペイントでアディダスのマークを。ココ・キャピタンらしいユーモアあふれる作品。
ナイキのスニーカーの上にペイントでアディダスのマークを。ココ・キャピタンらしいユーモアあふれる作品。

グッチのクリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレの絵の前には、バケツいっぱいに入った小銭が……。
グッチのクリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレの絵の前には、バケツいっぱいに入った小銭が……。

ゴールドの板に描かれた手書きメッセージ。確かにこの展示は、アンディ・ウォーホルに通ずる消費社会への批判を思わせます。
ゴールドの板に描かれた手書きメッセージ。確かに彼女の作品は、アンディ・ウォーホルに通ずる消費社会への皮肉を匂わせています。
こちらはセルフ・ポートレートの一連。1992年、スペイン生まれのココ・キャピタン。
こちらはセルフ・ポートレートの一連から。1992年、スペイン生まれのココ・キャピタンは本人もおしゃれ。

観ているとワクワクして楽しくて、と同時に世の中について考えさせられる。観覧者は会話が弾む。これこそ現代アートの理想的な展示方法だな、と思いました。この展示を一目見ようとおしゃれな女の子たちが会場にごった返しており、ソウルではアートが若者のそばにあるということを目の当たりにしました。
さらに、この素晴らしいアート作品をモチーフにしたアイテムを、ミュージアムショップで購入できるんです。わたしは大きめのポスターとステッカー、アイフォンケースを購入。
この展覧会「Is it Tomorrow Yet?」は2019年1月27日まで。

ちなみに姉妹美術館であるD museumでやっていた「Weather」展も物凄かったです。というのもマーク・ボスウィックやオリビア・ビー、スウィミングプールで名をはせたマリア・スヴァボワなど、世界で活躍する人気フォトグラファー達の、天気にまつわる写真が集結。ただ、こちらは11月25日までなので、もし運良く明日韓国に行く予定のある方はぜひ足を運んでみてくださいね。

マリア・スヴァボワの作品
マリア・スヴァボワの作品

エディターITAGAKIプロフィール画像
エディターITAGAKI

ファッション、ビューティ担当。音楽担当になったので耳を鍛えてます。好きなものは、色石、茄子、牧歌的な風景。

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