“書く“新習慣はじめました。お供は、【スマイソン】のミニノート

もともと文字を書くことが大好きで、社会人になりたての頃は仕事内容をノートにまとめたり、スケジュール管理も全て手帳で行っておりました。それが、ここ数年で仕事の効率化を図った結果、多くの作業をデジタル移行。近頃はペンを握って何かを整理する、ということがめっきり減っておりました。

そんな私だったのですが、先日瀬戸内海の豊島へ旅に出たときに素敵な風景を目にしました。ランチを食べに食事処で並んでいたところ、前の席にいたのは日本へ遊びに来たのであろう海外の女性。豊島はアートの島として有名ですが、彼女がバッグから取り出したのは、ミュージアムショップで販売されていたポストカードでした。切手を取り出しカードに貼っているなと思ったら、店先で、誰かに向けて文字をしたため始めたのです。「所作」という言葉はこういう行為を指すのだろうなと感じ入るほど、とても丁寧で、真心を感じる美しい姿でした。それはもう惚れ惚れとしてしまうほど。そんなこんなで、自分も旅先で誰かを思って手紙を出してみたい、という願望とともに、“書く“という行動をもういいちど取り戻したいと心に決めました。

スマイソンのミニノート
スマイソンのミニサイズノートブック。こちらは譲り受けた一点ですが、購入時にはオリジナルの刻印ができるサービスもあるよう。

旅から帰って手に取ったのは、こちらのスマイソンのミニノートです。実は、入社して早々、先輩から譲り受けた思い出深いもの。表紙に貼られたスマイルマークのステッカーも、その先輩がぺたりと貼ったものです。イギリスの老舗ブランドであるスマイソンは、代々受け継がれた独自の製法を採用。装丁には、上質なパナマレザーを贅沢に用いています。羽毛のように軽いことから名付けられた“フェザーウェイト紙“は、驚くほど軽いのに、しっかりと文字を受け止めてくれます。コンパクトながら無駄のない端正なビジュアルによって、これまでは自分の中のもったいない精神が発動。使いどきを見計らっていたのですが、遂に手に取る時が来た気がしました。手のひらサイズのミニ手帳は、ポケットにも入るしミニバッグにも忍ばせることができます。これからは、毎日この一冊を持ち歩こうと決めています。

スマイソンのミニノート
軽やかペーパーは、デジタル時代だからこそ一層温かみを感じられます。グログランリボンのしおりも可愛い。
スマイソンのミニノート
レザーの美しい手触りにも感動します。

話は変わりまして、来る6月22日発売のSPUR8月号で、ドリス ヴァン ノッテンにまつわるテーマを担当しました。取材を通して見えてきたドリスの豊かなファッションと精神性については是非誌面を見ていただきたいのですが、その中でとても印象に残ったことがあります。それは、“何を経験するかよりも、自分が何を感じたのかという方を大切にしたい“という彼のポリシー。SNSの普及もあって、どこで何をするのかが注目されがちな昨今ですが、自分が日々感じたことや考えたことに、もっと敏感でありたいなと深く気付かされました。これから、毎日の小さな発見や感情の機微を、この小さなノートにしたためていけると良いなと思っています。

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エディターSASAYAMA

周囲の人の着こなしが気になって仕方ない私服ウォッチャー。
街でも目を光らせています。ミニマルで、少しひねりのある服が好きです。

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