【ホアキン・べラオ】のリングに一目惚れ

思わず惹きつけられたリング

買い物をするときは、“直感”と“ときめき”に素直でありたいタイプです。「絶対にこれを手に入れなければ」という、半ば使命感にも似た感情に駆られなければあまり購入に至らないのですが、久々に運命の出合いを果たしたのでご紹介させてください！

まるで彫刻のようなフォルムに惚れ惚れ

それこそ、「ホアキン・べラオ」のリング。出合いは偶然に訪れました。
遡ること、去年の12月。伊勢丹新宿店を訪れたとき、ジュエリー売り場のポップアップストアを通りすがり、ハッと目を奪われたのです。そこに並んでいたのは、有機的で見たことのないモチーフの数々。「これはなんだ？」と思わず引き込まれ、釘づけになってしまいました。

ホアキン・べラオは、スペインを拠点にするジュエリーブランド。彫刻作品や建築にインスパイアされた独特の造形美が特徴的です。バングルやイヤリングなど、多様なアイテムが並ぶ中で、写真の一点から目が離せなくなってしまいました。
インパクトのある大きさ、そして言葉に言い表しがたい複雑な形……なんだろうこれは、という好奇心で手を伸ばすと、お店の方から「はめてみますか？」とお声がけいただき、試着することに。
いざ、指に着けてみると、なんと美しいシェイプなのでしょう！　アバンギャルドな個性を放ちながらも、どこまでもエレガント。さながら、火の鳥のように荘厳で神秘的かつ、生命力に満ちた佇まい。身につけているとまるで指先から心にも翼が生えるかのよう。まだ目にしたことのない、未知の場所に導いてくれるような直感がしたのです。「絶対にこれを手に入れなければ、毎日を共にせねば……！」という強いインスピレーションに駆られるがごとく、購入を即決したのでした。

他のアクセサリーとも調和する

受注生産の形で注文して、3ヶ月ほどかけて到着。一つ一つ、マドリッドの自社工房で、手仕事で仕上げているのです。いざ届いてみた第一声は、「おかえり〜！」の一言。見た目の割には重すぎず、ちょうど良い安定感があるボリュームで、不思議と“しっくり来る”のです。インパクトのあるデザインですが、手持ちの他のアクセサリーとも馴染むことにも驚き。それはまるで、ガウディの建築がスペインの街並みに自然に溶け混んでいるかのよう。前衛的ながらもナチュラルな空気感を醸し出しています。

ジュエリーの力って、不思議ですよね。いつも身近な存在だからこそ、自分の分身かのようにも感じるし、守護神のようにも思える。このリングは私にとって、インスピレーションの翼のようなもの。毎日を共にしていきたいと思います！