3年半ぶりのドームツアーで抱いた感情
NiziU
──まずは、6月のドームツアーお疲れ様でした。ソロステージやオーケストラ演奏に乗せたパフォーマンスなど、見応えたっぷりの内容に魅せられました。前回のインタビュー では意気込みを語っていただきましたが、実際にステージに立ってどんな思いを抱きましたか?
MAKO 3年半ぶりにドームに立たせていただいたのですが、前回は抱けなかった感情を新たに感じることができました。前回のドーム公演はコロナ禍だったので、WithU(NiziUファンの呼称)の皆さんの歓声を聞けなかったことが心残りだったんです。今回は皆さんの声を聞けてすごく嬉しかったですし、ドームというステージの大きさと、温かさを改めて感じることができたツアーになったと思います。
──セットリストには、メンバーの皆さんの意見が反映されていたそうですね。
MAYA はい! 5周年イヤー、そしてベストアルバム『Portfolio』のリリースも控えたタイミングのドーム公演だったので、懐かしい楽曲から最新曲まで、NiziUの魅力をギュッと詰め込んだようなセットリストにしたいと思い、みんなで考えました。ファンの皆さんから「あの曲が聴けてうれしかった」などの感想を直接聞くことができたので、とても達成感がありましたね。
6年ぶりの「Make you happy」Music Video撮影は難航?
──『Portfolio』の発売に合わせて、2020年6月にリリースされたプレデビュー曲「Make you happy」の“2026ver.”MVも公開されました。6年前の姿を再現するような映像にエモーショナルな気持ちになりましたが、撮影はいかがでしたか?
MAKO 背中を見せるイントロシーンの撮影は、6年前の映像と照らし合わせながら、角度までしっかり揃えて撮影したんです。「もうちょっと上!」「そう、そのくらい!」と、細かく調整して(笑)。けっこう時間が掛かったし、難しかったですね。
MIIHI 6年の間に、自分の中で知らぬ間にクセが付いてしまっていたのか……私は何度も撮り直しました(笑)。
RIMA (笑)。サビの“縄跳びダンス”はモニターで確認するたびに「みんなすごく大人になったな……」としみじみ感じました。同じ振付、同じ音源なのに、それぞれの個性がより見えるようになっていて。成長を実感できて、すごく感動しましたね。
AYAKA これまでに発表してきた楽曲のMV衣装を再現しているシーンもあるんです。私たちの6年間の思い出がたくさん詰まった作品になっているので、観てくれる方もきっと、1年目からのNiziUの軌跡を感じてくれると思います。
──デビュー当時の皆さんが今のNiziUを見たら、どんな部分に驚くと思いますか?
NINA 個人的には、精神的な成長かな。当時は芸能界をすごく大人の世界だと思っていて、自分もそこにいるだけで大人になれた気がしていたんです。でも、まだ14歳なのに(笑)。今の自分を見たら、「こんなふうに成長できるんだ」と驚くと思います。
MAKO みんな表現の振り幅が広がったと思いますし、デビュー当時にはできなかった表情なども表現できているので、そうした面ですごく成長を感じますね。
MAYUKA 私たちも積極的に意見を出して、「NiziUとして1つの作品を作り上げよう」という意識がすごく高まったと思います。当時の私たちが見たら、「そんなところまで自分たちでやってるんだ!」と驚くんじゃないかな。
全員が20代に突入してからの変化
NiziU
──6年間を振り返って、NiziUにとってターニングポイントになったのはいつ頃だと思いますか?
MAYA 全員が20歳に突入した、2025年の初めくらいだと思います。その心境や葛藤を歌った「YOAKE」をリリースしたことが大きな転換点でした。そこから1人ひとりが自立して、NiziUに対しての考えも深まった気がします。グループの絆もさらに強くなり、「もっとこうしたい」「より良いものをみんなで作ろう」という意識が高まった気がします。
RIKU 確かに。20歳になって一気に大人の世界に踏み込んだ感覚があって。「子供のままじゃダメだ」と各々が考えることで、与えられたものを表現するだけではなく、「自分がどう見せたいか」を大事にするようになりました。今までは口に出さなかったことも会社の方に相談するようになり、コミュニケーションの大切さを学びましたし、お互いをさらに知ることで、スタッフさんも含めてNiziUチーム全員でレベルアップできた実感がありますね。
──難しい質問かもしれませんが……NiziUのこれまでの約6年間を、一言で表現するとしたら?
MAKO うーん……“絆の結晶”です。さっきRIKUが言った通り、メンバーはもちろん、スタッフさん、そしてWithUも含め、NiziUの周りにいらっしゃるすべての皆さんとの絆を築いて、たくさん助けていただいたおかげでここまで来られたので。その絆によって『Portfolio』は作られていると思います。
──では、最近そんな“絆”を特に感じた瞬間を教えてください。
MAYA ライブの前にはいつも、スタッフさんやダンサーさん、バンドメンバーの皆さんと円陣を組むんです。メンバーだけじゃなくステージを作ってくださる皆さんとも一緒に「ファイティン!」と声を揃える瞬間は、とても強い絆を感じます。
MIIHI メンバーと盛り上がったエピソードといえば……ドーム公演ではそれぞれソロ曲を披露したんですけど、MAYAの「Marionette」という曲の再現が流行りました。MAYAがダンサーさんにリフトしてもらうパートを楽屋で真似して、「次は私!」「私もやりたい!」と、順番に持ち上げてもらって。みんなでわちゃわちゃと盛り上がりました(笑)。
RIMA 騎馬戦みたいになってたよね(笑)。
RIKU 動画も撮ったし、楽しかったなあ!
──ぜひその動画をどこかでアップしてほしいです!
MIIHI はい、どこかでお見せしたいです!(笑) そんなふうに楽屋でワイワイとみんなで楽しむ姿は、デビューした頃から変わらないなとしみじみ思いました。
──5周年イヤーを駆け抜けたNiziUが、今後目指すものは?
MAKO 2023年にZOZOマリンスタジアムで初の単独スタジアム公演(『NiziU Live with U 2023 “COCO! nut Fes.” -Stadium Special-』)を行ったんですが、やっぱりまた、スタジアムの舞台に立ちたいです。
MIIHI 個人的にも野外のライブが大好きだし、あのときのZOZOマリンスタジアムの記憶がすごく鮮明に残っていて。WithUの皆さんも待ってくれていると思うので、スタジアム公演はまた実現させたいですね。
MAKO それをひとつの目標にしつつ……メンバーそれぞれが楽しく健康に過ごして、これからも高い目標を持ち、もっとたくさんの方にNiziUの音楽を届けていきたいです。
──未来の自分たちに伝えたいことは?
NINA 初心を忘れず、当たり前のことを大切にしながら、これからもしっかりコミュニケーションを取っていてほしいです。メンバーそれぞれが自信を持って楽しく健康に活動できていたら、きっとNiziUも幸せだと思います。
──期待も込めた勝手な想像ですが……NiziUは何年経っても、一緒に仲良く活動し続けている姿が容易にイメージできます。
MAYUKA (深く頷きながら)今と同じように、ずっと仲良く活動していると思いますし、もっともっと最強のグループになりたいです。
これまでのNiziUの歩みが詰め込まれたベストアルバム『Portfolio』。収録曲の中で特に注目してほしい楽曲とパートは?
MAKO
MAKO 「CLAP CLAP」はコロナ禍に作られた楽曲で、ライブでは皆さんと一緒にクラップして盛り上がります。力強くてカッコいい曲で、「鳴らせ」とサビが始まった瞬間に自分も気合いが入りますし、カッコいいNiziUをお見せできるので大好きな曲です!
MAYA
MAYA 「Take a picture」はこれまでにライブやフェスでもたくさん披露してきた楽曲ですが、サビでメンバーが煽り、観客の皆さんと「1、2、3」と声を揃えて一緒に盛り上がるのが定番。ライブを重ねる中ですごく華やかになった印象がありますし、個人的には一番思い出が詰まっていて、いろいろと思い出すことが多い楽曲です。
RIKU
RIKU 「RISE UP」のブリッジで歌う高音パートは、ライブで披露するといつも会場がワッと盛り上がってくれてうれしいです。私の武器でもあるパワフルな歌声を発揮できるパートですね。この曲をリリースするまでのNiziUは可愛らしいイメージが強かったけど、「RISE UP」ではガラリと変わり、ダークでカッコいいイメージを表現しました。NiziUの新境地を楽しんでもらえる楽曲だと思います。
AYAKA
AYAKA 私は「♡Emotion」。この曲を一言で表現するなら「多幸感」だと思うんですが、私のイメージにも近いものがある気がして、自分にぴったりな曲だと思っています。2番で横を見る振付は、パフォーマンス中に観客の皆さんとアイコンタクトできるんですが、その瞬間が大好きです。
MAYUKA
MAYUKA 「Memories」で「やりたいことは全部やろう 今しかないの 今が大事」というラップパートを担当しているんですが、これは私のモットーをそのまま表したリリックなんです。生きるうえで私は「時間は無限ではないから、本当にやりたいことをやろう」という考え方を大事にしていて。歌っていてすごく好きなパートですし、皆さんにもこんな思いで自分の人生を楽しんでいただきたいな……という思いを込めて歌っています。
RIMA
RIMA 「Step and a Step」の「Don't get lost さぁ Don't worry 信じて Victory 君なら You'll be okay / Just because 誰も見ない 君だけの未来 いつだって Never too late」というラップパート。デビュー当時からこの歌詞に私自身も救われてきましたし、ファンの皆さんも好きだと言ってくださる大事なパートです。このラップを歌うときはひときわ気持ちが入るし、ダンスもここからグッと激しくなるので、踊っていても楽しいです!
MIIHI
MIIHI 「SWEET NONFICTION」の最後にある「この恋にありがとう」というパートに注目してほしいです! キューピッドの矢を放つ振付には可愛らしさが詰まっていますし、最後のパートは特にその振付が見やすいと思うので、お気に入りですね。個人的にすごく好きな楽曲で、私が作家になってみんなのキャラクターを考えるようなMVの撮影も楽しかったです。
NINA
NINA 「COCONUT」の最後のサビで「COCO!」と叫ぶパートがあるのですが、そこはいつも楽しいし、レコーディングでもテンションを上げて歌った思い出が鮮明に残っていて。私の明るい歌声を一番よく感じられるパートだと思います!
──本日はRIOさんがお休みですが、皆さんがRIOさんの魅力がよく出ていると思う楽曲と、担当パートも教えてください。
MAYUKA 「LOVE LINE」の「せい せい」と合いの手を入れるようなパートは、RIOの声や普段のかわいい性格が活かされていて、よく似合っていると思います!
NINA 「SWEET NONFICTION」の「What?」「Oh,no」もそうだね。セリフのようなパートは、RIOの魅力がよく引き立つ。パフォーマンス中に見せる可愛い表情もすごく魅力的なので、ぜひ注目してほしいです!