【さくらももこ展】のグッズが可愛い♡ マンガを読みながら、しぞ〜かおでんに舌鼓

生まれて初めて触れたエッセイがさくらももこさんの『もものかんづめ』で、マンガが『コジコジ』(わずかに遅れて『ちびまる子ちゃん』を図書館で読んでいました)でした。特に『もものかんづめ』は引っ越す時も必ず持参するお気に入り。学生時代のアルバイトの話から、祖父や両親をはじめとした心温まる&ユーモアのある家族の話まで幅広く掲載されています。なかでも「乙女のバカ心」というエピソード(“推し”である芸能人に夢中になった話が書かれているのですが、そのエネルギッシュさは、現代の“推し活”ブームに負けない熱量!)が大好きです。アニメは毎週欠かさず見ていましたし、幼少期の思い出を語る際にはなくてはならないのが、さくらももこさんとその作品です。そんなある時、友人から「さくらももこ展」が開催されるというニュースを聞いた時は感激! 現在、横浜のそごう美術館で絶賛開催中(2023年5月28日まで。その後全国を順次巡回予定)ということで、早速行ってきました。

「さくらももこ展」
横浜・そごう美術館で5月28日まで開催中。その後全国を巡回していく予定です!

会場では、さくらももこさんの半生を振り返りながら、マンガ家、エッセイスト、そして一人の女性として生きた姿をご自身の作品と、私物(友人・知人との写真や、収集していた民芸品など。これが個性が爆発しており、また面白いんです)が一緒に展示されています。コンパクトなスペースながら、展示内容の密度は凄まじく、つい時間が経つのを忘れてしまいました。元来、せっかちなもので、展示などゆっくり見るのが苦手なのですが、この「さくらももこ展」は1時間強滞在してしまっていました。

 そして展示に足を運んだ記念として、やっぱり外せないのがお土産コーナー! どれもファン心をくすぐる魅力的なものばかりですが、ときめいたのがこちら。

「さくらももこ展」のおでん
¥2,200。りぼんコミックスの形状の箱に胸キュンです!

さくらももこさんも大好きだったという、静岡おでん。今回の展示に合わせて、「天神屋」とのコラボレーションで生まれたのがこの「しぞ〜かおでん」です! 『ちびまる子ちゃん』の作中にもたびたび駄菓子屋が登場しますが、さくらももこさんの出身地である静岡の駄菓子屋では、菓子類だけでなく、おでんがよく販売されていたとか。現在のコンビニ的な存在でしょうか。友人と学校帰りにおでんを食べたりするのかな〜と思うと、とても楽しそうです。

「さくらももこ展」のおでん
タネを説明するコーナーや、さくらももこさんとおでんについてのコメントもじっくり読んでしまいました。

りぼんコミックスの箱を開けると、「天神屋」渾身のタネの紹介コーナーも。関東でも鉄板のメニューもありますが、ガツやイカの姿あげは初体験。

「さくらももこ展」のおでん
食べる直前にだし粉と青のりをふりかけます。

皿に盛るとわかるのですが、結構なボリューム。タネ一個一個が本当に大きい! 今回初めて静岡おでんなるものを食べたのですが、普段食べているものよりも味がやや濃いめ。各店に伝わる継ぎ足しの黒い出汁で煮ること、そして青のり×だし粉をかけて食べるのも特長です。しっかり煮込んだ大根は味がしみしみで、ほろほろ。崩れかけているほど柔らかくなっていて、最高に美味しかったです。展示の図録を眺めながら、「さくらももこさんもこれを学校帰りに、食べながら帰ったのかな〜」と思いを馳せつつ、一人で完食! おでんのための静岡旅行とかも楽しそうですよね。 他にも展示会場にはグッズがたくさんあったのでぜひチェックしてくださいね。

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エディターHORIE

ファッションとビューティ担当。K-POPを始めとする韓国カルチャーにお熱。茶碗蒸しと無花果の香りが好き。
実家で暮らす柴犬が親友です。

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